歴代誌下 28

ユダの王アハズ

1 アハズは二十歳で王となり、十六年間エルサレムで王位にあった。彼は父祖ダビデと異なり、主の目にかなう正しいことを行わなかった。

2 彼はイスラエルの王たちの道を歩み、その上バアルの神々のために像を鋳て造った。

3 主がイスラエルの人々の前から追い払われた諸国の民の忌むべき慣習に倣って、ベン・ヒノムの谷で香をたき、自分の子らに火の中を通らせた。

4 また聖なる高台、丘の上、すべての茂った木の下でいけにえをささげ、香をたいた。

5 それゆえ、その神、主はアハズをアラムの王の手に渡された。アラム軍は彼を打ち、多くの者を捕虜にしてダマスコに連れ去った。アハズはイスラエルの王の手にも渡され、大きな損害を被った。

6 レマルヤの子ペカは、ユダで一日のうちに十二万人を打ち殺した。すべて勇士であった。彼らが先祖の神、主を捨てたからである。

7 エフライムの勇者ジクリは、王子マアセヤ、侍従長アズリカムと王の代行エルカナを殺した。

8 イスラエルの人々はその兄弟の国から婦女子二十万人を捕虜とし、大量の戦利品を奪って、サマリアに運び去った。

9 ところが、その名をオデドという主の預言者がいて、サマリアに凱旋した軍隊の前に進み出て言った。「見よ、あなたたちの先祖の神、主はユダに対して怒りに燃え、彼らをあなたたちの手に渡された。あなたたちも、天に届くほどの憤りをもって彼らを殺した。

10 しかし今、あなたたちはユダとエルサレムの人々を服従させ、自分たちの男女の奴隷にしようと思っている。しかし、あなたたち自身はあなたたちの神、主によって罪に問われずに済むだろうか。

11 今、わたしの言うことを聞き、兄弟の国から連れて来た捕虜を帰しなさい。主はあなたたちに対して激しく怒っておられる。」

12 直ちにエフライム人の頭たちヨハナンの子アザルヤ、メシレモトの子ベレクヤ、シャルムの子エヒズキヤ、ハドライの子アマサは、戦いから帰って来た兵に向かって、

13 言った。「捕虜をここに連れて来てはならない。我々は主に対して咎を負っている。あなたたちは我々の罪と咎をいっそう重くしようとしている。我々の咎は既に重く、主はイスラエルに対して激しく怒っておられる。」

14 そこで兵士たちは、将軍たちとすべての会衆の前で、捕虜と戦利品を放棄した。

15 そこで前に名を挙げられた人々が立って捕虜を引き取り、裸の者があれば戦利品の中から衣服を取って着せた。彼らは捕虜に衣服を着せ、履物を与え、飲食させ、油を注ぎ、弱った者がいればろばに乗せ、彼らをしゅろの町エリコにいるその兄弟たちのもとに送り届けて、サマリアへ帰った。

16 そのころ、アハズ王は援助を求めてアッシリアの王に使者を送った。

17 再びエドム人が攻めて来てユダを撃ち、住民を捕虜にした。

18 ペリシテ人もシェフェラの町々とユダ領のネゲブに襲いかかり、ベト・シェメシュ、アヤロン、ゲデロト、ソコとその周辺の村落、ティムナとその周辺の村落、ギムゾとその周辺の村落を占領し、そこに住んだ。

19 このように主は、イスラエルの王アハズのゆえにユダを辱められた。彼がユダを堕落させ、主に甚だしく背いたからである。

20 アッシリアの王ティグラト・ピレセルはアハズを援助するどころか、攻めて来て、彼を苦しめた。

21 アハズは主の神殿、王宮、高官の家の財産を一部アッシリアの王に差し出したが、何の助けにもならなかった。

22 このアハズ王は、災難のさなかでも、なお主に背いた。

23 彼は自分を打ったダマスコの神々にいけにえをささげ、「アラムの王の神々は、王を助けている。その神々に、わたしもいけにえをささげよう。そうすればわたしも助けてくれるだろう」と言った。しかし、その神々はアハズにとっても、すべてのイスラエルにとっても、破滅をもたらすものでしかなかった。

24 アハズは神殿の祭具を集めて粉々に砕き、主の神殿の扉を閉じる一方、エルサレムのあらゆる街角に祭壇を築いた。

25 またユダの町という町にはどこにも聖なる高台を造って、他の神々に香をたき、先祖の神、主の怒りを招いた。

26 アハズの他の事績と全行動は、初期のことも後期のことも、『ユダとイスラエルの列王の書』に記されている。

27 アハズは先祖と共に眠りにつき、エルサレムの都に葬られた。しかし、その遺体はイスラエルの王の墓には入れられなかった。その子ヒゼキヤがアハズに代わって王となった。

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歴代誌下 29

ユダの王ヒゼキヤ

1 ヒゼキヤは二十五歳で王となり、二十九年間エルサレムで王位にあった。その母は名をアビヤといい、ゼカルヤの娘であった。

2 彼は、父祖ダビデが行ったように、主の目にかなう正しいことをことごとく行った。

3 その治世の第一年の第一の月に、ヒゼキヤは主の神殿の扉を開いて修理し、

4 祭司とレビ人を連れて来て、東の広場に集め、

5 言った。「レビ人よ、聞け。今、自分を聖別し、先祖の神、主の神殿を聖別せよ。聖所から汚れを取り去れ。

6 わたしたちの先祖は不忠実で、わたしたちの神、主の目に悪とされることを行った。彼らは主を捨て、主の幕屋から顔を背け、これに背を向けた。

7 また彼らは前廊の扉を閉じ、ともし火を消し、聖所でイスラエルの神に香をたくことも、焼き尽くす献げ物をささげることもしなかった。

8 主はあなたたちがその目で見たように、ユダとエルサレムに対して怒り、彼らを人々の恐れと驚きと嘲りの的とされた。

9 見よ、わたしたちの先祖はそのために剣に倒れ、息子も、娘も、妻も、捕虜にされた。

10 今わたしは、イスラエルの神、主と契約を結ぶつもりである。そうすれば、主の怒りの炎がわたしたちから離れるであろう。

11 わが子らよ、今このとき怠けていてはならない。主があなたたちをお選びになったのは、あなたたちが御前に出て主に仕え、主に仕える者として香をたくためである。」

12 そこでレビ人は立ち上がった。それはケハト一族のアマサイの子マハト、アザルヤの子ヨエル、メラリ一族のアブディの子キシュ、エハレルエルの子アザルヤ、ゲルション一族のジンマの子ヨア、ヨアの子エデン、

