レビ記 1

焼き尽くす献げ物 1 主は臨在の幕屋から、モーセを呼んで仰せになった。 2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。あなたたちのうちのだれかが、家畜の献げ物を主にささげるときは、牛、または羊を献げ物としなさい。 3 牛を焼き尽くす献げ物とする場合には、無傷の雄をささげる。奉納者は主に受け入れられるよう、臨在の幕屋の入り口にそれを引いて行き、 4 手を献げ物とする牛の頭に置くと、それは、その人の罪を贖う儀式を行うものとして受け入れられる。 5 奉納者がその牛を主の御前で屠ると、アロンの子らである祭司たちは血を臨在の幕屋の入り口にある祭壇の四つの側面に注ぎかけてささげる。 6 奉納者が献げ物とする牛の皮をはぎ、その体を各部に分割すると、 7 祭司アロンの子らは祭壇に薪を整えて並べ、火をつけてから、 8 分割した各部を、頭と脂肪と共に祭壇の燃えている薪の上に置く。 9 奉納者が内臓と四肢を水で洗うと、祭司はその全部を祭壇で燃やして煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。 10 羊または山羊を焼き尽くす献げ物とする場合には、無傷の雄をささげる。 11 奉納者がそれを主の御前にある祭壇の北側で屠ると、アロンの子らである祭司たちは血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。 12 奉納者がその体を各部に分割すると、祭司は分割した各部を、頭と脂肪と共に、祭壇の燃えている薪の上に置く。 13 奉納者が内臓と四肢を水で洗うと、祭司はその全部をささげ、祭壇で燃やして煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。 14 鳥を焼き尽くす献げ物として主にささげる場合には、山鳩または家鳩を献げ物とする。 15 祭司はそれを祭壇にささげ、祭壇で燃やして煙にする。まずその首をもぎ取って、血を祭壇の側面に絞り出す。 16 次に、餌袋とその中のものを取り除き、祭壇の東側の灰捨て場に捨てる。 17 それから翼を持って胴を引き裂くが、祭司はこれを裂き切らずに、祭壇の燃えている薪の上で煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/LEV/1-2bc72e93368850fe19f21ebc21ac24de.mp3?version_id=1819—

レビ記 2

穀物の献げ物 1 穀物の献げ物を主にささげるときは、上等の小麦粉を献げ物としなさい。奉納者がそれにオリーブ油を注ぎ、更に乳香を載せ、 2 アロンの子らである祭司たちのもとに持って行くと、祭司の一人がその中からオリーブ油のかかった上等の小麦粉一つかみと乳香全部を取り、しるしとして祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる宥めの香りである。 3 穀物の献げ物の残りはアロンとその子らのものである。これは、燃やして主にささげられたものの一部であるから、神聖なものである。 4 献げ物をかまどで焼いて穀物の献げ物とする場合は、酵母を使わずに、オリーブ油を混ぜて焼いた上等の小麦粉の輪形のパンか、オリーブ油を塗った酵母を入れない薄焼きパンとする。 5 献げ物を鉄板で焼いて穀物の献げ物とする場合は、酵母を使わずに、上等の小麦粉にオリーブ油を混ぜ、 6 それを幾つかの塊に分け、その上にオリーブ油を注ぐ。これが穀物の献げ物である。 7 献げ物を平鍋で蒸して穀物の献げ物とする場合は、上等の小麦粉にオリーブ油を混ぜて作る。 8 こうして作った穀物の献げ物を主のもとに携えて行き、祭司に手渡すと、祭司はそれを祭壇に供える。 9 祭司はこの穀物の献げ物から一部を取り分け、しるしとして祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる宥めの香りである。 10 穀物の献げ物の残りはアロンとその子らのものである。これは、燃やして主にささげられたものの一部であるから、神聖なものである。 11 主にささげる穀物の献げ物はすべて、酵母を入れて作ってはならない。酵母や蜜のたぐいは一切、燃やして主にささげる物として煙にしてはならないからである。 12 それらのものは、初物の献げ物として主にささげてもよいが、宥めの香りとして祭壇にささげてはならない。 13 穀物の献げ物にはすべて塩をかける。あなたの神との契約の塩を献げ物から絶やすな。献げ物にはすべて塩をかけてささげよ。 14 初穂の献げ物を主にささげる場合は、麦の初穂を火で炒ってひき割りにしたものを初穂の献げ物としてささげよ。 15 それにオリーブ油を注ぎ、乳香を加える。これが穀物の献げ物である。 16 祭司はオリーブ油のかかったひき割り麦の一部と乳香全部を、しるしとして燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる物である。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/LEV/2-761da6a3d3cd2c5a28f071c0e0cb9581.mp3?version_id=1819—

