箴言 序 21

1 主の御手にあって王の心は水路のよう。主は御旨のままにその方向を定められる。 2 人間の道は自分の目に正しく見える。主は心の中を測られる。 3 神に従い正義を行うことは/いけにえをささげるよりも主に喜ばれる。 4 高慢なまなざし、傲慢な心は/神に逆らう者の灯、罪。 5 勤勉な人はよく計画して利益を得/あわてて事を行う者は欠損をまねく。 6 うそをつく舌によって財宝を積む者は/吹き払われる息、死を求める者。 7 神に逆らう者は自分の暴力に引きずられて行く。正義を行うことを拒んだからだ。 8 歩む道が曲がったりそれたりしていても/清く正しい行いをする人がある。 9 いさかい好きな妻と一緒に家にいるよりは/屋根の片隅に座っている方がよい。 10 神に逆らう者の欲望は悪に注がれ/その目は隣人をも憐れまない。 11 不遜な者を罰すれば、浅はかな者は知恵を得る。知恵ある人を目覚めさせるなら/彼は知識を得る。 12 神に従う人は逆らう者の家を識別し/神に逆らう者を災いに落とす。 13 弱い人の叫びに耳を閉ざす者は/自分が呼び求める時が来ても答えは得られない。 14 ひそかに贈り物をしておけば怒りはなだめられ/賄賂をふところに入れてやれば激怒も静まる。 15 裁きを行うことは、神に従う人には喜び/悪を行う者には滅び。 16 目覚めへの道から迷い出た者は死霊の集いに入る。 17 快楽を愛する者は欠乏に陥り/酒と香油を愛する者は富むことがない。 18 神に逆らう者は神に従う人の代償とされ/欺く者は正しい人の身代金にされる。 19 いさかい好きで怒りっぽい妻といるよりは/荒れ野に座っている方がよい。 20 知恵ある人の住まいには望ましい宝と香油がある。愚か者はそれを呑み尽くす。 21 恵みと慈しみを追い求める人は/命と恵みと名誉を得る。 22 知恵ある人はひとりで勇士たちの町に上り/その頼みとする砦を落とすこともできる。 23 自分の口と舌を守る人は/苦難から自分の魂を守る。 24 増長し、高慢な者、その名は不遜。高慢のかぎりを尽くす。 25 怠け者は自分の欲望に殺される。彼の手が働くことを拒むからだ。 26 欲望は絶えることなく欲し続ける。神に従う人は与え、惜しむことはない。 27 神に逆らう者のいけにえは忌むべきものだ。悪だくみがあってささげるのだから。 28 […]

箴言 序 22

1 名誉は多くの富よりも望ましく/品位は金銀にまさる。 2 金持ちと貧乏な人が出会う。主はそのどちらも造られた。 3 思慮深い人は災難が来ると見れば身を隠す。浅はかな者は通り抜けようとして痛い目に遭う。 4 主を畏れて身を低くすれば/富も名誉も命も従って来る。 5 曲がった道には茨と罠。そこから遠ざかる人は自分の魂を守る。 6 若者を歩むべき道の初めに教育せよ。年老いてもそこからそれることがないであろう。 7 金持ちが貧乏な者を支配する。借りる者は貸す者の奴隷となる。 8 悪を蒔く者は災いを刈り入れる。鞭は傲慢を断つ。 9 寛大な人は祝福を受ける/自分のパンをさいて弱い人に与えるから。 10 不遜な者を追い出せば、いさかいも去る。争いも嘲笑もやむ。 11 清い心を愛する人は唇に品位があり/王がその友となる。 12 主の目は知識を守り、欺きの言葉を滅ぼす。 13 怠け者は言う。「外には獅子がいる。町に出ればわたしは殺される。」 14 よその女の口は深い墓穴/主の憤りにふれた者はそこに陥る。 15 若者の心には無知がつきもの。これを遠ざけるのは諭しの鞭。 16 弱者を搾取して自分を富ませたり/金持ちに贈り物をしたりすれば、欠乏に陥る。 賢人の言葉 17 耳を傾けて賢人たちの言葉を聞け。わたしの知識に心を向けよ。 18 それをあなたの腹に納め/ひとつ残らず唇に備えておけば喜びを得る。 19 あなたが主に信頼する者となるように/今日、あなたに教えを与えよう。 20 わたしの意見と知識に従って三十句/あなたのために書きつけようではないか。 21 真理とまことの言葉をあなたに知らせるために/まことの言葉をあなたの使者に持ち帰らせよう。 22 弱い人を搾取するな、弱いのをよいことにして。貧しい人を城門で踏みにじってはならない。 23 主は彼らに代わって争い/彼らの命を奪う者の命を、奪われるであろう。 24 怒りやすい者の友になるな。激しやすい者と交わるな。 25 彼らの道に親しんで/あなたの魂を罠に落としてはならない。 26 手を打って誓うな、負債の保証をするな。 27 償うための物があなたになければ/敷いている寝床まで取り上げられるであろう。 […]