13 エリツァファン一族のシムリとエイエル、アサフ一族のゼカルヤとマタンヤ、

14 ヘマン一族のエヒエルとシムイ、エドトン一族のシェマヤとウジエルであった。

15 彼らは兄弟たちを集め、自分たちを聖別し、主の言葉による王の命令に従って主の神殿を清めるために来た。

16 祭司たちは主の神殿の内部に入って清め、主の聖所にある不浄のものはすべて主の神殿の庭に出し、レビ人はそれを受け取って外のキドロンの谷に運び出した。

17 第一の月の一日に、彼らは聖別を始め、その月の八日には主の前廊に達した。更に八日をかけて主の神殿を聖別し、第一の月の十六日にそれを終えた。

18 彼らはヒゼキヤ王のいるところに入って言った。「わたしたちは主の神殿をすべて清めました。焼き尽くす献げ物の祭壇とそのすべての祭具、また供え物のパンを置く聖卓とそのすべての祭具も清めました。

19 更にアハズ王がその王位にあったとき、主に背いて取り除いた祭具もすべてそろえ、清めました。御覧ください。それらは主の祭壇の前にあります。」

20 翌朝、ヒゼキヤ王は町の責任者を集めて、主の神殿に上った。

21 彼らは王家、聖所、ユダのための贖罪の献げ物として、雄牛七頭、雄羊七匹、小羊七匹、雄山羊七匹を引いて来た。王は祭司であるアロンの子らに向かって、主の祭壇の上で焼き尽くす献げ物をささげるように命じた。

22 祭司たちは牛を屠り、その血を受け取って祭壇に振りかけた。また雄羊も屠り、その血を祭壇に振りかけた。また小羊も屠り、その血を祭壇に振りかけた。

23 贖罪の献げ物にする雄山羊を王と会衆の前に引き出し、王と会衆がその上に手を置くと、

24 祭司たちはその雄山羊を屠り、すべてのイスラエルの罪の償いのためにその血を贖罪の献げ物として祭壇にささげた。焼き尽くす献げ物も贖罪の献げ物も全イスラエルのためにささげるよう、王が命じていたからである。

25 彼はダビデと王の先見者ガド、預言者ナタンの戒めに従ってシンバル、竪琴、琴を持つレビ人を神殿に配置した。この戒めは主が預言者たちによってお授けになったものである。

26 レビ人がダビデの楽器を、祭司がラッパを持って立つと、

27 ヒゼキヤは祭壇に焼き尽くす献げ物をささげるように命じた。焼き尽くす献げ物をささげ始めると、イスラエルの王ダビデの楽器の伴奏で、主の賛歌とラッパの演奏が始まった。

28 会衆は皆ひれ伏し、賛歌がうたわれ、ラッパが響き渡り、これらの事はすべて、焼き尽くす献げ物をささげ終わるまで続いた。

29 焼き尽くす献げ物をささげ終わると、王および彼と共にいた人々は皆ひざまずいて礼拝した。

30 ヒゼキヤ王と高官たちが、ダビデと先見者アサフの言葉をもって主を賛美するようにレビ人に命じたので、彼らは主を賛美して喜び祝い、ひざまずいて礼拝した。

31 ヒゼキヤは言った。「今、あなたたちは主に身をささげた。感謝の献げ物を携えて主の神殿に近づけ。」そこで会衆は感謝の献げ物を携え、また進んでささげようとする者は皆、焼き尽くす献げ物を携えて来た。

32 会衆が携えて来た焼き尽くす献げ物の数は、雄牛七十頭、雄羊百匹、小羊二百匹であった。これらはすべて焼き尽くす献げ物として主にささげられるものであった。

33 聖別された物は、牛六百頭、羊三千匹に達した。

34 ただ祭司は数が少なく、焼き尽くす献げ物全部の動物の皮をはぐことができなかった。そこで、その作業が終わるまで、あるいは他の祭司たちが自分を聖別するまで、彼らの兄弟であるレビ人が彼らを助けた。レビ人は自分を聖別することについて祭司たちよりも忠実だったからである。

35 また、多くの焼き尽くす献げ物、それに和解の献げ物の脂肪や焼き尽くす献げ物に注ぐぶどう酒もあった。こうして主の神殿における奉仕が復活した。

36 ヒゼキヤとすべての民は神が民のためにしてくださったことを喜び祝った。この事が速やかに行われたからである。

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歴代誌下 30

過越祭

1 ヒゼキヤはすべてのイスラエルとユダに使者を遣わし、またエフライムとマナセには書簡を送り、エルサレムの主の神殿に来てイスラエルの神、主のために過越祭を行うように呼びかけた。

2 王とエルサレムの高官とすべての会衆は協議し、第二の月に過越祭を行うことに決定した。

3 それは、まだ自分を聖別した祭司の数が十分でなく、民もエルサレムに集まっていなかったので、その時に過越祭を行うことができなかったからである。

4 その決定は王の目にもすべての会衆の目にも正しいと思われたので、

5 彼らはそれを実行に移し、ベエル・シェバからダンに至るまですべてのイスラエルに通知を送り、皆がエルサレムに来て、イスラエルの神、主のために過越祭を行うように呼びかけた。規定どおりにその祭りを行っている者は多くなかったからである。