レビ記 3

和解の献げ物 1 献げ物を和解の献げ物とするときは、牛であれば、雄であれ雌であれ、無傷の牛を主にささげる。 2 奉納者が献げ物とする牛の頭に手を置き、臨在の幕屋の入り口で屠ると、アロンの子らである祭司たちは血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。 3 奉納者がこの牛を燃やして主にささげる和解の献げ物とする場合は、内臓を覆っている脂肪、内臓に付着するすべての脂肪、 4 二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、および腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉を取る。 5 アロンの子らはこれを、祭壇の燃えている薪の上の焼き尽くす献げ物と共に煙にする。これが燃やして主にささげる宥めの香りである。 6 献げ物を羊、山羊の群れから取って主に和解の献げ物とする場合は、雄であれ雌であれ、無傷のものをささげる。 7 羊を献げ物とする場合は、奉納者はそれを主の御前に引いて行き、 8 手を献げ物とする羊の頭に置き、臨在の幕屋の前で屠ると、アロンの子らは血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。 9 奉納者がこの羊を燃やして主にささげる和解の献げ物とする場合は、脂肪の部分、すなわち尾骨のところで切り取った脂尾全部、内臓を覆っている脂肪、内臓に付着するすべての脂肪、 10 二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、および腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉を取る。 11 祭司はこれを祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる食物である。 12 山羊を献げ物とする場合は、奉納者がそれを主の御前に引いて行き、 13 手をその頭に置き、臨在の幕屋の前で屠ると、アロンの子らはその血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。 14 奉納者がこの山羊を燃やして主にささげる献げ物とする場合は、内臓を覆っている脂肪、内臓に付着するすべての脂肪、 15 二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、および腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉を取る。 16 祭司はこれを祭壇で燃やして煙にする。これが宥めの香りとして、燃やしてささげる食物である。脂肪はすべて主のものである。 17 脂肪と血は決して食べてはならない。これはあなたたちがどこに住もうとも、代々にわたって守るべき不変の定めである。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/LEV/3-0b1069bfc9c85722687bff2841b6daba.mp3?version_id=1819—

