歴代誌下 8

ソロモンの諸事業

1 ソロモンは、二十年を費やして主の神殿と王宮を建て終わると、

2 フラムから贈られた町を次々と再建し、そこにイスラエル人を住まわせた。

3 ソロモンは更にハマト・ツォバに向かい、これを攻略し、

4 荒れ野のタドモルと、ハマト地方の補給基地の町をすべて築き上げた。

5 彼はまた城壁で囲まれ、門扉とかんぬきで固められた砦の町、上ベト・ホロンと下ベト・ホロンを築き、

6 更にバアラトと、ソロモンに属する補給基地の町、戦車隊の町、騎兵隊の町をすべて築いた。ソロモンはエルサレム、レバノン、および彼の支配下にある全地域に、築こうと望んだ町々をすべて築き上げた。

7 イスラエル人ではない者、ヘト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の生き残りの民のすべて、

8 彼らの後、この地に生き残った子孫で、イスラエル人によって滅ぼされなかった者を、ソロモンは労役に服させ、今日に至っている。

9 しかしソロモンは、イスラエル人を一人も自分の工事のために奴隷としなかった。彼らは、戦士、精鋭部隊の長、戦車隊と騎兵隊の長であった。

10 ソロモン王の配置した監督は二百五十名で、人々の指揮をとった。

11 ソロモンはファラオの娘をダビデの町から、彼女のために建てた宮殿に移した。「わたしの妻はイスラエルの王ダビデの宮殿に住んではならない。そこは主の箱を迎え入れた聖なる所だ」と考えたからである。

12 そのころソロモンは、前廊の前に築いた主の祭壇の上で、焼き尽くす献げ物を主にささげた。

13 安息日、新月祭、および、年に三度の祝祭日、除酵祭、七週祭、仮庵祭に関してモーセが命じたように、日ごとの定めに従って献げ物をささげた。

14 更に彼は、父ダビデの授けた規定に従って、祭司たちを組に分けてその任務に就かせ、またレビ人たちをその任務に就かせて、日ごとの定めに従って祭司の傍らで賛美し奉仕させ、門衛たちもその組によってそれぞれその門に立たせた。神の人ダビデがそのように命じていたからである。

15 王が祭司とレビ人について命じたことは、宝物庫のことも含め、何事もおろそかにされなかった。

16 ソロモンの工事はすべて、主の神殿の定礎の日から、完成の日まで無事に遂行され、主の神殿は完全なものとなった。

17 そのころ、ソロモンは、エドムの地の海岸にあるエツヨン・ゲベルとエイラトに行った。

18 フラムも家臣たちに託して、船団と航海の心得のある者たちを送ってきた。彼らはソロモンの家臣たちと共にオフィルに行き、金四百五十キカルを手に入れ、ソロモン王のもとにもたらした。

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歴代誌下 9

シェバの女王の来訪

1 シェバの女王はソロモンの名声を聞き、難問をもってソロモンを試そうと、極めて大勢の随員を伴い、香料、多くの金、宝石をらくだに積んでエルサレムに来た。ソロモンのところに来ると、彼女はあらかじめ考えておいたすべての質問を浴びせたが、

2 ソロモンはそのすべてに解答を与えた。ソロモンに分からない事、答えられない事は何一つなかった。

3 シェバの女王は、ソロモンの知恵と彼の建てた宮殿を目の当たりにし、

4 また食卓の料理、居並ぶ彼の家臣、丁重にもてなす給仕たちとその装い、献酌官とその装い、それに王が主の神殿でささげる焼き尽くす献げ物を見て、息も止まるような思いであった。

5 女王は王に言った。「わたしが国で、あなたの御事績とあなたのお知恵について聞いていたことは、本当のことでした。

6 わたしは、ここに来て、自分の目で見るまでは、人の言うことを信じてはいませんでした。しかし、わたしに知らされていたことは大いなるお知恵の半分にも及ばず、あなたはうわさに聞いていたことをはるかに超えておられます。

7 あなたの臣民はなんと幸せなことでしょう。いつもあなたの前に立ってお知恵に接している家臣たちはなんと幸せなことでしょう。

8 あなたを王位につけられたあなたの神、主のための王とすることをお望みになったあなたの神、主はたたえられますように。あなたの神はイスラエルを愛して、とこしえに続くものとし、あなたをその上に王として立て、公正と正義を行わせられるからです。」