6 急使は王と高官が託した書簡を持ってすべてのイスラエルとユダを巡り、王の命令どおりこう言った。「イスラエルの人々よ。アブラハム、イサク、イスラエルの神、主に立ち帰れ。そうすれば主は、アッシリアの王の手を免れて生き残った人々、あなたたちに帰ってくださる。

7 先祖の神、主に背いたあなたたちの父たちや兄弟たちのようになってはならない。あなたたちの見るとおり、主は彼らを滅ぼされた。

8 先祖のように強情になってはならない。主に服従し、とこしえに聖別された主の聖所に来て、あなたたちの神、主に仕えよ。そうすれば、主の怒りの炎もあなたたちから離れるであろう。

9 もしあなたたちが主に立ち帰るなら、あなたたちの兄弟や子供たちは、彼らを捕らえて行った者たちの憐れみを受け、この地に帰って来ることができるであろう。あなたたちの神、主は恵みと憐れみに満ちておられ、そのもとにあなたたちが立ち帰るなら、御顔を背けられることはない。」

10 急使はエフライムとマナセの地を町から町へと巡り、ゼブルンまで行ったが、人々は彼らを冷笑し、嘲った。

11 ただアシェル、マナセ、ゼブルンから、ある人々が謙虚になってエルサレムに来た。

12 また、ユダに神の御手が働いて、人々の心が一つにされ、主の言葉に従って王と高官の命令が実行に移された。

13 第二の月に、多くの民がエルサレムに集まり、除酵祭を行った。それは極めて大きな会衆となった。

14 彼らは立ち上がってエルサレムにあった祭壇を取り去り、香をたく台もすべて取り去り、キドロンの谷に投げ棄てた。

15 第二の月の十四日に、彼らは過越のいけにえを屠った。祭司とレビ人は恥じ入り、自分を聖別して、焼き尽くす献げ物を主の神殿に携えて来た。

16 こうして彼らは、神の人モーセの律法に定められているように、割り当てられた任務に就いた。祭司たちはレビ人の手から血を受け取って振りかけた。

17 会衆の中には自分を聖別していない者が多かったため、清くないすべての人に代わって、レビ人が過越のいけにえを屠る務めを果たし、清めたものを主にささげた。

18 民の大多数、エフライム、マナセ、イサカル、ゼブルンの多数の者が身を清めていなかった。それにもかかわらず、彼らは記されていることに違反して、過越のいけにえを食べたので、ヒゼキヤは彼らのために祈って言った。「恵み深い主よ、彼らをお赦しください。

19 彼らは聖所の清めの規定には従いませんでしたが、神、先祖の神、主を求めようと決意しているのです。」

20 主はヒゼキヤの祈りを聞き入れ、民をいやされた。

21 エルサレムにいるイスラエルの人々は七日間の除酵祭を行い、大いに喜び祝った。レビ人と祭司たちは、毎日主をたたえる強力な楽器を鳴らして、主を賛美した。

22 ヒゼキヤは、主への奉仕によく通じたすべてのレビ人に励ましの言葉をかけた。彼らは和解の献げ物をささげ、先祖の神に感謝しつつ七日間にわたって、祭りの食事にあずかった。

23 それから、全会衆は更に七日間祭りを行うことを決め、その七日間、祭りを喜び祝った。

24 ユダの王ヒゼキヤは雄牛千頭、羊七千匹を会衆に提供し、高官たちも雄牛千頭、羊一万匹を会衆に提供した。そこで多くの祭司が自分を聖別することになった。

25 こうして、ユダの全会衆、祭司たちとレビ人、イスラエルから来た全会衆、イスラエルの地から来た寄留者、ユダに住む者が共に喜び祝った。

26 エルサレムに大きな喜びがあった。イスラエルの王ダビデの子ソロモンの時代以来、このようなことがエルサレムで行われたことはなかった。

27 祭司たちとレビ人は立ち上がって、民を祝福した。その声は聞き届けられ、その祈りは主の聖なる住まい、天にまで達した。

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歴代誌下 31

ヒゼキヤの改革

1 このようなことがすべて終わると、そこにいたすべてのイスラエル人はユダの町々に出かけて、石柱を砕き、アシェラ像を切り倒し、聖なる高台と祭壇を破壊し、ユダ全土、ベニヤミン、エフライム、マナセからそれらを徹底的に除き去った。こうしてイスラエルの人々は皆、それぞれ自分の町、自分の所有地に帰って行った。

2 ヒゼキヤは祭司とレビ人の組分けを行い、その組ごとに、主の陣営の門の中で、祭司とレビ人がそれぞれの任務に従って焼き尽くす献げ物や和解の献げ物をささげ、感謝し、賛美しながら奉仕するように定めた。

3 王はまた焼き尽くす献げ物のために自分の財産から王の分を出し、主の律法に記されているとおり、朝夕の焼き尽くす献げ物、安息日、新月祭、およびその他の祝祭日の焼き尽くす献げ物をささげさせた。

4 更に彼はエルサレムに住む民に、祭司とレビ人の受けるべき分を提供するように命じた。これは、祭司とレビ人が主の律法のことに専念するためであった。

5 この命令が伝わると、イスラエルの人々は穀物、ぶどう酒、油、蜜など、畑のあらゆる産物の初物を大量にささげ、またあらゆる物の十分の一を大量に運んで来た。

6 ユダの町々に住むイスラエルとユダの人々も、牛と羊の十分の一と、自分たちの神、主のために聖別された物の十分の一を運んで来て、次々と積み上げた。

7 第三の月に、その積み上げが始まり、第七の月に終わった。

8 ヒゼキヤと高官たちはその積み上げを見に来て、主とその民イスラエルをたたえた。

9 ヒゼキヤが祭司とレビ人にその積み上げについて尋ねると、

10 ツァドク家の祭司長アザルヤはこう答えた。「主の神殿に献納物の奉納が始まってから私たちは食べ物に不足はなく、むしろたくさん残ってしまうほどです。主はその民を祝福してくださいました。この大量の物が残っています。」