レビ記 4

贖罪の献げ物 1 主はモーセに仰せになった。 2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。これは過って主の戒めに違反し、禁じられていることをしてそれを一つでも破ったときの規定である。 3 油注がれた祭司が罪を犯したために、責めが民に及んだ場合には、自分の犯した罪のために、贖罪の献げ物として無傷の若い雄牛を主にささげる。 4 まず牛を臨在の幕屋の入り口に引いて行き、主の御前に立ち、その頭に手を置き、主の御前で牛を屠る。 5 油注がれた祭司は牛の血を取って臨在の幕屋に携えて入り、 6 指を血に浸して、聖なる垂れ幕の前で主の御前に七度血を振りまく。 7 次に、血を臨在の幕屋の中にある香をたく祭壇の四隅の角に塗る。残りの血は、全部臨在の幕屋の入り口にある焼き尽くす献げ物の祭壇の基に流す。 8 その後、献げ物とする牛から脂肪を全部切り取る。内臓を覆っている脂肪、内臓に付着するすべての脂肪、 9 二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、および腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉を、 10 和解の献げ物の牛の場合と同じようにして切り取って、焼き尽くす献げ物の祭壇で燃やして煙にする。 11 雄牛の皮、肉、頭、四肢、内臓、胃の中身は、 12 ことごとく宿営の外の清い場所である焼却場に運び出し、燃える薪の上で焼き捨てる。これは焼却場で焼き捨てられねばならない。 13 イスラエルの共同体全体が過ちを犯した場合、そのことが会衆の目にあらわにならなくても、禁じられている主の戒めを一つでも破って責めを負い、 14 その違反の罪に気づいたときは、会衆は若い雄牛を贖罪の献げ物としてささげ、それを臨在の幕屋の前に引いて行く。 15 共同体の長老たちは主の御前に立って牛の頭に手を置き、主の御前でその牛を屠る。 16 油注がれた祭司は牛の血を取って、臨在の幕屋に携えて入り、 17 指を血に浸し、垂れ幕の前で主の御前に七度血を振りまく。 18 次に、血を臨在の幕屋の中の主の御前にある祭壇の四隅の角に塗り、残りの血は全部、臨在の幕屋の入り口にある焼き尽くす献げ物の祭壇の基に流す。 19 脂肪はすべて切り取って、祭壇で燃やして煙にする。 20 方法は祭司の贖罪の献げ物の雄牛の場合と同じである。祭司がこうして罪を贖う儀式を行うと、彼らの罪は赦される。 21 雄牛の残骸は宿営の外に運び出して、さきの祭司の雄牛の場合と同じ仕方で焼却する。これが会衆の贖罪の献げ物である。 22 共同体の代表者が罪を犯し、過って、禁じられている主なる神の戒めを一つでも破って責めを負い、 23 犯した罪に気づいたときは、献げ物として無傷の雄山羊を引いて行き、 24 その頭に手を置き、主の御前にある焼き尽くす献げ物を屠る場所でそれを屠る。これが贖罪の献げ物である。 25 祭司は献げ物とする雄山羊の血を指につけて、焼き尽くす献げ物の祭壇の四隅の角に塗り、残りの血はその祭壇の基に流す。 26 脂肪はすべて和解の献げ物の脂肪の場合と同じように、祭壇で燃やして煙にする。祭司がこうして彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。 27 一般の人のだれかが過って罪を犯し、禁じられている主の戒めを一つでも破って責めを負い、 […]

