ヨブ記 27

1 ヨブは更に言葉をついで主張した。

2 わたしの権利を取り上げる神にかけて/わたしの魂を苦しめる全能者にかけて/わたしは誓う。

3 神の息吹がまだわたしの鼻にあり/わたしの息がまだ残っているかぎり

4 この唇は決して不正を語らず/この舌は決して欺きを言わない、と。

5 断じて、あなたたちを正しいとはしない。死に至るまで、わたしは潔白を主張する。

6 わたしは自らの正しさに固執して譲らない。一日たりとも心に恥じるところはない。

7 わたしに敵対する者こそ罪に定められ/わたしに逆らう者こそ不正とされるべきだ。

8 神に命を断たれ、魂を取り上げられるのだから/神を無視する者にどんな望みがあろうか。

9 災いが彼に臨むとき/その叫びを神は聞いてくださるだろうか。

10 全能者によって喜びを得/常に神を呼び求めることができるだろうか。

11 わたしがあなたたちに神の手の業を示し/全能者について隠さずに語ろう。

12 あなたたち自身、それを仰いだのに/なぜ、空しいことを繰り返すのか。

13 神に逆らう者が神から受ける分/暴虐な者が全能者から与えられる嗣業は/次のとおり。

14 たとえ多くの息子があっても、剣にかかり/子孫は食べ物にも事欠く。

15 残った者が死んで葬られても/やもめたちは泣くことすらしない。

16 土を盛るように銀を積み/粘土を備えるように衣服を備えても

17 その備えた衣服は正しい人が着/その銀は潔白な人の所有となる。

18 家を建てても、しみの巣のよう/番人の作る仮小屋のようなものだ。

19 寝るときには豊かであっても、それが最後/目を開けば、もう何ひとつない。

20 破滅が洪水のように彼を襲い/つむじ風が夜の間にさらう。

21 東風に運び去られて、彼は消えうせ/その住まいから吹き払われる。

22 神は彼に襲いかかり、許さない。御手から逃れようと彼はあがく。

23 神は彼に向かって手をたたき/その住まいから彼を吹き飛ばす。

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/27-992411cc99a61b7f0740a9107a861749.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 28

神の知恵の賛美

1 銀は銀山に産し/金は金山で精錬する。

2 鉄は砂から採り出し/銅は岩を溶かして得る。

3 人は暗黒の果てまでも行き/死の闇の奥底をも究めて鉱石を捜す。

4 地上からはるか深く坑道を掘り/行き交う人に忘れられ/地下深く身をつり下げて揺れている。

5 食物を産み出す大地も/下は火のように沸き返っている。

6 鉱石にはサファイアも混じり/金の粒も含まれている。

7 猛禽もその道を知らず/はげ鷹の目すら、それを見つけることはできない。

8 獅子もそこを通らず/あの誇り高い獣もそこを踏んだことはない。

9 だが人は、硬い岩にまで手を伸ばし/山を基から掘り返す。

10 岩を切り裂いて進み/価値あるものを見落とすことはない。

11 川の源をせき止め/水に隠れていたものも光のもとに出す。

12 では、知恵はどこに見いだされるのか/分別はどこにあるのか。

13 人間はそれが備えられた場を知らない。それは命あるものの地には見いだされない。

14 深い淵は言う/「わたしの中にはない。」海も言う/「わたしのところにもない。」

15 知恵は純金によっても買えず/銀幾らと価を定めることもできない。

16 オフィルの金も美しい縞めのうも/サファイアも、これに並ぶことはできない。

17 金も宝玉も知恵に比べられず/純金の器すらこれに値しない。

18 さんごや水晶は言うに及ばず/真珠よりも知恵は得がたい。

19 クシュのトパーズも比べられず/混じりない金もこれに並ぶことはできない。

20 では、知恵はどこから来るのか/分別はどこにあるのか。

21 すべて命あるものの目にそれは隠されている。空の鳥にすら、それは姿を隠している。

22 滅びの国や死は言う/「それについて耳にしたことはある。」

23 その道を知っているのは神。神こそ、その場所を知っておられる。

24 神は地の果てまで見渡し/天の下、すべてのものを見ておられる。

25 風を測って送り出し/水を量って与え

26 雨にはその降る時を定め/稲妻にはその道を備えられる。

27 神は知恵を見、それを計り/それを確かめ、吟味し

28 そして、人間に言われた。「主を畏れ敬うこと、それが知恵/悪を遠ざけること、それが分別。」

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/28-7016c4a529c395f8e835785601cb82cd.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 29