9 彼女は金百二十キカル、非常に多くの香料、宝石を王に贈ったが、このシェバの女王がソロモン王に贈ったような香料はかつてなかった。

10 また、オフィルから金を運んで来たヒラムの家臣たちとソロモンの家臣たちは、白檀や宝石も運んで来た。

11 王はその白檀で神殿と王宮の床板や、詠唱者のための竪琴や琴を作った。かつてユダの地でだれもこのようなものを見たことはなかった。

12 ソロモン王は、シェバの女王が王に贈った物に報いる品々以上に、女王の願うものは何でも望みのままに与えた。こうして女王とその一行は故国に向かって帰って行った。

ソロモンの富

13 ソロモンの歳入は金六百六十六キカル、

14 そのほかに隊商や商人の納める税金があり、アラビアのすべての王や地方総督もソロモン王に金銀を納めた。

15 ソロモン王は延金の大盾二百を作った。大盾一つにつき用いた延金は六百シェケルであった。

16 延金の小盾も三百作った。小盾一つにつき用いた金は三百シェケルであった。王はこれらの盾を「レバノンの森の家」に置いた。

17 王は更に象牙の大きな王座を作り、それを純金で覆った。

18 王座には六つの段があり、その王座に金の踏み台がつけられていた。また、座席の両側には肘掛けがあり、その脇に二頭の獅子が立っていた。

19 六つの段の左右にも十二頭の獅子が立っていた。これほどのものが作られた国はどこにもなかった。

20 ソロモン王の杯はすべて金、「レバノンの森の家」の器もすべて純金で出来ていた。ソロモンの時代には、銀は値打ちのないものと見なされていた。

21 王の船団はフラムの家臣たちと共にタルシシュへ航海した。三年に一度、タルシシュの船団は、金、銀、象牙、猿、ひひを積んで入港した。

22 ソロモン王は世界中の王の中で最も大いなる富と知恵を有し、

23 世界のすべての王が、神がソロモンの心にお授けになった知恵を聞くために、彼に拝謁を求めた。

24 彼らは、それぞれ贈り物として銀の器、金の器、衣類、武器、香料、馬とらばを毎年携えて来た。

25 ソロモンは馬と戦車のための厩舎四千、騎兵一万二千を有した。彼はそれを戦車隊の町々およびエルサレムの王のもとに配置した。

26 こうして彼はユーフラテス川からペリシテ人の地方、更にエジプトとの国境に至るまで、諸国の王をすべて支配下に置いた。

27 王はエルサレムで、銀を石のように、レバノン杉をシェフェラのいちじく桑のように大量に供給した。

28 馬はエジプトをはじめあらゆる国からソロモンのために輸入された。

29 ソロモンの他の事績は初期のことも後期のことも、『預言者ナタンの言葉』『シロの人アヒヤの預言』『ネバトの子ヤロブアムに関する先見者イエドの見た幻』に記されている。

30 ソロモンは、エルサレムで四十年間全イスラエルを治めた。

31 ソロモンは先祖と共に眠りにつき、父ダビデの町に葬られ、その子レハブアムがソロモンに代わって王となった。

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歴代誌下 10

王国の分裂

1 すべてのイスラエル人が王を立てるためにシケムに集まって来るというので、レハブアムもシケムに行った。

2 ネバトの子ヤロブアムは、ソロモン王を避けて逃亡した先のエジプトにいて、このことを聞き、エジプトから戻って来た。

3 ヤロブアムを呼びに使いが送られて来たので、彼もイスラエルのすべての人々と共に来て、レハブアムにこう言った。

4 「あなたの父上はわたしたちに苛酷な軛を負わせました。今、あなたの父上がわたしたちに課した苛酷な労働、重い軛を軽くしてください。そうすれば、わたしたちはあなたにお仕えいたします。」