箴言 序 23

1 支配者と共に食卓に着いたなら/何に直面しているのかをよく理解せよ。 2 あなたが食欲おうせいな人間なら/自分の喉にナイフを突きつけたも同じだ。 3 供される珍味をむさぼるな、それは欺きのパンだ。 4 富を得ようとして労するな/分別をもって、やめておくがよい。 5 目をそらすや否や、富は消え去る。鷲のように翼を生やして、天に飛び去る。 6 強欲な者のパンを食べようとするな。供される珍味をむさぼるな。 7 彼はその欲望が示すとおりの人間だ。「食べるがよい、飲むがよい」と言っても/心はあなたを思ってはいない。 8 あなたは食べたものを吐き出すことになり/あなたが親切に言ったことも台無しになる。 9 愚か者の耳に語りかけるな/あなたの見識ある言葉を侮るだけだから。 10 昔からの地境を移してはならない。みなしごの畑を侵してはならない。 11 彼らを贖う神は強く/彼らに代わってあなたと争われるであろう。 12 あなたの心を諭しの言葉に/耳を知識の言葉に傾けよ。 13 若者を諭すのを控えてはならない。鞭打っても、死ぬことはない。 14 鞭打てば、彼の魂を陰府から救うことになる。 15 わが子よ、あなたの心が知恵を得れば/わたしの心は喜び祝う。 16 あなたの唇が公正に語れば/わたしのはらわたは喜び躍る。 17 罪人らのことに心を燃やすことはない/日ごと、主を畏れることに心を燃やすがよい。 18 確かに未来はある/あなたの希望が断たれることはない。 19 わが子よ、聞き従って知恵を得よ。あなたの心が道をまっすぐに進むようにせよ。 20 大酒を飲むな、身を持ち崩すな。 21 大酒を飲み、身を持ち崩す者は貧乏になり/惰眠をむさぼる者はぼろをまとう。 22 父に聞き従え、生みの親である父に。母が年老いても侮ってはならない。 23 真理を得よ、知恵も諭しも分別も手放すな。 24 神に従う人の父は大いに喜び躍り/知恵ある人の親は、その子によって楽しみを得る。 25 父が楽しみを得/あなたを生んだ母が喜び躍るようにせよ。 26 わが子よ、あなたの心をわたしにゆだねよ。喜んでわたしの道に目を向けよ。 27 遊女は深い墓穴、異邦の女は狭い井戸だ。 28 […]