レビ記 5

1 だれかが罪を犯すなら、すなわち、見たり、聞いたりした事実を証言しうるのに、呪いの声を聞きながらも、なおそれを告げずにいる者は、罰を負う。 2 汚れた野獣、家畜、爬虫類の死骸など汚れたものに気づかずに触れるならば、その人は汚れ、責めを負う。 3 いかなる種類の汚れであれ、人体から生じる汚れに気づかずに触れるならば、それを知るようになったとき、責めを負う。 4 悪いことについてであれ、善いことについてであれ、どのような事柄についてであっても、軽はずみな誓いが立てられるようなことに関して、軽はずみな誓いを立てたならば、それを知るようになったとき、責めを負う。以上のいずれかに関して、 5 責めを負うときには、彼はその罪を犯したことを告白し、 6 犯した罪の代償として、群れのうちから雌羊または雌山羊を取り、贖罪の献げ物として主にささげる。祭司は彼のためにその犯した罪を贖う儀式を行う。 7 貧しくて羊や山羊に手が届かない場合、犯した罪の代償として二羽の山鳩または二羽の家鳩、すなわち一羽を贖罪の献げ物として、もう一羽を焼き尽くす献げ物として、主にささげる。 8 彼がそれを祭司のもとに携えて行くと、祭司は初めに贖罪の献げ物の鳩を祭壇にささげる。まずその首をひねり、胴から離さずにおく。 9 次に、贖罪の献げ物の血を祭壇の側面に振りまき、残りの血を祭壇の基に絞り出す。これが贖罪の献げ物である。 10 次いで、もう一羽の鳩を焼き尽くす献げ物として規定に従ってささげる。祭司が、こうしてその人のために犯した罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。 11 貧しくて二羽の山鳩にも二羽の家鳩にも手が届かない場合は、犯した罪のために献げ物として小麦粉十分の一エファを携えて行き、贖罪の献げ物とする。それにオリーブ油を注いだり、乳香を載せたりしてはならない。それは贖罪の献げ物だからである。 12 彼がそれを祭司のもとに携えて行くと、祭司はその中からしるしとして一つかみ取り、祭壇で燃やして主にささげる献げ物に載せて、燃やして煙にする。これが贖罪の献げ物である。 13 だれかが罪を犯した場合、以上のいずれかに従って、祭司が彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。残りは穀物の献げ物の場合と同じく、祭司のものである。 賠償の献げ物 14 主はモーセに仰せになった。 15 主にささげるべき奉納物のどれかを過ってささげず、主を欺いて罪を犯した場合、その償いとして、聖所で定められた支払額に相当する無傷の雄羊を群れから取って、主にささげ、賠償の献げ物とする。 16 彼はささげるのを怠った奉納物に五分の一の割り増し分を加えて祭司に渡す。祭司がその賠償の献げ物の雄羊をもって彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。 17 過ちを犯し、禁じられている主の戒めを一つでも破った場合、それを知らなくても、責めを負い、罰を負う。 18 彼は、相当額の無傷の雄羊を群れから取り、祭司のところに引いて行き、賠償の献げ物とする。祭司が彼のために、彼が過って犯した過失を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。 19 これが賠償の献げ物である。彼は主に対して賠償の責めを負っていたからである。 20 主はモーセに仰せになった。 21 主を欺き、友人を偽る罪を犯した場合、すなわち預り物、共同出資品、盗品を着服または横領し、 22 あるいは紛失物を着服しておきながら、その事実を偽り、人たるものがそれをしたら罪となりうることの一つについて偽り誓うなら、 23 すなわちこのような罪を犯すならば、彼はその責めを負い、その盗品、横領品、共同出資品、紛失物、 24 あるいは、その他彼が偽り誓ったものが何であれ、すべて返さねばならない。彼はそれを完全に賠償し、おのおのの場合につき五分の一を追加する。責めを負うときは、一日も早く所有者に支払わねばならない。 25 それから彼は償いとして、相当額の無傷の雄羊を群れから取って、主にささげ賠償の献げ物とする。 26 祭司が彼のために主の御前で罪を贖う儀式を行うと、責めを負ったすべてのことに赦しが与えられる。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/LEV/5-9c0df98c3e823259e78b8883426df97e.mp3?version_id=1819—