5 彼が、「三日たってからまた来るがよい」と答えたので、民は立ち去った。

6 レハブアム王は、存命中の父ソロモンに仕えていた長老たちに相談した。「この民にどう答えたらよいと思うか。」

7 彼らは答えた。「もしあなたがこの民に優しい態度を示し、好意を示し、優しい言葉をかけるなら、彼らはいつまでもあなたに仕えるはずです。」

8 しかし、彼はこの長老たちの勧めを捨て、自分と共に育ち、自分に仕えている若者たちに相談した。

9 「我々はこの民に何と答えたらよいと思うか。彼らは父が課した軛を軽くしろと言ってきた。」

10 彼と共に育った若者たちは答えた。「あなたの父上が負わせた重い軛を軽くせよと言ってきた民に、こう告げなさい。『わたしの小指は父の腰より太い。

11 父がお前たちに重い軛を負わせたのだから、わたしは更にそれを重くする。父がお前たちを鞭で懲らしめたのだから、わたしはさそりで懲らしめる。』」

12 三日目にまた来るようにとの王の言葉に従って、三日目にヤロブアムとすべての民はレハブアムのところに来た。

13 王は彼らに厳しい回答を与えた。レハブアム王は長老たちの勧めを捨て、

14 若者たちの勧めに従って言った。「父がお前たちに重い軛を負わせたのだから、わたしは更にそれを重くする。父がお前たちを鞭で懲らしめたのだから、わたしはさそりで懲らしめる。」

15 王は民の願いを聞き入れなかった。こうなったのは神の計らいによる。主は、かつてシロのアヒヤを通してネバトの子ヤロブアムに告げられた御言葉をこうして実現された。

16 イスラエルのすべての人々は、王が耳を貸さないのを見て、王に言葉を返した。「ダビデの家に我々の受け継ぐ分が少しでもあろうか。エッサイの子と共にする嗣業はない。イスラエルよ、それぞれ自分の天幕に帰れ。ダビデよ、今後自分の家のことは自分で見るがよい。」こうして、イスラエルのすべての人々は自分の天幕に帰って行った。

17 レハブアムは、ただユダの町々に住むイスラエル人に対してのみ王であり続けた。

18 レハブアム王は労役の監督ハドラムを遣わしたが、イスラエルの人々は彼を石で打ち殺したため、レハブアム王は急いで戦車に乗り込み、エルサレムに逃げ帰った。

19 このようにイスラエルはダビデの家に背き、今日に至っている。

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歴代誌下 11

ユダの王レハブアム

1 レハブアムはエルサレムに帰ると、ユダとベニヤミンの家からえり抜きの戦士十八万を召集し、イスラエルに戦いを挑み、王国を奪還して自分のものにしようとした。

2 しかし、主の言葉が神の人シェマヤに臨んだ。

3 「ユダの王、ソロモンの子レハブアム、およびユダとベニヤミンにいるすべてのイスラエル人に言え。

4 『主はこう言われる。上って行くな。あなたたちの兄弟に戦いを挑むな。それぞれ自分の家に帰れ。こうなるように計らったのはわたしだ。』」彼らは主の言葉を聞き、ヤロブアムに向かって行くことなく帰って行った。

5 レハブアムはエルサレムにとどまり、ユダに砦の町々を建てた。

6 すなわち、ベツレヘム、エタム、テコア、

7 ベト・ツル、ソコ、アドラム、

8 ガト、マレシャ、ジフ、

9 アドライム、ラキシュ、アゼカ、

10 ツォルア、アヤロン、ヘブロンである。これらはユダとベニヤミンにあるもので、砦の町であった。

11 彼はこれらの砦を強くして、そこに長官を置き、食糧と油、ぶどう酒を蓄えた。

12 どの町も盾と槍を備え、非常に堅固なものとした。ユダとベニヤミンは彼のものとなった。

13 イスラエル中の祭司とレビ人は、そのすべての領土からレハブアムのもとに集まって来た。

14 レビ人が自分の牧草地と所有物を捨ててユダとエルサレムに来たのは、ヤロブアムとその子らが彼らを遠ざけ、主の祭司であることをやめさせたからである。

15 ヤロブアムは、聖なる高台、山羊の魔神、自ら造った子牛に仕える祭司を自分のために立てた。

16 またレビ人に続いて、イスラエルのすべての部族の中から、イスラエルの神、主を求めようと心を定めた者たちが、エルサレムに出て来て、先祖の神、主にいけにえをささげた。