箴言 序 24

1 悪者のことに心を燃やすな/彼らと共にいることを望むな。 2 悪者が心に思いめぐらすのは暴力。唇が語るのは労苦を引き起こすこと。 3 家は知恵によって築かれ、英知によって固く立つ。 4 知識は部屋を満たし、貴く喜ばしい財産となる。 5 知恵ある男は勇敢にふるまい/知識ある男は力を発揮する。 6 戦争には指揮する力が必要であり/勝利を得るためには作戦を練るべきだ。 7 無知な者に知恵は高尚すぎる。城門で口を開くべきではない。 8 悪意ある考えを持つ者は陰謀家と呼ばれる。 9 無知の謀は過ちとされる。不遜な態度は人に憎まれる。 10 苦難の襲うとき気力を失い、力を出し惜しみ 11 死に捕えられた人を救い出さず/殺されそうになっている人を助けず 12 「できなかったのだ」などと言っても/心を調べる方は見抜いておられる。魂を見守る方はご存じだ。人の行いに応じて報いを返される。 13 わが子よ、蜜を食べてみよ、それは美味だ。滴る蜜は口に甘い。 14 そのように、魂にとって知恵は美味だと知れ。それを見いだすなら、確かに未来はある。あなたの希望が断たれることはない。 15 神に逆らう者よ、神に従う人の住みかを狙うな。その憩いの場で暴力を振るうな。 16 神に従う人は七度倒れても起き上がる。神に逆らう者は災難に遭えばつまずく。 17 敵が倒れても喜んではならない。彼がつまずいても心を躍らせるな。 18 主がそういうあなたを見て不快とされるなら/彼への怒りを翻されるであろう。 19 悪事を働く者に怒りを覚えたり/主に逆らう者のことに心を燃やすことはない。 20 悪者には未来はない。主に逆らう者の灯は消える。 21 わが子よ、主を、そして王を、畏れよ。変化を求める者らと関係を持つな。 22 突然、彼らの不幸は始まる。この両者が下す災難を誰が知りえよう。 賢人の言葉 23 これらもまた、賢人の言葉である。裁判でえこひいきをするのは良くない。 24 罪ある者を正しいと宣言するなら/すべての民に呪われ、すべての国にののしられる。 25 罪ある者を懲らしめる人は喜ばれる。恵みと祝福がその上にある。 26 正しい答えをする人は、くちづけをする人。 27 外ではあなたの仕事を準備し、畑を整え/それから、家を築くがよい。 […]

箴言 序 25

ソロモンの箴言 1 これらもまた、ソロモンの箴言である。ユダの王ヒゼキヤのもとにある人々が筆写した。 2 ことを隠すのは神の誉れ/ことを極めるのは王の誉れ。 3 天の高さと地の深さ、そして王の心の極め難さ。 4 銀から不純物を除け。そうすれば細工人は器を作ることができる。 5 王の前から逆らう者を除け。そうすれば王位は正しく継承される。 6 王の前でうぬぼれるな。身分の高い人々の場に立とうとするな。 7 高貴な人の前で下座に落とされるよりも/上座に着くようにと言われる方がよい。何ごとかを目にしても 8 性急に争いの場に引き出そうとするな。そのため友人に嘲られることになったら/将来どうするつもりか。 9 自分のことについて友人と言い争うのはよいが/他人の秘密を漏らしてはならない。 10 それを聞いた人があなたを恥に落とし/あなたの悪評は去らないであろう。 11 時宜にかなって語られる言葉は/銀細工に付けられた金のりんご。 12 聞き分ける耳に与えられる賢い懲らしめは/金の輪、純金の飾り。 13 忠実な使者は遣わす人にとって/刈り入れの日の冷たい雪。主人の魂を生き返らせる。 14 雨雲が垂れこめ風が吹くのに雨が降らない。与えもしない贈り物について吹聴する人。 15 忍耐強く対すれば隊長も誘いに応じる。穏やかに語る舌は骨をも砕く。 16 蜂蜜を見つけたら欲しいだけ食べるがよい。しかし食べ過ぎて吐き出すことにならぬように。 17 友人の家に足を運ぶのはまれにせよ/飽きられ、嫌われることのないように。 18 こん棒、剣、鋭い矢/友人に対して偽証を立てる者。 19 悪い歯、よろめく足/苦難の襲うとき、欺く者を頼りにすること。 20 寒い日に衣を脱がせる者/ソーダの上に酢を注ぐ者/苦しむ心に向かって歌をうたう者。 21 あなたを憎む者が飢えているならパンを与えよ。渇いているなら水を飲ませよ。 22 こうしてあなたは炭火を彼の頭に積む。そして主があなたに報いられる。 23 北風は雨をもたらし/陰口をたたく舌は憤りの表情をもたらす。 24 いさかいの好きな妻と一緒に家にいるよりは/屋根の片隅に座っている方がよい。 25 渇いた喉に冷たい水、遠い地からの良い便り。 26 泉が踏み汚され、水源が荒らされる。神に従う人が神に逆らう者の前によろめく。 27 蜂蜜を食べ過ぎればうまさは失われる。名誉を追い求めれば名誉は失われる。 […]