11 ヒゼキヤは主の神殿の中に祭司室を設けるように命じたので、彼らはそうした。

12 彼らは忠実に献納物、十分の一の献げ物、および聖別された物をそこに運び入れた。レビ人の指導者コナンヤがその責任を負い、彼の兄弟シムイが補佐役となり、

13 エヒエル、アザズヤ、ナハト、アサエル、エリモト、ヨザバド、エリエル、イスマクヤ、マハト、ベナヤがヒゼキヤ王と神殿の主管アザルヤの命令によって、コナンヤとその兄弟シムイの下でそれを監督することになった。

14 東の門の門衛、レビ人イムナの子コレが神への随意の献げ物の責任を負い、主への献納物と神聖なる物を分配した。

15 彼の指揮下でエデン、ミンヤミン、イエシュア、シェマヤ、アマルヤ、シェカンヤが、祭司の町でその兄弟たちに組ごとに、老若の別なく、忠実に分配した。

16 登録された三歳以上の男子のほかに、主の神殿に入り、組ごとの任務として、日々の奉仕に当たる者すべてに分配された。

17 祭司はその家系に従って、レビ人は二十歳以上の者が、その組ごとの任務に従って登録されていた。

18 彼らの登録は、そのすべての幼児、妻、息子、娘、すなわち全会衆を含んでいた。彼らも聖別された物を忠実に取り扱うために聖別されていたからである。

19 また、彼らの町の牧草地にいる、アロンの子孫である祭司たちのためには、どの町にも指名された者がいて、祭司ならすべての男子に、レビ人なら登録されているすべての者に、その受けるべき分を分配することになっていた。

20 ヒゼキヤはユダの全土にこのように行い、自分の神、主の御前に良い事、正しい事、真実な事を行った。

21 彼は神殿における奉仕について、また律法と戒めについて、神を求めて始めたすべての事業を、心を尽くして進め、成し遂げた。

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歴代誌下 32

センナケリブの攻撃

1 ヒゼキヤがこれらの真実な事を行った後、アッシリアの王センナケリブが攻めて来た。彼はユダに侵入し、その砦の町々に対して陣を張り、町々を攻め取ろうとした。

2 ヒゼキヤは、センナケリブが来て、エルサレム攻略を目指しているのを見ると、

3 将軍や勇士たちと協議し、町の外にある泉の水をせき止めることにした。彼らは王を支持した。

4 多くの民が集まり、そのすべての泉と、この地を流れる谷川をせき止め、「アッシリアの王が来るとき、豊富な水を得させてはならない」と言った。

5 王は意欲的に、壊れた城壁を修理し、その上に塔を立て、外側にもう一つの城壁を築いた。ダビデの町のミロを堅固にし、多くの投げ槍と盾を作った。

6 王は指揮官を民の上に立て、彼らを城門の前にある広場に集めて激励して言った。

7 「強く雄々しくあれ。アッシリアの王とその全軍団を見ても、恐れてはならない。おじけてはならない。我々と共においでになる方は、敵と共にいる者より力強い。

8 敵には人の力しかないが、我々には我々の神、主がいて助けとなり、我々のために戦ってくださる。」民はユダの王ヒゼキヤの言葉に力づけられた。

9 その後、全軍を率いてラキシュを攻めていたアッシリアの王センナケリブは、エルサレムに家臣たちを遣わし、エルサレムにいるユダの王ヒゼキヤとユダのすべての人々にこう言わせた。

10 「アッシリアの王センナケリブはこう言われる。お前たちは何を頼りにして、包囲されたエルサレムにとどまっているのか。

11 ヒゼキヤは、『我々の神、主がアッシリアの王の手から救ってくださる』と言って、お前たちを唆し、飢えと渇きで死なせようとしているのではないか。

12 ヒゼキヤはユダとエルサレムに向かい、『ただ一つの祭壇の前で礼拝し、その上で犠牲を燃やして煙にせよ』と言って、彼の主の聖なる高台と祭壇を取り除いたのではなかったか。

13 お前たちは、わたしとわたしの先祖が全世界の民に行ったことを知らないのか。諸国の神々がわたしの手からその国を救い出すことができたか。

14 わたしの先祖によって滅ぼされたこれら諸国の神々のうち、どの神がわたしの手からその民を救い出すことができたか。お前たちの神は、わたしの手からお前たちを救うことができるというのか。

15 そのようにしてヒゼキヤに欺かれ、唆されてはならない。彼を信じてはならない。どの民、どの国のどの神も、わたしの手から、またわたしの先祖の手からその民を救うことができなかった。お前たちの神も、このわたしの手からお前たちを救い出すことはできない。」

16 センナケリブの家臣たちは、神なる主とその僕ヒゼキヤに向かってなお語り続けた。

17 またセンナケリブ自らイスラエルの神、主を侮る手紙を書き、主に逆らって言った。「わたしの手から自分の民を救うことのできなかった諸国の神々と同じように、ヒゼキヤの神も、わたしの手からその民を救い出すことはできない。」

18 彼らは城壁の上にいたエルサレムの民に、ユダの言葉を使って大声で呼びかけ、恐れと戸惑いを起こさせ、町を占領しようとした。

19 彼らは、エルサレムの神を、人の手の業にすぎない諸国の神々と同じように考えて語った。

20 ヒゼキヤ王と預言者、アモツの子イザヤはこの事のために祈り、天に助けを求めて叫んだ。

21 主は御使いを遣わして、アッシリアの王の陣営にいる勇士、指揮官、将軍を全滅させられた。王は面目を失って帰国し、その神の神殿に来たところ、自分の血を引く王子らによって剣にかけられ倒された。