ヨブの嘆き

1 ヨブは言葉をついで主張した。

2 どうか、過ぎた年月を返してくれ/神に守られていたあの日々を。

3 あのころ、神はわたしの頭上に/灯を輝かせ/その光に導かれて/わたしは暗黒の中を歩いた。

4 神との親しい交わりがわたしの家にあり/わたしは繁栄の日々を送っていた。

5 あのころ、全能者はわたしと共におられ/わたしの子らはわたしの周りにいた。

6 乳脂はそれで足を洗えるほど豊かで/わたしのためには/オリーブ油が岩からすら流れ出た。

7 わたしが町の門に出て/広場で座に着こうとすると

8 若者らはわたしを見て静まり/老人らも立ち上がって敬意を表した。

9 おもだった人々も話すのをやめ/口に手を当てた。

10 指導者らも声をひそめ/舌を上顎に付けた。

11 わたしのことを聞いた耳は皆、祝福し/わたしを見た目は皆、賞賛してくれた。

12 わたしが身寄りのない子らを助け/助けを求める貧しい人々を守ったからだ。

13 死にゆく人さえわたしを祝福し/やもめの心をもわたしは生き返らせた。

14 わたしは正義を衣としてまとい/公平はわたしの上着、また冠となった。

15 わたしは見えない人の目となり/歩けない人の足となった。

16 貧しい人々の父となり/わたしにかかわりのない訴訟にも尽力した。

17 不正を行う者の牙を砕き/その歯にかかった人々を奪い返した。

18 わたしはこう思っていた/「わたしは家族に囲まれて死ぬ。人生の日数は海辺の砂のように多いことだろう。

19 わたしは水際に根を張る木/枝には夜露を宿すだろう。

20 わたしの誉れは常に新しく/わたしの弓はわたしの手にあって若返る。」

21 人々は黙して待ち望み/わたしの勧めに耳を傾けた。

22 わたしが語れば言い返す者はなく/わたしの言葉は彼らを潤した。

23 雨を待つように/春の雨に向かって口を開くように/彼らはわたしを待ち望んだ。

24 彼らが確信を失っているとき/わたしは彼らに笑顔を向けた。彼らはわたしの顔の光を/曇らせることはしなかった。

25 わたしは嘆く人を慰め/彼らのために道を示してやり/首長の座を占め/軍勢の中の王のような人物であった。

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/29-11e06e31d2abe2e64932e7124b5f3336.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 30