箴言 序 26

1 夏の雪、刈り入れ時の雨のように/愚か者に名誉はふさわしくない。 2 鳥は渡って行くもの、つばめは飛び去るもの。理由のない呪いが襲うことはない。 3 馬に鞭、ろばにくつわ/愚か者の背には杖。 4 愚か者にはその無知にふさわしい答えをするな/あなたが彼に似た者とならぬために。 5 愚か者にはその無知にふさわしい答えをせよ。彼が自分を賢者だと思い込まぬために。 6 愚か者に物事を託して送る者は/足を切られ、不法を呑み込まされる。 7 愚か者の口にすることわざは/歩けない人の弱い足。 8 愚か者に名誉を与えるのは/石投げ紐に石を袋ごとつがえるようなものだ。 9 愚か者の口にすることわざは/酔っぱらいの手に刺さるとげ。 10 愚か者を雇い、通りすがりの人を雇うのは/射手が何でもかまわず射抜くようなものだ。 11 犬が自分の吐いたものに戻るように/愚か者は自分の愚かさを繰り返す。 12 自分を賢者と思い込んでいる者を見たか。彼よりは愚か者の方がまだ希望が持てる。 13 怠け者は言う/「道に獅子が、広場に雄獅子が」と。 14 扉はちょうつがいに乗って回転する。怠け者は寝床の上で寝返りを打つ。 15 怠け者は鉢に手を突っ込むが/口にその手を返すことをおっくうがる。 16 怠け者は自分を賢者だと思い込む/聡明な答えのできる人七人にもまさって。 17 通行人が自分に関係のない争いに興奮するのは/犬の耳をつかむようなものだ。 18 分別を失った者が、火矢を、死の矢を射る。 19 友人を欺く者はそれに等しい。しかも、「ふざけただけではないか」と言う。 20 木がなければ火は消える。陰口を言う者が消えればいさかいは鎮まる。 21 炎には炭、火には木/争いを燃え上がらせるのはいさかい好きな者。 22 陰口は食べ物のように呑み込まれ/腹の隅々に下って行く。 23 唇は燃えていても心に悪意を抱いている者は/混じりもののある銀で覆った土器のよう。 24 唇をよそおっていても憎悪を抱いている者は/腹に欺きを蔵している。 25 上品な声を出すからといって信用するな/心には七つの忌むべきことを持っている。 26 憎しみはごまかし隠しても/その悪は会衆の中で露見する。 27 穴を掘る者は自分がそこに落ち/石を転がせばその石は自分に返ってくる。 28 […]

箴言 序 27

1 明日のことを誇るな。一日のうちに何が生まれるか知らないのだから。 2 自分の口で自分をほめず、他人にほめてもらえ。自分の唇でではなく、異邦人にほめてもらえ。 3 石は重く、砂も目方がかかる。無知な者が不機嫌なのはどちらよりも重い。 4 憤りは残忍、怒りは洪水。ねたみの前に誰が耐ええようか。 5 あらわな戒めは、隠された愛にまさる。 6 愛する人の与える傷は忠実さのしるし/憎む人は数多くの接吻を与える。 7 飽き足りている人は蜂の巣の滴りも踏みつける。飢えている人には苦いものも甘い。 8 鳥が巣から飛び去るように/人もその置かれたところから移って行く。 9 香油も香りも心を楽しませる。友人の優しさは自分の考えにまさる。 10 あなたの友人、父の友人を捨てるな。災いの日に、あなたの兄弟の家には行くな。近い隣人は遠い兄弟にまさる。 11 わが子よ、知恵を得てわたしの心を楽しませよ。そうすれば/わたしを嘲る者に言葉を返すことができる。 12 思慮深い人は災難が来ると見れば身を隠す。浅はかな者は通り抜けようとして痛い目に遭う。 13 他国の者を保証する人からは着物を預かれ。他国の女を保証する人からは抵当を取れ。 14 友人への祝福も、早朝に大声でするなら/それは呪いと見なされる。 15 降りしきる雨の日に滴り続けるしずくと/いさかい好きな妻は似ている。 16 彼女を制する者は風をも制する。彼は香油をその右の手の力と呼ぶ。 17 鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される。 18 いちじくの番人はいちじくを食べる。主人を守る者は名誉を得る。 19 水が顔を映すように、心は人を映す。 20 陰府も滅びの国も飽き足りることがない。人間の目も飽き足りることがない。 21 銀にはるつぼ、金には炉。人は称賛によって試される。 22 無知な者を臼に入れて/穀物と共に杵でついても/無知は彼を去らない。 23 あなたの羊の様子をよく知っておけ。群れに心を向けよ。 24 財産はとこしえに永らえるものではなく/冠も代々に伝わるものではない。 25 草は刈り取られ、また青草が現れ/山々の牧草は集められる。 26 羊はあなたの着物となり/雄山羊は畑の代価となる。 27 雌山羊の乳はあなたのパン、一家のパンとなり/あなたに仕える少女らを養う。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/PRO/27-44d13b7b11f1ea170dc0715c6b6811ca.mp3?version_id=1819—