22 こうして主は、ヒゼキヤとエルサレムの住民を、アッシリアの王センナケリブおよびあらゆる敵の手から救い、周囲の者たちから彼らを守って安らぎを与えられた。

23 多くの人々が主にささげる供え物と、ユダの王ヒゼキヤにささげる貴重な品々を携えてエルサレムに来た。それ以来、王はあらゆる国の民から仰ぎ見られるようになった。

24 そのころ、ヒゼキヤは病にかかり、死にそうになった。彼が主に祈ったので、主は彼にこたえ、しるしを与えられた。

25 しかし、ヒゼキヤは受けた恩恵にふさわしくこたえず、思い上がり、自分とユダ、エルサレムの上に怒りを招いた。

26 ヒゼキヤはエルサレムの住民と共に、思い上がりを捨ててへりくだったので、その時代に彼らが主の怒りに襲われることはなかった。

27 ヒゼキヤは極めて多くの富と誉れに恵まれ、宝物庫を造って金、銀、宝石、香料、盾、その他あらゆる宝物を納め、

28 補給基地の町を造って、穀物、ぶどう酒、油など農産物を蓄え、畜舎を造って、あらゆる種類の家畜を飼い、柵を造って、羊の群れを飼っていた。

29 町を幾つも造り、羊や牛の群れを数多く持った。神が極めて豊かな財産をお与えになったからである。

30 上の方にあるギホンの湧き水をせき止め、ダビデの町の西側に向かって流れ下るようにしたのも、このヒゼキヤであった。ヒゼキヤはそのすべての事業を成し遂げた。

31 しかし、バビロンの諸侯が、この地に起こった奇跡について調べさせるため、使節を遣わしたとき、神はヒゼキヤを試み、その心にある事を知り尽くすために、彼を捨て置かれた。

32 ヒゼキヤの他の事績および敬神の行為の数々は、『預言者、アモツの子イザヤの見た幻』と『ユダとイスラエルの列王の書』に記されている。

33 ヒゼキヤは先祖と共に眠りにつき、その遺体はダビデ一族の墓のある丘に葬られた。その死にあたってすべてのユダとエルサレムの住民が彼に敬意を表した。その子マナセがヒゼキヤに代わって王となった。

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歴代誌下 33

ユダの王マナセ

1 マナセは十二歳で王となり、五十五年間エルサレムで王位にあった。

2 彼は主がイスラエル人の前から追い払われた諸国の民の忌むべき慣習に倣い、主の目に悪とされることを行った。

3 彼は父ヒゼキヤが取り壊した聖なる高台を再建し、バアルの祭壇を築き、アシェラ像を造った。更に彼は天の万象の前にひれ伏し、これに仕えた。

4 主はかつて、「エルサレムにわたしの名をとこしえにとどめる」と言われたが、その主の神殿の中に彼は異教の祭壇を築いた。

5 彼はまた、主の神殿の二つの庭に天の万象のための祭壇を築いた。

6 彼はベン・ヒノムの谷で自分の子らに火の中を通らせ、占いやまじないを行い、魔術や口寄せ、霊媒を用いるなど、主の目に悪とされることを数々行って主の怒りを招いた。

7 彼はまた像、彫像を造り、神殿に置いた。神はその神殿について、かつてダビデとその子ソロモンにこう仰せになった。「わたしはこの神殿に、イスラエルの全部族の中から選んだエルサレムに、とこしえにわたしの名を置く。

8 もし彼らがわたしの命じるすべてのこと、モーセによるすべての律法、掟、法を行うよう努めるなら、わたしはあなたたちの先祖のものと定めたこの土地から、二度とイスラエルを移さない。」

9 マナセはユダとエルサレムの住民を惑わし、主がイスラエルの人々の前で滅ぼされた諸国の民よりも更に悪い事を行わせた。

10 主はマナセとその民に語られたが、彼らはそれに耳を貸さなかった。

11 そこで主は、アッシリアの王の将軍たちに彼らを攻めさせられた。彼らはマナセを鉤で捕らえ、一対の青銅の足枷につないでバビロンに引いて行った。

12 彼は苦悩の中で自分の神、主に願い、先祖の神の前に深くへりくだり、

13 祈り求めた。神はその祈りを聞き入れ、願いをかなえられて、再び彼をエルサレムの自分の王国に戻された。こうしてマナセは主が神であることを知った。

14 その後、彼は谷にあるギホンの西側にダビデの町の外壁を築いた。それは魚の門にまで達し、オフェルを囲んだ。壁は非常に高く築き上げられた。彼はユダのすべての砦の町に軍の長を配置した。

15 彼は異国の神々と偶像を主の神殿から取り除き、主の神殿の立つ山とエルサレムに築かせたすべての異教の祭壇も同様にして町の外に投げ捨てた。

16 そして、主の祭壇を築き、その上に和解と感謝の献げ物をささげ、ユダの人々にイスラエルの神、主に仕えるよう命じた。

17 しかし民は、彼らの神、主に対してではあるが、依然として聖なる高台でいけにえをささげていた。

18 マナセの他の事績、神にささげたその祈り、およびイスラエルの神、主の御名によって先見者たちの告げた言葉は、『イスラエルの列王の記録』に載っている。

19 彼が祈って聞き入れられたこと、彼のすべての罪や背信の行為、また、へりくだる前に聖なる高台を築き、アシェラ像と彫像を立てた場所については、『ホザイの言葉』に記されている。