1 だが今は、わたしより若い者らが/わたしを嘲笑う。彼らの父親を羊の番犬と並べることすら/わたしは忌まわしいと思っていたのだ。

2 その手の力もわたしの役には立たず/何の気力も残っていないような者らだった。

3 無一物で飢え、衰え/荒涼とした砂漠や沼地をさまよい

4 あかざの葉を摘み/れだまの根を食糧としていた。

5 彼らは世間から追われ/泥棒呼ばわりされ

6 身震いさせるような谷間や/土の穴、岩の裂け目に宿り

7 茨の間で野ろばのようにいななき/あざみの下に群がり合っていた。

8 愚か者、名もない輩/国からたたき出された者らだった。

9 ところが今は、わたしが彼らのはやし歌の種/嘲りの言葉を浴びる身になってしまった。

10 彼らはわたしを忌み嫌って近寄らず/平気で顔に唾を吐きかけてくる。

11 彼らは手綱を振り切り、わたしを辱め/くつわを捨てて勝手にふるまう。

12 彼らは生意気にもわたしの右に立ち/わたしを追い出し、災いの道を行かせ

13 逃げ道を断ち、滅びに追いやろうとする。それを止めてくれる者はない。

14 襲って来て甚だしく打ち破り/押し寄せて来て廃虚にする。

15 死の破滅がわたしを襲い/わたしの力は風に吹きさらわれ/わたしの救いは雲のように消え去った。

16 もはや、わたしは息も絶えんばかり/苦しみの日々がわたしを捕えた。

17 夜、わたしの骨は刺すように痛み/わたしをさいなむ病は休むことがない。

18 病は肌着のようにまつわりつき/その激しさにわたしの皮膚は/見る影もなく変わった。

19 わたしは泥の中に投げ込まれ/塵芥に等しくなってしまった。

20 神よ/わたしはあなたに向かって叫んでいるのに/あなたはお答えにならない。御前に立っているのに/あなたは御覧にならない。

21 あなたは冷酷になり/御手の力をもってわたしに怒りを表される。

22 わたしを吹き上げ、風に乗せ/風のうなりの中でほんろうなさる。

23 わたしは知っている。あなたはわたしを死の国へ/すべて命あるものがやがて集められる家へ/連れ戻そうとなさっているのだ。

24 人は、嘆き求める者に手を差し伸べ/不幸な者を救おうとしないだろうか。

25 わたしは苦境にある人と共に/泣かなかったろうか。貧しい人のために心を痛めなかったろうか。

26 わたしは幸いを望んだのに、災いが来た。光を待っていたのに、闇が来た。

27 わたしの胸は沸き返り/静まろうとしない。苦しみの日々がわたしに襲いかかっている。

28 光を見ることなく、嘆きつつ歩き/人々の中に立ち、救いを求めて叫ぶ。

29 山犬の兄弟となり/駝鳥の仲間となったかのように

30 わたしの皮膚は黒くなって、はげ落ち/骨は熱に焼けただれている。

31 喪の調べをわたしの竪琴は奏で/悲しみの歌をわたしの笛は歌う。

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/30-9ea6a3ec61738103cefebde062a54c16.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 31