箴言 序 28

1 神に逆らう者は追う者もないのに逃げる。神に従う人は若獅子のように自信がある。 2 反乱のときには国に首領となる者が多く出る。分別と知識のある人ひとりによって安定は続く。 3 貧しい者が弱者を搾取するのは/雨が洗い流してパンがなくなるようなものだ。 4 教えを捨てる者は神に逆らう者を賛美し/教えを守る者は彼らと闘う。 5 悪を行う者らは裁きを理解しない。主を尋ね求める人々はすべてを理解する。 6 貧乏でも、完全な道を歩む人は/二筋の曲がった道を歩む金持ちより幸いだ。 7 教えを守るのは分別のある子。放蕩者と交わる者はその父を辱める。 8 利息、高利で財産を殖やす者は/集めても、弱者を憐れむ人に渡すことになろう。 9 教えに耳をそむけて聞こうとしない者は/その祈りも忌むべきものと見なされる。 10 正しい人を悪の道に迷い込ませる者は/自分の掘った穴に落ちる。無垢な人々は良い嗣業を受ける。 11 金持ちは自分を賢いと思い込む。弱くても分別ある人は彼を見抜く。 12 神に従う人々が喜び勇むと輝きは増し/神に逆らう者が興ると人は身を隠す。 13 罪を隠している者は栄えない。告白して罪を捨てる者は憐れみを受ける。 14 いかに幸いなことか、常に恐れを抱いている人。心の頑な者は苦難に陥る。 15 獅子がうなり、熊が襲いかかる。神に逆らう者が弱い民を支配する。 16 指導者に英知が欠けると搾取が増す。奪うことを憎む人は長寿を得る。 17 流血の罪の重荷を負う者は、逃れて墓穴に至る。だれも彼を援助してはならない。 18 完全な道を歩む人は救われる。二筋の曲がった道を歩む者は直ちに倒れる。 19 自分の土地を耕す人はパンに飽き足りる。空を追う者は乏しさに飽き足りる。 20 忠実な人は多くの祝福を受ける。富むことにはやる者は罰せられずには済まない。 21 人を偏り見るのはよくない。だれでも一片のパンのために罪を犯しうる。 22 貪欲な者は財産を得ようと焦る。やって来るのが欠乏だとは知らない。 23 人を懲らしめる者は/舌の滑らかな者より喜ばれる。 24 父母のものをかすめて/「これは罪ではない」と言う者は/滅ぼそうとたくらむ者の仲間だ。 25 貪欲な者はいさかいを引き起こす。主に依り頼む人は潤される。 26 自分の心に依り頼む者は愚か者だ。知恵によって歩む人は救われる。 27 貧しい人に与える人は欠乏することがない。目を覆っている者は多くの呪いを受ける。 28 […]