17 彼らは三年間ユダの国を強くし、ソロモンの子レハブアムを支援した。彼らが三年の間ダビデとソロモンの道を歩んだからである。

18 レハブアムは、ダビデの子エリモトの娘マハラトを妻として迎えた。彼女の母はエッサイの子エリアブの娘アビハイルである。

19 彼女は男の子エウシュ、シェマルヤ、ザハムを産んだ。

20 その後、レハブアムはアブサロムの娘マアカを妻として迎え、彼女はアビヤ、アタイ、ジザ、シェロミトを産んだ。

21 レハブアムは十八人の妻と、六十人の側女を持っていたが、その妻と側女の中でアブサロムの娘マアカをことのほか愛した。二十八人の息子と六十人の娘をもうけたが、

22 レハブアムはマアカの子アビヤを頭として立て、兄弟たちの指導者として、王位を継がせようとした。

23 また彼は賢明に行動し、その息子たちの何人かをユダとベニヤミンの全土に、すなわちそのすべての砦の町々に配置して、豊富な食糧を彼らに与え、また大勢の嫁を彼らのために探し求めた。

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歴代誌下 12

エジプト王シシャクの攻撃

1 レハブアムは国が固まり、自らも力をつけると、すべてのイスラエル人と共に主の律法を捨てた。

2 レハブアム王の治世第五年に、エジプトの王シシャクがエルサレムに攻め上って来た。彼らが主に背いたからである。

3 彼は戦車千二百両、騎兵六万を擁し、彼がエジプトから率いてきたリビア人、スキイム人、クシュ人の民は数えきれないほどであった。

4 彼はユダの砦の町を次々に陥れ、エルサレムにまで迫った。

5 預言者シェマヤが、シシャクのことでエルサレムに集まっているレハブアムとユダの将軍たちのところに来て言った。「主はこう言われる。『あなたたちはわたしを捨てた。わたしもあなたたちを捨て、シシャクの手に渡す。』」

6 イスラエルの将軍たちは王と共にへりくだって言った。「主は正しい。」

7 主は彼らがへりくだるのを御覧になった。主の言葉がシェマヤに臨んだ。「彼らがへりくだったので、わたしは彼らを滅ぼさず、間もなく彼らに救いを与える。わたしの怒りをシシャクの手によってエルサレムに注ぐことはしない。

8 ただし、彼らはシシャクに仕える者となり、わたしに仕えることと、地の王国に仕えることとの違いを知るようになる。」

9 エジプトの王シシャクはエルサレムに攻め上り、主の神殿と王宮の宝物を奪い取った。彼はすべてを奪い、ソロモンが作った金の盾も奪い取った。

10 レハブアム王は、その代わりに青銅の盾を作り、王宮の入り口を守る近衛兵の長たちの手に託した。

11 王が主の神殿に来る度ごとに、近衛兵たちは来てその盾を持ち、また近衛兵の詰め所に戻した。

12 王がへりくだったので、主の怒りは彼から離れ、彼が徹底的に滅ぼされることはなかった。ユダにも良い事があった。

13 レハブアム王はエルサレムで勢力を増し、国を支配した。レハブアムは四十一歳で王となり、十七年間エルサレムで王位にあった。エルサレムは、主が御名を置くためにイスラエルのすべての部族の中から選ばれた都であった。レハブアムの母の名はナアマと言い、アンモン人であった。

14 彼は心を定めて主を求めることをせず、悪を行った。

15 レハブアムの事績は、初期のことも後期のことも、『預言者シェマヤと先見者イドの言葉』に系図に従って記されている。レハブアムとヤロブアムの間には戦いが絶えなかった。

16 レハブアムは先祖と共に眠りにつき、ダビデの町に葬られた。その子アビヤがレハブアムに代わって王となった。

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歴代誌下 13

ユダの王アビヤ

1 ヤロブアム王の治世第十八年に、アビヤがユダの王となり、

2 エルサレムで三年間王位にあった。母は名をミカヤといい、ギブア出身のウリエルの娘であった。アビヤとヤロブアムの間にも戦いは続いた。

3 アビヤは四十万のえり抜きの戦士から成る軍隊をもって戦いに臨み、ヤロブアムも八十万のえり抜きの戦士をもって戦いに備えた。

4 アビヤは、エフライム山地のツェマライム山の上に立って言った。「ヤロブアムとイスラエルのすべての人々よ、わたしに耳を傾けよ。

5 イスラエルの神、主が、塩の契約をもって、イスラエルを治める王権をとこしえにダビデとその子孫に授けられたことを、あなたたちが知らないはずはない。

6 ダビデの子ソロモンに仕えていたネバトの子ヤロブアムは立ち上がって自分の主君に反逆し、

7 また命知らずのならず者が彼のもとに集まって、ソロモンの子レハブアムを圧迫した。レハブアムはというと、若すぎて気も弱く、彼らに立ち向かうことができなかった。

8 そして今あなたたちは、おびただしい軍勢と、ヤロブアムがあなたたちのために造って神とした金の子牛を頼みとして、ダビデの子孫の手にある主の王国に立ち向かおうとしている。