1 わたしは自分の目と契約を結んでいるのに/どうしておとめに目を注いだりしようか。

2 上から神がくださる分は何か/高きにいます全能者のお与えになるものは何か。

3 不正を行う者には災いを/悪を行う者には外敵をお与えになるではないか。

4 神はわたしの道を見張り/わたしの歩みをすべて数えておられるではないか。

5 わたしがむなしいものと共に歩き/この足が欺きの道を急いだことは、決してない。もしあるというなら

6 正義を秤として量ってもらいたい。神にわたしの潔白を知っていただきたい。

7 わたしの歩みが道を外れ/目の向くままに心が動いたことは、決してない。この手には、決して汚れはない。もしあるというなら

8 わたしの蒔いたものを他人が食べてもよい。わたしの子孫は根絶やしにされてもよい。

9 わたしが隣人の妻に心奪われたり/門で待ち伏せたりしたことは、決してない。もしあるというなら

10 わたしの妻が他人のために粉をひき/よその男に犯されてもよい。

11 それは恥ずべき行為であり/裁かれるべき罪なのだから

12 滅びの国までも焼き尽くす火が/わたしの収穫を根まで焼き尽くしてもよい。

13 わたしが奴隷たちの言い分を聞かず/はしための権利を拒んだことは、決してない。もしあるというなら

14 神が裁きに立たれるとき/わたしが何をなしえよう。神が調べられるとき何と答えられよう。

15 わたしを胎内に造ってくださった方が/彼らをもお造りになり/我々は同じ方によって/母の胎に置かれたのだから。

16 わたしが貧しい人々を失望させ/やもめが目を泣きつぶしても顧みず

17 食べ物を独り占めにし/みなしごを飢えさせたことは、決してない。

18 いや、わたしは若いころから/父となって彼らを育て/母の胎を出たときから/やもめたちを導く者であった。

19 着る物もなく弱り果てている人や/からだを覆う物もない貧しい人を/わたしが見過ごしにしたことは、決してない。

20 彼らは常にわたしの羊の毛でからだを暖めて/感謝したのだ。

21 わたしが裁きの座で味方の多いのをいいことにして/みなしごに手を振り上げたことは、決してない。もしあるというなら

22 わたしの腕は肩から抜け落ちてもよい。肘が砕けてもよい。

23 神の下される災いをわたしは恐れる。その怒りには堪えられない。

24 わたしが黄金を頼みとし/純金があれば安心だと思い

25 財宝の多いことを喜び/自分の力を強大だと思ったことは、決してない。

26 太陽の輝き、満ち欠ける月を仰いで

27 ひそかに心を迷わせ/口づけを投げたことは、決してない。もしあるというなら

28 これもまた、裁かれるべき罪である。天にいます神を否んだことになるのだから。

29 わたしを憎む者の不幸を喜び/彼が災いに遭うのを見て/わたしがはやしたてたことは、決してない。

30 呪いをかけて人の命を求めることによって/自分の口が罪を犯すのを許したことは/決してない。

31 わたしの天幕に住んでいた人々が/「彼が腹いっぱい肉をくれればよいのに」と言ったことは決してない。

32 見知らぬ人さえ野宿させたことはない。わが家の扉はいつも旅人に開かれていた。

33 わたしがアダムのように自分の罪を隠し/咎を胸の内に秘めていたことは、決してない。もしあるというなら

34 群衆の前に震え、一族の侮りにおののき/黙して門の内にこもっていただろう。

35 どうか、わたしの言うことを聞いてください。見よ、わたしはここに署名する。全能者よ、答えてください。わたしと争う者が書いた告訴状を

36 わたしはしかと肩に担い/冠のようにして頭に結び付けよう。

37 わたしの歩みの一歩一歩を彼に示し/君主のように彼と対決しよう。

38 わたしの畑がわたしに対して叫び声をあげ/その畝が泣き

39 わたしが金を払わずに収穫を奪って食べ/持ち主を死に至らしめたことは、決してない。もしあるというなら

40 小麦の代わりに茨が生え/大麦の代わりに雑草が生えてもよい。ヨブは語り尽くした。

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/31-ce5ea4a41bd25b658cd014f7163f34d8.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 32

エリフの言葉

1 ここで、この三人はヨブに答えるのをやめた。ヨブが自分は正しいと確信していたからである。

2 さて、エリフは怒った。この人はブズ出身でラム族のバラクエルの子である。ヨブが神よりも自分の方が正しいと主張するので、彼は怒った。

3 また、ヨブの三人の友人が、ヨブに罪のあることを示す適切な反論を見いだせなかったので、彼らに対しても怒った。

4 彼らが皆、年長だったので、エリフはヨブに話しかけるのを控えていたが、

5 この三人の口から何の反論も出ないのを見たので怒ったのである。

6 ブズ人バラクエルの子、エリフは言った。わたしは若く/あなたたちは年をとっておられる。だからわたしは遠慮し/わたしの意見をあえて言わなかった。

7 日数がものを言い/年数が知恵を授けると思っていた。

8 しかし、人の中には霊があり/悟りを与えるのは全能者の息吹なのだ。

9 日を重ねれば賢くなるというのではなく/老人になればふさわしい分別ができるのでもない。

10 それゆえ、わたしの言うことも聞いてほしい。わたしの意見を述べてみたいと思う。

11 わたしはあなたたちの言葉を待ち/その考えに耳を傾け/言葉を尽くして論じるのを聞き

12 その論拠を理解しようとした。だが、あなたたちの中にはヨブを言い伏せ/彼の言葉に反論しうる者がない。

13 「いい知恵がある。彼を負かすのは神であって人ではないと言おう」などと考えるべきではない。

14 ヨブはわたしに対して議論したのではないが/わたしはあなたたちのような論法で/答えようとは思わない。

15 彼らは気を挫かれて、答えようとせず/言うべき言葉を失っている。

16 わたしは待ったが、彼らは語らず/行き詰まり、もう答えようとしない。

17 それならわたしが/自分の言い分を述べさせてもらおう。わたしの意見を言わせてもらおう。

18 言いたいことはたくさんある。腹の内で霊がわたしを駆り立てている。

19 見よ、わたしの腹は封じられたぶどう酒の袋/新しい酒で張り裂けんばかりの革袋のようだ。

20 わたしも話して、気持を静めたい。唇を開いて、答えたい。

21 いや、わたしはだれの顔を立てようともしない。人間にへつらうことはしたくない。

22 気づかずにへつらうようなことを言ったら/どうか造り主が/直ちにわたしを退けてくださるように。

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/32-210f6ca562ad407ce5edcd9524e182c5.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 33