箴言 序 29

1 懲らしめられることが多いと人は頑固になる。彼は突然打ち砕かれ、もう癒すことはできない。 2 神に従う人が大いになると民は喜び/神に逆らう人が支配すると民は嘆く。 3 知恵を愛する人は父を喜ばせる。遊女を友とする者は財産を失う。 4 王が正しい裁きによって国を安定させても/貢ぎ物を取り立てる者がこれを滅ぼす。 5 友にへつらう者は/彼の一歩一歩に網を仕掛ける者。 6 悪を行う者は罪の罠にかかる。神に従う人は喜びの叫びをあげる。 7 神に従う人は弱者の訴えを認める。神に逆らう者はそれを認めず、理解しない。 8 不遜な者らが町に騒動を起こす。知恵ある人々は怒りを静める。 9 知恵ある人が無知な者と裁きの座で対すると/無知な者は怒り、嘲笑い、静まることがない。 10 無垢な人を憎み、その血を流そうとする者がある。正しい人々はその命を助けようとする。 11 愚か者は自分の感情をさらけ出す。知恵ある人はそれを制し静める。 12 支配者が偽りの言葉に耳を貸すなら/仕える人は皆、逆らう者となる。 13 貧しい人と虐げる者とが出会う。主はどちらの目にも光を与えておられる。 14 弱い人にも忠実な裁きをする王。その王座はとこしえに堅く立つ。 15 懲らしめの杖は知恵を与える。放任されていた子は母の恥となる。 16 神に逆らう者が多くなると罪も増す。神に従う人は彼らの滅びるさまを見るであろう。 17 あなたの子を諭すなら、安心していられる。彼はあなたの魂に楽しみを与える。 18 幻がなければ民は堕落する。教えを守る者は幸いである。 19 僕を言葉で諭すことはできない。理解したとしても、答えないであろう。 20 軽率に話す者を見たか。彼よりは愚か者にまだ望みがある。 21 僕を幼いときから甘やかしていると/後には手のつけられないものになる。 22 怒りやすい人はいさかいを引き起こし/激しやすい人は多く罪を犯す。 23 驕る者は低くされ/心の低い人は誉れを受けるようになる。 24 盗人にくみする者は自分の魂を憎む者/呪いが聞こえても黙っている。 25 人は恐怖の罠にかかる。主を信頼する者は高い所に置かれる。 26 支配者の御機嫌をうかがう者は多い。しかし、人を裁くのは主である。 27 神に従う人は悪を行う者を憎む。神に逆らう者は正しく歩む人を憎む。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/PRO/29-01f3714481c6f381356bf95366d9c4c0.mp3?version_id=1819—

箴言 序 30

アグルの言葉 1 ヤケの子アグルの言葉。託宣。この人は言う、神よ、わたしは疲れた。神よ、わたしは疲れ果てた。 2 まことに、わたしはだれよりも粗野で/人間としての分別もない。 3 知恵を教えられたこともなく/聖なる方を知ることもできない。 4 天に昇り、また降った者は誰か。その手の内に風を集め/その衣に水を包むものは誰か。地の果てを定めたものは誰か。その名は何というのか。その子の名は何というのか。あなたは知っているのか。 5 神の言われることはすべて清い。身を寄せればそれは盾となる。 6 御言葉に付け加えようとするな。責められて/偽る者と断罪されることのないように。 7 二つのことをあなたに願います。わたしが死ぬまで、それを拒まないでください。 8 むなしいもの、偽りの言葉を/わたしから遠ざけてください。貧しくもせず、金持ちにもせず/わたしのために定められたパンで/わたしを養ってください。 9 飽き足りれば、裏切り/主など何者か、と言うおそれがあります。貧しければ、盗みを働き/わたしの神の御名を汚しかねません。 10 僕のことを主人に中傷してはならない。彼はあなたを呪い、あなたは罪に定められる。 11 父を呪い、母を祝福しない世代 12 自分を清いものと見なし/自分の汚物を洗い落とさぬ世代 13 目つきは高慢で、まなざしの驕った世代 14 歯は剣、牙は刃物の世代/それは貧しい人を食らい尽くして土地を奪い/乏しい人を食らい尽くして命を奪う。 15 蛭の娘はふたり。その名は「与えよ」と「与えよ。」飽くことを知らぬものは三つ。十分だと言わぬものは四つ。 16 陰府、不妊の胎、水に飽いたことのない土地/決して十分だと言わない火。 17 父を嘲笑い、母への従順を侮る者の目は/谷の烏がえぐり出し、鷲の雛がついばむ。 18 わたしにとって、驚くべきことが三つ/知りえぬことが四つ。 19 天にある鷲の道/岩の上の蛇の道/大海の中の船の道/男がおとめに向かう道。 20 そうだ、姦通の女の道も。食べて口をぬぐい/何も悪いことはしていないと言う。 21 三つのことに大地は震え/四つのことに耐ええない。 22 奴隷が王となること/神を知らぬ者がパンに飽き足りること 23 憎むべき女が夫を持つこと/はしためが女主人を継ぐこと。 24 この地上に小さなものが四つある。それは知恵者中の知恵者だ。 25 蟻の一族は力はないが/夏の間にパンを備える。 26 岩狸の一族は強大ではないが/その住みかを岩壁に構えている。 27 いなごには王はないが/隊を組んで一斉に出動する。 […]