20 彼は先祖と共に眠りにつき、自分の王宮に葬られた。その子アモンがマナセに代わって王となった。

ユダの王アモン

21 アモンは二十二歳で王となり、二年間エルサレムで王位にあった。

22 彼は父マナセが行ったように主の目に悪とされることを行い、父マナセが造ったすべての彫像にいけにえをささげ、それに仕えた。

23 だがアモンは、父マナセがへりくだったようには、主の御前にへりくだることなく、罪悪を積み重ねた。

24 彼の家臣たちは謀反を起こし、彼を宮殿で殺害した。

25 しかし国の民は、アモン王に対して謀反を起こしたすべての者を討ち、その子ヨシヤをアモンの代わりに王とした。

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歴代誌下 34

ユダの王ヨシヤ

1 ヨシヤは八歳で王となり、三十一年間エルサレムで王位にあった。

2 彼は主の目にかなう正しいことを行い、父祖ダビデの道を歩み、右にも左にもそれなかった。

3 その治世の第八年、彼がまだ若かったときに、父祖ダビデの神を求めることを始め、第十二年に聖なる高台、アシェラ像、彫像、鋳物の像を取り除き、ユダとエルサレムを清め始めた。

4 人々は彼の前でバアルの祭壇を壊し、彼はその上にあった香炉台を切り倒した。彼はアシェラ像をはじめ、彫像、鋳物の像を粉々に打ち砕き、これらにいけにえをささげた者たちの墓の上にまき散らした。

5 彼はまた祭司たちの骨をその祭壇の上で焼き、ユダとエルサレムを清めた。

6 マナセ、エフライム、シメオン、更にナフタリにまで及ぶ地方の町々でも、その周りの荒れた地方でも、

7 イスラエルの国中で彼は異教の祭壇やアシェラ像を取り壊し、偶像を打ち砕いて粉々にし、香炉台をすべて切り倒して、エルサレムに帰った。

8 その治世の第十八年に、その地と神殿を清めた後、王は自分の神、主の神殿を修理するため、アツァルヤの子シャファン、町の長マアセヤ、補佐官ヨアハズの子ヨアを遣わした。

9 彼らは大祭司ヒルキヤのもとへ行って、主の神殿に納められた献金を渡した。これは、門を守るレビ人がマナセとエフライム、イスラエルのすべての生き残りの者、またすべてのユダとベニヤミンおよびエルサレムの住民から集めたものであった。

10 それは主の神殿の責任を負っている工事担当者の手に託され、主の神殿で働く工事担当者は神殿を補強し、修理するためにそれを用いた。

11 それを職人や建築作業員に渡して、ユダの王たちが荒れるにまかせてきた建物のために、切り石および骨組みや梁に用いる木材を買わせた。

12 この人々は忠実に仕事をした。彼らの上にはレビ人メラリ一族のヤハトとオバドヤ、ケハト一族のゼカルヤとメシュラムが監督として任命された。レビ人の楽器の達人は皆、

13 荷役労働者の上に任命され、それぞれの仕事に携わるすべての工事担当者を指揮した。一部のレビ人は書記、官吏、門衛の役目を果たした。

14 主の神殿に寄せられた献金が取り出されている間に、祭司ヒルキヤがモーセによる主の律法の書を見つけ、

15 書記官シャファンに、「わたしは主の神殿で律法の書を見つけました」と言った。ヒルキヤがその書物をシャファンに渡したので、

16 シャファンはそれを王のもとに届け、また王に報告をした。「あなたの僕たちにゆだねられた工事はすべて進行しています。

17 彼らは主の神殿にあった献金を取り出して、監督と工事担当者の手に渡しました。」

18 更に書記官シャファンは王に、「祭司ヒルキヤがわたしに一つの書を渡しました」と告げ、王の前でその書を読み上げた。

19 王はその律法の言葉を聞くと、衣を裂いた。

20 王はヒルキヤ、シャファンの子アヒカム、ミカの子アブドン、書記官シャファン、王の家臣アサヤにこう命じた。

21 「この見つかった書の言葉について、わたしのため、イスラエルとユダに残っている者のために、主の御旨を尋ねに行け。我々の先祖が、主の言葉を守らず、この書物に記されているとおりにすべての事を行わなかったために、我々の上に注がれた主の怒りは激しいからだ。」

22 ヒルキヤと王が指名した者たちは、女預言者フルダのもとに行った。彼女はハスラの孫でトクハトの子である衣装係シャルムの妻で、エルサレムのミシュネ地区に住んでいた。彼らがその話を彼女に聞かせると、

23 彼女は答えた。「イスラエルの神、主はこう言われる。『あなたたちをわたしのもとに遣わした者に言いなさい。

24 主はこう言われる。見よ、わたしはこの所とその住民に災いをくだし、ユダの王の前で読み上げられた書に記されているすべての呪いを実現する。

25 彼らがわたしを捨て、他の神々に香をたき、自分たちの手で作ったすべてのものによってわたしを怒らせたために、わたしの怒りはこの所に向かって注がれ、消えることはない。

26 主の心を尋ねるためにあなたたちを遣わしたユダの王にこう言いなさい。あなたが聞いた言葉について、イスラエルの神、主はこう言われる。

27 あなたはこの所とその住民についての主の言葉を聞いて心を痛め、神の前にへりくだり、わたしの前にへりくだって衣を裂き、わたしの前で泣いたので、わたしはあなたの願いを聞き入れた、と主は言われる。

28 見よ、わたしはあなたを先祖の数に加える。あなたは安らかに息を引き取って墓に葬られ、わたしがこの所とその住民にくだす災いのどれも、その目で見ることはない。』」彼らはこれを王に報告した。

29 そこで王は人を遣わして、ユダとエルサレムのすべての長老を集めた。

30 王は、ユダのすべての人々、エルサレムの住民、祭司とレビ人、老いた者から若い者まで、すべての民と共に主の神殿に上り、主の神殿で見つかった契約の書のすべての言葉を彼らに読み聞かせた。

31 それから、王は自分の場所に立って主の御前で契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、魂を尽くして主の戒めと定めと掟を守り、この書に記されている契約の言葉を実行することを誓った。