1 さてヨブよ、わたしの言葉を聞き/わたしの言うことによく耳を傾けよ。

2 見よ、わたしは口を開き/舌は口の中で動き始める。

3 わたしの言葉はわたしの心を率直に表し/唇は知っていることをはっきりと語る。

4 神の霊がわたしを造り/全能者の息吹がわたしに命を与えたのだ。

5 答えられるなら、答えてみよ。備えをして、わたしの前に立て。

6 神の前では、わたしもあなたと同じように/土から取られたひとかけらのものにすぎない。

7 見よ、わたしには脅かすような威力はない。あなたを押さえつけようとしているのではない。

8 あなたが話すのはわたしの耳に入り/声も言葉もわたしは聞いた。

9 「わたしは潔白で、罪を犯していない。わたしは清く、とがめられる理由はない。

10 それでも神はわたしに対する不満を見いだし/わたしを敵視される。

11 わたしに足枷をはめ/行く道を見張っておられる。」

12 ここにあなたの過ちがある、と言おう。神は人間よりも強くいます。

13 なぜ、あなたは神と争おうとするのか。神はそのなさることを/いちいち説明されない。

14 神は一つのことによって語られ/また、二つのことによって語られるが/人はそれに気がつかない。

15 人が深い眠りに包まれ、横たわって眠ると/夢の中で、夜の幻の中で

16 神は人の耳を開き/懲らしめの言葉を封じ込められる。

17 人が行いを改め、誇りを抑え

18 こうして、その魂が滅亡を免れ/命が死の川を渡らずに済むようにされる。

19 苦痛に責められて横たわる人があるとする。骨のうずきは絶えることなく

20 命はパンをいとい/魂は好みの食べ物をすらいとう。

21 肉は消耗して見えなくなり/見えなかった骨は姿を現し

22 魂は滅亡に/命はそれを奪うものに近づいてゆく。

23 千人に一人でもこの人のために執り成し/その正しさを示すために/遣わされる御使いがあり

24 彼を憐れんで/「この人を免除し、滅亡に落とさないでください。代償を見つけて来ました」と言ってくれるなら

25 彼の肉は新しくされて/若者よりも健やかになり/再び若いときのようになるであろう。

26 彼は神に祈って受け入れられ/歓びの叫びの内に御顔を仰ぎ/再び神はこの人を正しいと認められるであろう。

27 彼は人々の前でたたえて歌うであろう。「わたしは罪を犯し/正しいことを曲げた。それはわたしのなすべきことではなかった。

28 しかし神はわたしの魂を滅亡から救い出された。わたしは命を得て光を仰ぐ」と。

29 まことに神はこのようになさる。人間のために、二度でも三度でも。

30 その魂を滅亡から呼び戻し/命の光に輝かせてくださる。

31 ヨブよ、耳を傾けて/わたしの言うことを聞け。沈黙せよ、わたしに語らせよ。

32 わたしに答えて言うことがあるなら、語れ。正しい主張を聞くのがわたしの望みだ。

33 言うことがなければ、耳を傾けよ。沈黙せよ、わたしがあなたに知恵を示そう。

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/33-f34d2fefdb1c1d0d7edb8ff040038657.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 34