レビ記 6

各種の献げ物の施行細則 1 主はモーセに仰せになった。 2 アロンとその子らに命じて言いなさい。焼き尽くす献げ物についての指示は次のとおりである。焼き尽くす献げ物は祭壇の炉の上に夜通し、朝まであるようにし、祭壇の火を燃やし続ける。 3 朝、祭司は亜麻布の衣服を着け、亜麻布のズボンをはいて肌を隠し、祭壇の上で燃やした献げ物の燃え滓を祭壇の端にかき寄せ、 4 別の衣服に着替え、燃え滓を宿営の外の清い場所に運び出す。 5 祭壇の上の火は絶やさず燃やし続ける。祭司は朝ごとに薪をくべ、その上に焼き尽くす献げ物を並べ、更にその上に和解の献げ物の脂肪を置き、燃やして煙にする。 6 祭壇の上の火は常に絶やさず燃やし続ける。 7 穀物の献げ物についての指示は次のとおりである。アロンの子らはそれを祭壇で主の御前にささげ、 8 穀物の献げ物の上に置かれたオリーブ油のかかった上等の小麦粉一つかみと乳香の全部を取り、しるしとして祭壇で燃やして主を宥める香りとする。 9 残りの分はアロンとその子らが食べる。それを酵母を入れないパンにし、しかも聖域、つまり臨在の幕屋の庭で食べねばならない。 10 このパンは酵母を入れて焼いてはならない。これは燃やしてささげた残りであって、わたしが彼らの分け前として与えたものであり、贖罪および賠償の献げ物と同じく、神聖なものである。 11 アロンの子らのうち男子は皆、それを食べることができる。この燃やして主にささげる物の残りは永久に彼らに与えられた分である。これに触れる者はすべて聖なるものとなる。 12 主はまたモーセに仰せになった。 13 アロンが油注がれて職に任ぜられる日、アロンとその子らが主にささげる献げ物は次のとおりである。上等の小麦粉十分の一エファを日ごとの穀物の献げ物とし、半分を朝、残り半分を夕方にささげる。 14 それは鉄板の上でオリーブ油を使って作る。すなわち、よく練り、何個かにちぎって焼き、献げ物としてささげ、主を宥める香りとする。 15 油注がれたアロン系の祭司がこれをささげる。これは不変の定めであり、それを主のために完全に燃やし尽くして煙にする。 16 祭司自身の穀物の献げ物はすべて完全に燃やし尽くすべきであり、それを食べることは許されない。 17 主はまたモーセに仰せになった。 18 アロンとその子らに告げてこう言いなさい。贖罪の献げ物についての指示は次のとおりである。贖罪の献げ物は、焼き尽くす献げ物を屠る場所で主の御前に屠る。これは神聖なものである。 19 この贖罪の献げ物は、それをささげる祭司が聖域、つまり臨在の幕屋の庭で食べる。 20 この献げ物の肉に触れる者はすべて聖なるものとなる。また、この献げ物の血が、これを振りまく祭司の衣服にかかったならば、その衣服は聖域において洗い清めねばならない。 21 また、献げ物を煮るために用いた土鍋は打ち砕く。しかし青銅の鍋で煮る場合は、鍋を磨き、水でゆすぐ。 22 祭司の家系につながる男子は皆、これを食べることができる。それは神聖なものである。 23 しかし臨在の幕屋で行う、罪を贖う儀式のために血をささげられた動物の肉は食べることはできない。焼き捨てねばならない。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/LEV/6-23b752e3222d21a0a572604df5a46c26.mp3?version_id=1819—

レビ記 7

1 賠償の献げ物についての指示は次のとおりである。これは神聖なものである。 2 賠償の献げ物は焼き尽くす献げ物を屠る場所で屠る。血は祭壇の四つの側面に注ぎかける。 3 脂肪は全部切り取ってささげる。それは脂尾、内臓を覆っている脂肪、 4 二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉である。 5 祭司はこれを祭壇で燃やして主にささげ、煙にする。これが賠償の献げ物である。 6 祭司の家系につながる男子は皆、これを食べることができる。これは聖域で食べねばならない。これは神聖なものである。 7 贖罪の献げ物も賠償の献げ物も指示は同じであって、献げ物は罪を贖う儀式を執行する祭司のものである。 8 祭司がある人の焼き尽くす献げ物をささげる場合、その皮は祭司のものである。 9 また、かまどで焼いたり、平鍋や鉄板で作られた穀物の献げ物はすべて、これをささげる祭司のものである。 10 穀物の献げ物は、オリーブ油を混ぜたものも乾いたものもすべて、アロンの子ら全員のものであり、公平に分け合わねばならない。 和解の献げ物の施行細則 11 主にささげる和解の献げ物についての指示は次のとおりである。 12 それを感謝の献げ物としてささげる場合、献げ物にする動物のほかに、オリーブ油を混ぜて焼いた小麦粉の輪形のパン、オリーブ油を塗った薄焼きパン、上等の小麦粉にオリーブ油を混ぜて練って輪形にした物をささげる。 13 奉納者はこの和解と感謝の献げ物のほかに、更に酵母を入れて作った輪形のパンをささげる。 14 彼はそれぞれの献げ物から一個ずつを奉納物として主にささげる。これは、献げ物の血を祭壇に注ぎかける祭司のものとなる。 15 和解と感謝の献げ物の肉はささげられた日に食べねばならない。一部でも、翌朝まで残してはならない。 16 和解の献げ物を満願の献げ物ないしは随意の献げ物としてささげる場合は、ささげた日にそれを食べ、翌日にもその残りを食べることができる。 17 しかしこの残りの肉は三日目には焼き捨てねばならない。 18 もし三日たった残りの肉を食べるならば、これをささげた者は神に受け入れられない。また献げ物は神への献げ物と見なされず、不浄なものとなる。この肉を食べた者はすべて、その罪を負わねばならない。 19 汚れたものに触れた肉は一切食べてはならない。これは焼き捨てねばならない。清い者はすべて肉を食べることができる。 20 しかし汚れた状態にある者が、主にささげられた和解の献げ物の肉を食べるならば、その人は自分が属する民から断たれる。 21 人体から生じた汚れであれ、汚れた動物、汚れた爬虫類であれ、何か汚れたものに触れた後に、主にささげられた和解の献げ物の肉を食べるならば、その人は自分が属する民から断たれる。 22 主はまたモーセに仰せになった。 23 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。牛、羊、山羊の脂肪を食べてはならない。 24 自然に死んだ動物や、野獣に殺された動物の脂肪は、いかなる用途に使ってもよいが、食べてはならない。 25 燃やして主にささげる物の脂肪を食べる者はすべて自分が属する民から断たれる。 26 あなたたちがどこに住もうとも、鳥類および動物の血は決して食用に供してはならない。 27 血を食用に供する者はすべて自分が属する民から断たれる。 […]