32 王はエルサレムとベニヤミンにいるすべての者に誓わせた。エルサレムの住民は先祖の神、その神の契約に従って行動した。

33 ヨシヤはイスラエルの人々のすべての土地から忌むべきものを一掃し、イスラエルにいるすべての者をその神、主に仕えさせた。彼が生きている間、彼らは先祖の神、主に従う道からはずれることはなかった。

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歴代誌下 35

1 ヨシヤはエルサレムにおいて主の過越祭を祝い、第一の月の十四日に過越のいけにえを屠った。

2 彼は祭司たちを任務に就かせ、彼らを励まして主の神殿の奉仕を行わせた。

3 すべてのイスラエルの教師であり、主のために聖別されたレビ人に、王はこう言った。「イスラエルの王ダビデの子ソロモンが建てた神殿に、聖なる箱を納めよ。あなたたちはもはやそれを担う必要がない。あなたたちの神、主とその民イスラエルに奉仕せよ。

4 あなたたちはイスラエルの王ダビデの書とその子ソロモンの文書にのっとり、組分けどおりに家系ごとに準備を整え、

5 兄弟である民の家系の区分に従い、またレビ人の家系の組ごとに聖所に立て。

6 過越のいけにえを屠り、自分を聖別し、あなたたちの兄弟が、モーセを通して伝えられた主の言葉に従って祝いができるように整えよ。」

7 ヨシヤ王は民のために羊、小羊、子山羊を提供した。これらは皆、そこにいるすべての人の過越のいけにえのためであり、その数は三万匹、牛も三千頭に及んだ。これらは王の財産の中から提供された。

8 高官たちも、民と祭司、レビ人のために進んで提供した。神殿の主管ヒルキヤ、ゼカルヤ、エヒエルは過越のいけにえとして小羊二千六百匹、牛三百頭を祭司たちに与えた。

9 コナンヤ、その兄弟シェマヤとネタンエル、レビ人の指導者ハシャブヤ、エイエル、ヨザバドは、過越のいけにえとして小羊五千匹、牛五百頭をレビ人に提供した。

10 奉仕の準備は整った。王の指示に従って、祭司はその持ち場に、レビ人はその組ごとに立った。

11 彼らは過越のいけにえを屠り、祭司は血を受け取って振りかけ、レビ人はいけにえの皮をはいだ。

12 彼らは焼き尽くす献げ物とする部分を別にして、それを民の家系の区分に従って与え、モーセの書に記されているとおり主にささげさせた。牛についても同様にした。

13 彼らは定められているように、過越のいけにえを火で焼き、他の聖なる物は鍋や釜や平鍋で煮て、急いで民の全員に配った。

14 その後、彼らは自分と祭司のために準備した。アロンの子らである祭司たちは夜になるまで焼き尽くす献げ物や脂肪をささげるのに追われていたからである。レビ人は自分とアロンの子孫である祭司のために準備した。

15 アサフの一族である詠唱者たちは、ダビデおよび王の先見者アサフ、ヘマン、エドトンの指示に従って自分の持ち場につき、門衛もそれぞれの門に立っていた。兄弟であるレビ人が彼らのために準備してくれたので、彼らの中のだれも、自分の奉仕を離れる必要がなかった。

16 ヨシヤ王の指示に従って過越祭を祝い、主の祭壇に焼き尽くす献げ物をささげるために、主に対する奉仕の準備は、その日にすべて整った。

17 こうしてその時、そこにいたイスラエルの人々は過越祭を祝い、除酵祭を七日間にわたって祝った。

18 預言者サムエルの時代以来、イスラエルにおいてこのような過越祭が祝われたことはなく、ヨシヤが祭司、レビ人、そこに居合わせたすべてのユダとイスラエルの人々、およびエルサレムの住民と共に祝ったような過越祭を行った者は、イスラエルの歴代の王の中に一人もいなかった。

19 この過越祭はヨシヤ王の治世第十八年に祝われた。

20 ヨシヤが神殿を整えるために行ったこれらのすべての事の後、エジプトの王ネコがユーフラテス川の近くのカルケミシュを攻めようとして上って来た。ヨシヤはこれを迎え撃つために出陣した。

21 しかしネコは使いを送って言った。「ユダの王よ、わたしはあなたと何のかかわりがあろうか。今日攻めて来たのはあなたに対してではなく、わたしが敵とする家に対してである。神はわたしに急ぐようにと命じられた。わたしと共にいる神に逆らわずにいなさい。さもなければ、神はあなたを滅ぼされる。」

22 しかし、ヨシヤは引き返さず、攻撃のために変装して、神の口から出たネコの言葉を聞かなかった。そして彼はメギド平野の戦いに臨んだ。

23 射手たちがヨシヤ王を射た。王が家臣たちに、「傷は重い。わたしを運び出してくれ」と言ったので、

24 家臣たちは王を戦車から降ろし、王の第二の車に乗せてエルサレムに連れ帰った。王は死んで、先祖の墓に葬られた。ユダとエルサレムのすべての人々がヨシヤの死を嘆いた。

25 エレミヤはヨシヤを悼んで哀歌を作った。男女のすべての歌い手がその哀歌によってヨシヤを語り伝えるようになり、今日に至っている。それがイスラエルの定めとなり、歌は『哀歌』に記されている。

26 ヨシヤの他の事績および主の律法に忠実に従った行為の数々は、

27 初期のことも後期のことも、『イスラエルとユダの列王の書』に記されている。

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歴代誌下 36

ユダの王ヨアハズ

1 国の民はヨシヤの子ヨアハズを選び、エルサレムで父の代わりに王とした。

2 ヨアハズは二十三歳で王となり、三か月間エルサレムで王位にあった。

3 しかし、エジプトの王はエルサレムで彼を退位させ、その国には科料として銀百キカル、金一キカルを課した。

4 他方、エジプトの王はヨアハズの兄弟エルヤキムをユダとエルサレムの王とし、その名をヨヤキムと改めさせた。兄弟のヨアハズはネコに捕らえられ、エジプトに連れて行かれた。