1 エリフは更に言った。

2 知恵ある者はわたしの言葉を聞き/知識ある者はわたしに耳を傾けよ。

3 耳は言葉を聞き分け/口は食べ物を味わう。

4 わたしたちは何が正しいかを見分け/何が善いかを識別しよう。

5 ヨブはこう言っている。「わたしは正しい。だが神は、この主張を退けられる。

6 わたしは正しいのに、うそつきとされ/罪もないのに、矢を射かけられて傷ついた。」

7 ヨブのような男がいるだろうか。水に代えて嘲りで喉をうるおし

8 悪を行う者にくみし/神に逆らう者と共に歩む。

9 「神に喜ばれようとしても/何の益もない」と彼は言っている。

10 さて、分別ある者は、わたしの言葉を聞け。神には過ちなど、決してない。全能者には不正など、決してない。

11 神は人間の行いに従って報い/おのおのの歩みに従って与えられるのだ。

12 神が罪を犯すことは決してない。全能者は正義を曲げられない。

13 誰が神に全地をゆだね/全世界を負わせたというのか。

14 もし神が御自分にのみ、御心を留め/その霊と息吹を御自分に集められるなら

15 生きとし生けるものは直ちに息絶え/人間も塵に返るだろう。

16 理解しようとして、これを聞け。わたしの語る声に耳を傾けよ。

17 正義を憎む者が統治できようか。正しく、また、力強いお方を/あなたは罪に定めるのか。

18 王者に向かって「ならず者」と言い/貴い方に向かって「逆らう者」と言うのか。

19 身分の高い者をひいきすることも/貴族を貧者より尊重することもないお方/御手によってすべての人は造られた。

20 これらの人も瞬く間に/しかも真夜中に、死んでいく。権力ある者は身を震わせて消え去り/力ある者は人の手によらず、退けられる。

21 神は人の歩む道に目を注ぎ/その一歩一歩を見ておられる。

22 悪を行う者が身を隠そうとしても/暗黒もなければ、死の闇もない。

23 人は神の前に出て裁きを受けるのだが/神はその時を定めてはおられない。

24 数知れない権力者を打ち倒し/彼らに代えて他の人々を立てられる。

25 彼らの行いを知っておられるので/夜の間にそれを覆し、彼らを砕き

26 神に逆らう者として/見せしめに、彼らを打たれる。

27 彼らが神に従わず/その道を何ひとつ受け入れなかったからだ。

28 その時、弱い者の叫びは神に届き/貧しい者の叫びは聞かれる。

29 神が黙っておられるのに/罪に定めうる者があろうか。神が顔を背けられるのに/目を注ぐ者があろうか/国に対してであれ人間に対してであれ。

30 神は、神を無視する者が王となり/民を罠にかけることがないようにされる。

31 人が神に対してこう言ったとする。「わたしは罰を受けました。もう悪いことはいたしません。

32 わたしには見えないことを、示してください。わたしは不正を行いましたが/もういたしません。」

33 この言葉にどう報いるかを決めるのはあなたか。あなたは神を軽んじているではないか。態度を決めるのは、わたしではなくあなただ。よく考えて話しなさい。

34 理解ある人はわたしに言うだろう。知恵ある人はわたしに同意するだろう。

35 「ヨブはよく分かって話しているのではない。その言葉は思慮に欠けている。

36 悪人のような答え方をヨブはする。彼を徹底的に試すべきだ。

37 まことに彼は過ちに加えて罪を犯し/わたしたちに疑惑の念を起こさせ/神に向かってまくしたてている。」

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/34-f3285b1f62758579919c6f92a6774b81.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 35