レビ記 8

祭司の聖別の任職式 1 主はモーセに仰せになった。 2 アロンとその子らに、祭服、聖別の油、贖罪の献げ物の雄牛一頭、雄羊二匹と酵母を入れないパンを入れた籠を携えて来させなさい。 3 また共同体全員を臨在の幕屋の入り口に召集しなさい。 4 モーセが主の命じられたとおりに行うと、共同体は臨在の幕屋の入り口に集まった。 5 モーセは共同体全員に向かって、これは主の命じられたことであると言った。 6 モーセはアロンとその子らを進み出させて、彼らを水で清めた。 7 そしてアロンに長い服を着せ、飾り帯を付け、上着を着せ、更にその上にエフォドを掛け、その付け帯で締めた。 8 次に胸当てを付けさせ、それにウリムとトンミムを入れた。 9 また頭にターバンを巻き、その正面に聖別の印の黄金の花を付けた。主がモーセに命じられたとおりである。 10 続いてモーセは聖別の油を幕屋とその中のすべてのものに注いで清め、 11 その油の一部を祭壇に七度振りまき、祭壇とすべての祭具、洗盤およびその台に注ぎかけて聖別した。 12 次に、聖別の油の一部をアロンの頭に注ぎ、彼を聖別し、 13 続いて主の命じられたとおり、モーセはアロンの子らを進み出させ、彼らに長い服を着せ、飾り帯を締め、頭にターバンを巻いた。 14 モーセが贖罪の献げ物の雄牛を引いて来させると、アロンとその子らは手を献げ物にする牛の頭に置いた。 15 モーセはそれを屠り、血を取って指で祭壇の四隅の角に塗って祭壇を清め、残りの血は祭壇の基に流した。モーセはこのように罪を贖う儀式により祭壇を聖別した。 16 次に、牛の内臓に付着するすべての脂肪、肝臓の尾状葉、脂肪に覆われた二つの腎臓を取り、モーセは祭壇の上で燃やして煙にした。 17 しかし牛のほかの部分、つまり皮、肉、胃の中身などは主の命じられたとおり、宿営の外で焼却した。 18 モーセが次に、焼き尽くす献げ物の雄羊を引いて来させると、アロンとその子らはその頭に手を置いた。 19 モーセはそれを屠り、血を祭壇の四つの側面に注ぎかけた。 20 次にその羊を各部に分割し、頭と分割した各部と脂肪を燃やし、 21 更に水で洗った内臓と四肢を祭壇で燃やして、雄羊全部を煙にした。これが主の命じられたとおりの焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。 22 モーセがもう一匹の雄羊を任職の献げ物として引いて来させると、アロンとその子らはその頭に手を置いた。 23 モーセはそれを屠り、その血の一部を取ってアロンの右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗った。 24 モーセは更にアロンの子らを進み出させ、血の一部を彼らの右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗った。そして血を祭壇の四つの側面に注ぎかけた。 25 次に、脂肪と脂尾と内臓に付着するすべての脂肪、肝臓の尾状葉と脂肪に覆われた二つの腎臓と右後ろ肢を切り取り、 26 更に主の御前に置いてある酵母を入れないパンの籠から、酵母を入れずに焼いた輪形のパン一個、オリーブ油を混ぜて作った輪形パン一個、薄焼きパン一個を取り、脂肪と右後ろ肢の上に置いた。 27 これらすべてをアロンとその子らの手にささげ持たせ、奉納物として主の御前にささげさせた。 […]