9 また主の祭司であるアロンの子らとレビ人を追い払い、諸国の民と同じように自分たちの祭司を立てているではないか。若い雄牛一頭と雄羊七匹をもって任職を願い出た者が皆、神でないものの祭司になっている。

10 しかし、我々にとっては、主が我々の神であり、我々は、その主を捨てはしない。主に仕える祭司はアロンの子孫とレビ人で、その使命を果たしている。

11 彼らは朝ごと夕ごとに主に焼き尽くす献げ物を燃やして煙にし、香草の香をたき、純金の聖卓にパンを供え、夕ごとに金の燭台とそのともし火皿に火をともす。我々は我々の神、主に対する務めを守っているが、あなたたちはそれを捨てた。

12 見よ、神が頭として我々と共におられ、その祭司たちは、あなたたちに対する進軍のラッパを吹き鳴らそうとしている。イスラエルの人々よ、勝ち目はないのだから、あなたたちの先祖の神、主と戦ってはならない。」

13 ヤロブアムは伏兵を迂回させて、相手の背後から襲わせようとした。こうして彼らはユダの人々の前方にいて、その後方には伏兵がいた。

14 ユダの人々が見回すと、前方にも後方にも戦いが迫っていたので、主に助けを求めて叫び、祭司たちはラッパを吹いた。

15 そしてユダの人々は鬨の声をあげた。ユダの人々が鬨の声をあげると、神はアビヤとユダの人々の目の前でヤロブアムとイスラエルのすべての兵を撃退された。

16 イスラエルの人々はユダの人々の前から逃げ去り、神は彼らをユダの人々の手に渡された。

17 アビヤとその軍隊は彼らを撃ち、大打撃を与えた。イスラエルのえり抜きの兵士五十万が剣で倒された。

18 このとき、イスラエルの人々は屈し、ユダの人々は勝ち誇った。先祖の神、主を頼みとしたからである。

19 アビヤはヤロブアムを追撃し、ベテルとその周辺の村落、エシャナとその周辺の村落、エフラインとその周辺の村落を獲得した。

20 ヤロブアムはアビヤの時代に二度と勢力を回復できず、主に撃たれて死んだ。

21 しかしアビヤは勢力を増し、十四人の妻を迎え、二十二人の息子と十六人の娘をもうけた。

22 アビヤの他の事績、その言動は、『預言者イドの解説』に記されている。

23 アビヤは先祖と共に眠りにつき、ダビデの町に葬られた。その子アサがアビヤに代わって王となった。その治世になって十年間、国は平穏であった。

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歴代誌下 14

ユダの王アサ

1 アサは、その神、主の目にかなう正しく善いことを行った。

2 彼は異国の祭壇と聖なる高台を取り除き、石柱を壊し、アシェラ像を砕き、

3 ユダの人々に先祖の神、主を求め、律法と戒めを実行するように命じた。

4 アサはまたユダのすべての町から聖なる高台と香炉台を取り除いた。こうして彼の統治の下で国は平穏であった。

5 主が安らぎを与えられたので、その時代この地は平穏で戦争がなかった。そこで彼は、ユダに砦の町を次々と築いた。

6 彼はユダの人々に言った。「我々はこれらの町を築き、城壁を巡らし、塔を建て、城門を造り、かんぬきを付けよう。我々は、我々の神、主を求めたので、この地を保有することができる。主を求めたからこそ、主は周囲の者たちから我々を守って、安らぎを与えてくださったのだ。」そこで彼らは建設を始め、完成した。

7 アサには盾と槍を携えるユダの兵三十万、小盾を携え、弓を引くベニヤミンの兵二十八万がいた。これらの者は皆、勇士であった。

8 クシュ人ゼラが百万の軍隊と戦車三百両を率いてマレシャまで出て来たとき、

9 アサはそれを迎えて出陣し、両軍はマレシャ近くのツェファタの谷で戦いの準備をした。

10 アサは彼の神、主を呼び求めて言った。「主よ、あなたは力のある者にも無力な者にも分け隔てなく助けを与えてくださいます。わたしたちの神、主よ、わたしたちを助けてください。わたしたちはあなたを頼みとし、あなたの御名によってこの大軍に向かってやって来ました。あなたはわたしたちの神、主であって、いかなる人間もあなたに対抗することができません。」