1 エリフは更に言った。

2 「神はわたしを正しいとしてくださるはずだ」とあなたは言っているが/あなたのこの考えは正当だろうか。

3 またあなたは言う。「わたしが過ちを犯したとしても/あなたに何の利益があり/わたしにどれほどの得があるのか。」

4 あなたに、また傍らにいる友人たちに/わたしはひとこと言いたい。

5 天を仰ぎ、よく見よ。頭上高く行く雲を眺めよ。

6 あなたが過ちを犯したとしても/神にとってどれほどのことだろうか。繰り返し背いたとしても/神にとってそれが何であろう。

7 あなたが正しくあっても/それで神に何かを与えることになり/神があなたの手から/何かを受け取ることになるだろうか。

8 あなたが逆らっても、それはあなたと同じ人間に/あなたが正しくても/それは人の子にかかわるだけなのだ。

9 抑圧が激しくなれば人は叫びをあげ/権力者の腕にひしがれて、助けを求める。

10 しかし、だれも言わない/「どこにいますのか、わたしの造り主なる神/夜、歌を与える方

11 地の獣によって教え/空の鳥によって知恵を授ける方は」と。

12 だから、叫んでも答えてくださらないのだ。悪者が高慢にふるまうからだ。

13 神は偽りを聞かれず/全能者はそれを顧みられない。

14 あなたは神を見ることができないと言うが/あなたの訴えは御前にある。あなたは神を待つべきなのだ。

15 今はまだ、怒りの時ではなく/神はこの甚だしい無駄口を無視なさるので

16 ヨブは空しく口数を増し/愚かにも言葉を重ねている。

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/35-f6215dca49ab15405952fbcbecb0739c.mp3?version_id=1819—

ヨブ記 36

1 エリフは更に言葉を続けた。

2 待て、もう少しわたしに話させてくれ。神について言うべきことがまだある。

3 遠くまで及ぶわたしの考えを述べて/わたしの造り主が正しいということを示そう。

4 まことにわたしの言うことに偽りはない。完全な知識を持つ方をあなたに示そう。

5 まことに神は力強く、たゆむことなく/力強く、知恵に満ちておられる。

6 神に逆らう者を生かしてはおかず/貧しい人に正しい裁きをしてくださる。

7 神に従う人から目を離すことなく/王者と共に座につかせ/とこしえに、彼らを高められる。

8 捕われの身となって足枷をはめられ/苦悩の縄に縛られている人があれば

9 その行いを指摘し/その罪の重さを指し示される。

10 その耳を開いて戒め/悪い行いを改めるように諭される。

11 もし、これに耳を傾けて従うなら/彼らはその日々を幸いのうちに/年月を恵みのうちに全うすることができる。

12 しかし、これに耳を傾けなければ/死の川を渡り、愚か者のまま息絶える。

13 神を無視する心を持つ者は/鎖につながれていても/怒りに燃え、助けを求めようとしない。

14 彼らの魂は若いうちに死を迎え/命は神殿男娼のように短い。

15 神は貧しい人をその貧苦を通して救い出し/苦悩の中で耳を開いてくださる。

16 神はあなたにも/苦難の中から出ようとする気持を与え/苦難に代えて広い所でくつろがせ/あなたのために食卓を整え/豊かな食べ物を備えてくださるのだ。

17 あなたが罪人の受ける刑に服するなら/裁きの正しさが保たれるだろう。

18 だから注意せよ/富の力に惑わされないように。身代金が十分あるからといって/道を誤らないように。

19 苦難を経なければ、どんなに叫んでも/力を尽くしても、それは役に立たない。

20 夜をあえぎ求めるな。人々がその場で消え去らねばならない夜を。

21 警戒せよ/悪い行いに顔を向けないように。苦悩によって試されているのは/まさにこのためなのだ。

22 まことに神は力に秀でている。神のような教師があるだろうか。

23 誰が神の道を見張り/「あなたのすることは悪い」と言えようか。

24 世の人は神の御業に賛美の歌をうたう。あなたも心して、ほめたたえよ。

25 人は皆、御業を仰ぎ/はるかかなたから望み見ている。

26 まことに神は偉大、神を知ることはできず/その齢を数えることもできない。

27 神は水滴を御もとに集め/霧のような雨を降らす。

28 雲は雨となって滴り/多くの人の上に降り注ぐ。

29 どのように雨雲が広がり/神の仮庵が雷鳴をとどろかせるかを/悟りうる者があろうか。

30 神はその上に光を放ち/海の根を覆われる。

31 それによって諸国の民を治め/豊かに食べ物を与えられる。

32 神は御手に稲妻の光をまとい/的を定め、それに指令し

33 御自分の思いを表される。悪に対する激しい怒りを。

—https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JOB/36-9a3d1e3bae8b2fc37605b27189c608ca.mp3?version_id=1819—