レビ記 9

アロンによる献げ物の初執行 1 八日目に、モーセはアロンとその子ら、およびイスラエルの長老たちを呼び集め、 2 アロンに言った。無傷の若い雄牛を贖罪の献げ物として、また同じく無傷の雄羊を焼き尽くす献げ物として、主の御前に引いて来なさい。 3 またイスラエルの人々にこう告げなさい。雄山羊を贖罪の献げ物として、無傷で一歳の雄の子牛と小羊を焼き尽くす献げ物として、 4 また雄牛と雄羊を和解の献げ物として主の御前にささげ、更にオリーブ油を混ぜた穀物の献げ物をささげなさい。今日、主はあなたたちに顕現される。 5 彼らがモーセに命じられたとおりの献げ物を臨在の幕屋の前に持って来ると、共同体全体は進み出て、主の御前に立った。 6 モーセは言った。これは主があなたたちに命じられたことであり、主の栄光があなたたちに現れるためなのである。 7 モーセはアロンに言った。祭壇に進み出て、あなたの贖罪の献げ物と焼き尽くす献げ物とをささげて、あなたと民の罪を贖う儀式を行い、また民の献げ物をささげて、彼らの罪を贖う儀式を行いなさい。これは主が命じられたことである。 8 アロンは祭壇に進み出て、自分の贖罪の献げ物として若い雄牛を屠った。 9 アロンの子らが血をアロンに手渡すと、彼は指を血に浸して祭壇の四隅の角に塗り、残りの血を祭壇の基に流した。 10 また献げ物の脂肪と腎臓と肝臓の尾状葉を、主がモーセに命じられたとおり、祭壇で燃やして煙にした。 11 しかしその肉と皮は宿営の外で焼却した。 12 アロンは次に、自分の焼き尽くす献げ物を屠った。アロンの子らが血を彼に渡すと、彼はそれを祭壇の四つの側面に注ぎかけた。 13 彼らが分割した献げ物の各部と頭を渡すと、彼は祭壇で燃やして煙にした。 14 アロンは内臓と四肢を洗って、祭壇の焼き尽くす献げ物の上に置き、燃やして煙にした。 15 その後、アロンは民の献げ物をささげた。すなわち民の贖罪の献げ物として雄山羊を取って屠り、さきに自分のためにしたと同じように、贖罪の儀式を行った。 16 次に、焼き尽くす献げ物の動物を引いて来て、規定に従ってささげた。 17 また穀物の献げ物をささげ、そのうちの一つかみを取り、朝の焼き尽くす献げ物に加えて祭壇で燃やして煙にした。 18 更に民の和解の献げ物として雄牛と雄羊を屠った。アロンの子らがその血を渡すと、彼はそれを祭壇の四つの側面に注ぎかけた。 19 また彼らが雄牛と雄羊の脂肪、すなわち脂尾、内臓を覆う脂肪、腎臓、肝臓の尾状葉を、 20 胸の肉に載せて祭壇に運ぶと、アロンはその脂肪を燃やして煙にした。 21 また胸の肉と右後ろ肢は、主がモーセに命じられたとおり主の御前に奉納物とした。 アロンの祝福 22 アロンは手を上げて民を祝福した。彼が贖罪の献げ物、焼き尽くす献げ物、和解の献げ物をささげ終えて、壇を下りると、 23 モーセとアロンは臨在の幕屋に入った。彼らが出て来て民を祝福すると、主の栄光が民全員に現れた。 24 そのとき主の御前から炎が出て、祭壇の上の焼き尽くす献げ物と脂肪とをなめ尽くした。これを見た民全員は喜びの声をあげ、ひれ伏した。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/LEV/9-c39c709f975fcff422b04f675bffa160.mp3?version_id=1819—