ユダの王ヨヤキム

5 ヨヤキムは二十五歳で王となり、十一年間エルサレムで王位にあった。彼は自分の神、主の目に悪とされることを行った。

6 その彼をバビロンの王ネブカドネツァルが攻めて来て、青銅の足枷をはめ、バビロンに引いて行った。

7 ネブカドネツァルは主の神殿の祭具類もバビロンに持ち帰り、バビロンにある彼の宮殿に納めた。

8 ヨヤキムの他の事績、彼の行った数々の忌むべきことおよび彼に起こったことは、『イスラエルとユダの列王の書』に記されている。その子ヨヤキンがヨヤキムに代わって王となった。

ユダの王ヨヤキン

9 ヨヤキンは八歳で王となり、三か月と十日間エルサレムで王位にあった。彼は主の目に悪とされることを行った。

10 年が改まるころ、ネブカドネツァル王は人を遣わし、彼を主の神殿の貴重な祭具類と共にバビロンに行かせ、その兄弟ゼデキヤをユダとエルサレムの王とした。

ユダの王ゼデキヤとバビロン捕囚

11 ゼデキヤは二十一歳で王となり、十一年間エルサレムで王位にあった。

12 彼は自分の神、主の目に悪とされることを行い、主の言葉を告げる預言者エレミヤの前にへりくだらなかった。

13 彼はまた、神の名にかけて彼に誓わせたネブカドネツァル王に反逆し、強情になってその心をかたくなにし、イスラエルの神、主に立ち帰らなかった。

14 祭司長たちのすべても民と共に諸国の民のあらゆる忌むべき行いに倣って罪に罪を重ね、主が聖別されたエルサレムの神殿を汚した。

15 先祖の神、主は御自分の民と御住まいを憐れみ、繰り返し御使いを彼らに遣わされたが、

16 彼らは神の御使いを嘲笑い、その言葉を蔑み、預言者を愚弄した。それゆえ、ついにその民に向かって主の怒りが燃え上がり、もはや手の施しようがなくなった。

17 主はカルデア人の王を彼らに向かって攻め上らせられた。彼は若者たちを聖所の中で剣にかけて殺し、若者のみならず、おとめも、白髪の老人も容赦しなかった。主はすべての者を彼の手に渡された。

18 彼は神殿の大小の祭具のすべて、主の神殿の宝物も、王とその高官たちの宝物も残らずバビロンに持ち去った。

19 神殿には火が放たれ、エルサレムの城壁は崩され、宮殿はすべて灰燼に帰し、貴重な品々はことごとく破壊された。

20 剣を免れて生き残った者は捕らえられ、バビロンに連れ去られた。彼らはペルシアの王国に覇権が移るまで、バビロンの王とその王子たちの僕となった。

21 こうして主がエレミヤの口を通して告げられた言葉が実現し、この地はついに安息を取り戻した。その荒廃の全期間を通じて地は安息を得、七十年の年月が満ちた。

22 ペルシアの王キュロスの第一年のことである。主はかつてエレミヤの口を通して約束されたことを成就するため、ペルシアの王キュロスの心を動かされた。キュロスは文書にも記して、国中に次のような布告を行き渡らせた。

23 「ペルシアの王キュロスはこう言う。天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った。この主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることをわたしに命じられた。あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、上って行くがよい。神なる主がその者と共にいてくださるように。」

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エステル記(ギリシア語) A

モルデカイの夢

1 アルタクセルクセス大王の治世の第二年、ニサンの月の一日のことである。モルデカイは夢を見た。彼は、キシュ、シムイ、ヤイルと続くベニヤミン族の家系に属していた。

2 モルデカイは、首都スサに住むユダヤ人であり、王宮に仕える偉大な人物であった。

3 彼は、バビロンの王ネブカドネツァルがエルサレムからユダヤの王エコンヤと共に連れて来た捕囚の民に属していた。

4 さて、その夢とはこのようなものであった。見よ、叫びと騒ぎ、雷と地震、そして混乱が地上に起こった。

5 見よ、二頭の大きな竜が現れて互いに戦いを挑み、大きな叫び声をあげた。

6 その声を聞いてすべての国民は戦いの準備をし、義の民に戦いを挑んだ。

7 見よ、闇と暗黒の日、苦しみと憂い、虐げと大いなる混乱が地上に起こった。

8 すべての義の民はうろたえ、ふりかかる災いを恐れ、滅ぼされることを覚悟して、

9 神に助けを叫び求めた。その叫びは、小さい泉が、やがて水を豊かにたたえる大河となるように、大きくなった。

10 すると光が現れ、太陽が昇り、卑しめられている人は高められて、高貴な者を食い尽くした。

11 モルデカイは、目を覚まし、それが夢であったこと、神が何かをなさろうとしていることを知って、この夢を心にとどめ、何としてでもこの夢の意味を知りたいと思いながら、夜を迎えた。

12 さて、モルデカイは、王宮の警備に当たる王の二人の宦官ガバタとタラと共に、王宮で休んでいた。

13 彼は二人が話していることを聞きつけ、その意図を探り出し、彼らがアルタクセルクセス王暗殺の手はずを整えていることを知った。彼は二人のことを王に告げた。

14 王が二人の宦官を取り調べると、自供したので、二人は死刑に処せられた。

15 王はこの出来事を宮廷日誌に書き留めさせ、モルデカイもそのことを書き留めておいた。

16 そのことの報奨として、王はモルデカイに王宮に仕えるよう命じ、贈り物を与えた。

17 しかし、王に仕える貴族、ブガイ人ハメダタの子ハマンは、王の二人の宦官のことで、モルデカイとその民を虐待することを心に決めた。

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