11 主はアサとユダの目の前でクシュ人を撃たれ、クシュ人は逃げた。

12 アサとその軍隊はゲラルまで追撃した。クシュ人は敗北を喫し、主とその陣営の前で打ち砕かれて倒れ、生き残った者は一人もなかった。持ち帰った戦利品は極めて多かった。

13 彼らはまたゲラルの周辺にあるすべての町をも撃った。主への恐れが彼らを襲ったからである。彼らはそのすべての町で略奪をほしいままにした。そこには奪い取れるものが多かったからである。

14 彼らは家畜の群れの天幕も打ち払い、多くの羊とらくだを捕獲して、エルサレムに帰った。

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歴代誌下 15

1 オデドの子アザルヤに神の霊が臨んだ。

2 彼はアサの前に進み出て言った。「アサよ、すべてのユダとベニヤミンの人々よ、わたしに耳を傾けなさい。あなたたちが主と共にいるなら、主もあなたたちと共にいてくださる。もしあなたたちが主を求めるなら、主はあなたたちに御自分を示してくださる。しかし、もし主を捨てるなら、主もあなたたちを捨て去られる。

3 長い間、イスラエルにはまことの神もなく、教える祭司もなく、律法もなかった。

4 しかし彼らは、苦悩の中でイスラエルの神、主に立ち帰り、主を求めたので、主は彼らに御自分を示してくださった。

5 そのころこの地のすべての住民は甚だしい騒乱に巻き込まれ、安心して行き来することができなかった。

6 神があらゆる苦悩をもって混乱させられたので、国と国、町と町が互いに破壊し合ったのだ。

7 しかし、あなたたちは勇気を出しなさい。落胆してはならない。あなたたちの行いには、必ず報いがある。」

8 アサはこの言葉と預言者オデドの預言を聞いて、勇気を得、ユダとベニヤミンの全土から、またエフライムの山地で攻め取った町々から、忌むべき偶像を除き去り、主の前廊の前にある主の祭壇を新しくした。

9 こうして彼はユダとベニヤミンのすべての者およびエフライム、マナセ、シメオンから彼らのもとに身を寄せている寄留者たちを集めた。彼の神、主が彼と共におられるのを見て、イスラエルから多くの者が彼のもとに投降した。

10 アサの治世第十五年の第三の月に、彼らはエルサレムに集まった。

11 その日彼らは、分捕って引いて来た雄牛七百頭、羊七千匹を屠って主にささげた。

12 そして彼らは、心を尽くし、魂を尽くして先祖の神、主を求め、

13 子供も大人も、男も女も、イスラエルの神、主を求めない者はだれでも死刑に処せられるという契約を結んだ。

14 彼らは大声で叫び、ラッパと角笛を吹いて主に誓った。

15 ユダの皆がこの誓いを喜び祝った。皆が心の底から誓い、喜んで主を求めたからである。主は彼らに御自分をお示しになり、主は、周囲の者たちから彼らを守って、安らぎを与えられた。

16 更にアサ王は母マアカがアシェラの憎むべき像を造ったので、彼女を太后の位から退けた。アサはその憎むべき像を切り倒して砕き、キドロンの谷で焼き捨てた。

17 聖なる高台はイスラエルから取り除かれなかったが、アサの心はその生涯を通じて主と一つであった。

18 彼は父の聖別した物と自分の聖別した物、銀、金、祭具類を神殿に納めた。

19 アサの治世第三十五年まで戦争はなかった。

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歴代誌下 16

1 アサの治世第三十六年に、イスラエルの王バシャはユダに攻め上って来て、ラマに砦を築き、ユダの王アサの動きを封じようとした。

2 アサは主の神殿と王宮の宝物庫から銀と金を取り出し、ダマスコに座を置くアラムの王ベン・ハダドに贈って言った。

3 「わたしとあなた、わたしの父とあなたの父との間には同盟が結ばれています。わたしはここに銀と金をあなたにお届けします。イスラエルの王バシャとの同盟を直ちに破棄し、彼をわたしから離れ去らせてください。」