レビ記 10

祭司ナダブとアビフの違反 1 アロンの子のナダブとアビフはそれぞれ香炉を取って炭火を入れ、その上に香をたいて主の御前にささげたが、それは、主の命じられたものではない、規定に反した炭火であった。 2 すると、主の御前から火が出て二人を焼き、彼らは主の御前で死んだ。 3 モーセがアロンに、「『わたしに近づく者たちに、わたしが聖なることを示し、すべての民の前に栄光を現そう』と主が言われたとおりだ」と言うと、アロンは黙した。 4 モーセはアロンのおじウジエルの子、ミシャエルとエルツァファンを呼び寄せて、「進み出てきて、あなたのいとこたちを聖所から宿営の外に運び出せ」と命じた。 5 彼らは進み出て、モーセの命令に従い、祭服を着たままの二人を宿営の外に運び出した。 6 モーセは、アロンとその子エルアザルとイタマルに言った。髪をほどいたり、衣服を裂いたりするな。さもないと、あなたたちまでが死を招き、更に共同体全体に神の怒りが及ぶであろう。あなたたちの兄弟であるイスラエルの家はすべて、主の火によって焼き滅ぼされたことを悲しむがよい。 7 しかし、あなたたちは決して臨在の幕屋の入り口から出てはならない。さもないと死を招くことになる。あなたたちは主の聖別の油を注がれた身だからである。彼らはモーセの命じたとおりにした。 8 主はアロンに仰せになった。 9 あなたであれ、あなたの子らであれ、臨在の幕屋に入るときは、ぶどう酒や強い酒を飲むな。死を招かないためである。これは代々守るべき不変の定めである。 10 あなたたちのなすべきことは、聖と俗、清いものと汚れたものを区別すること、 11 またモーセを通じて主が命じられたすべての掟をイスラエルの人々に教えることである。 12 モーセはアロンと生き残ったエルアザルとイタマルに命じた。主に燃やしてささげた穀物の献げ物の残りで酵母を入れないパンを作り、祭壇の傍らで食べよ。それは神聖なものだからである。 13 それを聖域で食べよ。これは主に燃やしてささげたものの残りで、あなたとあなたの子らに与えられた分である。わたしはそう命じられている。 14 奉納物の胸の肉と献納物の右後ろ肢は、あなたとあなたと共にいるあなたの息子、娘が清い場所で食べることができる。これはイスラエルの人々がささげる和解の献げ物のうち、あなたとあなたの子らに与えられた分である。 15 献納物の右後ろ肢と奉納物の胸の肉は、燃やしてささげる脂肪と共に主の御前に奉納物とせよ。そうすれば、主が命じられたとおり、あなたとあなたと共にいる子らに永久に与えられた分となる。 16 モーセは贖罪の献げ物の雄山羊を捜し回ったが、既に燃やし尽くされていた。モーセは怒って、生き残ったアロンの子エルアザルとイタマルに問いただした。 17 「なぜ贖罪の献げ物を聖域で食べなかったのか。あれは神聖なものであり、共同体の罪を取り除き、主の御前で彼らの罪を贖う儀式を行うためにあなたたちに与えられたものである。 18 あなたたちは、血を聖所に持って行かなかったのだから、命じられたとおりに、聖所の中で食べるべきであった。」 19 アロンはモーセに答えた。「確かにあの者たちは今日、贖罪の献げ物と焼き尽くす献げ物を主の御前にささげました。しかし、わたしにこのようなことが起きてしまいました。わたしが今日、贖罪の献げ物を食べたとしたら、果たして主に喜ばれたでしょうか。」 20 モーセはこれを聞いて納得した。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/LEV/10-72cfe44dafa63a61bd995480eeb82d7a.mp3?version_id=1819—