4 ベン・ハダドはアサ王の願いを入れ、配下の軍の長たちをイスラエルの町々に送り、イヨン、ダン、アベル・マイムおよびナフタリの町のすべての補給基地を攻略させた。

5 バシャはこれを聞くと、ラマの構築をやめ、その作業を中止した。

6 アサ王はユダの人々を総動員して、バシャがラマ構築に用いた石材と木材を運んで来させ、それを用いて、ゲバとミツパに砦を築いた。

7 そのとき、先見者ハナニがユダの王アサのもとに来て言った。「あなたはアラム王を頼みとし、あなたの神、主を頼みとしなかった。それゆえ、アラムの王の軍隊はあなたの支配を離れる。

8 クシュ人とリビア人は非常に多くの戦車と騎兵を有する大きな軍隊であったが、あなたが主を頼みとしたので、主は彼らをあなたの手に渡されたではないか。

9 主は世界中至るところを見渡され、御自分と心を一つにする者を力づけようとしておられる。この事について、あなたは愚かだった。今後、あなたには戦争が続く。」

10 アサは先見者のこの言葉を聞いて怒り、彼を獄に投じた。この事で彼に対して激しく怒ったからである。またアサはそのとき、民の中のある者たちを虐待した。

11 アサの事績は、初期のことも後期のことも、『ユダとイスラエルの列王の書』に記されている。

12 アサはその治世第三十九年に足の病にかかり、その病は極めて重かった。その病の中にあっても、彼は主を求めず、医者に頼った。

13 アサはその治世第四十一年に先祖と共に眠りにつき、死んだ。

14 彼はダビデの町に掘っておいた墓に葬られた。人々は特別な技術で混ぜ合わせた種々の香料の満ちた棺に彼を納め、また彼のために非常に大きな火をたいた。

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歴代誌下 17

ユダの王ヨシャファト

1 アサに代わってその子ヨシャファトが王となり、イスラエルに対抗して勢力を増強した。

2 彼はユダの砦の町のすべてに軍隊を配置し、ユダの地と父アサが占領したエフライムの町々に守備隊を置いた。

3 主はヨシャファトと共におられた。父祖ダビデがかつて歩んだ道を彼も歩み、バアルを求めず、

4 先祖の神を求め、その戒めに従って歩み、イスラエルの人々のようには行わなかったからである。

5 主は彼の手にある王国を固め、ユダのすべての人々はヨシャファトに貢ぎ物を贈ったので、彼は大いに富み栄えた。

6 ヨシャファトの心は主の道にとどまって高められ、彼は聖なる高台とアシェラ像をユダから取り除いた。

7 彼はその治世第三年に、高官たちベン・ハイル、オバドヤ、ゼカルヤ、ネタンエル、ミカヤを遣わして、ユダの町々で教育を行わせた。

8 彼らと共にレビ人のシェマヤ、ネタンヤ、ゼバドヤ、アサエル、シェミラモト、ヨナタン、アドニヤ、トビヤとトブ・アドニヤが遣わされ、また祭司エリシャマとヨラムがこれらのレビ人に同行した。

9 彼らは主の律法の書を携え、ユダで教育を行い、ユダのすべての町を巡って、民の教化に当たった。

10 主への恐れがユダを取り巻く地域の国々を襲い、ヨシャファトと戦いを交えるものはなかった。

11 かえってペリシテ人のもとから貢ぎ物や税としての銀がヨシャファトに届けられ、アラビア人も雄羊七千七百匹、雄山羊七千七百匹を届けた。

12 ヨシャファトはますます勢力を増し、ユダに幾つもの城砦と補給基地の町を築き、

13 ユダの町々で大きな工事を進め、エルサレムには戦士、勇士を集めた。

14 家系に従って登録された彼らの数は次のとおりである。ユダには千人隊の長たちがいたが、隊長アドナは勇士三十万を率いていた。

15 次の隊長ヨハナンは二十八万を率いていた。

16 次に、主に進んで身をささげたジクリの子アマスヤは、勇士二十万を率いていた。

17 ベニヤミンからは、勇士エルヤダが弓と小盾を携える兵士二十万を率いていた。

18 次のヨザバドは武装兵十八万を率いていた。

19 彼らは王に奉仕する者であって、このほかに王がユダ全土の砦の町々に配置した者がいた。

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