エゼキエル書 41

1 彼はわたしを拝殿に連れて行った。まず、脇柱を測ると、こちら側の幅は六アンマ、あちら側の幅も六アンマであった。これが脇柱の幅である。 2 入り口の幅は十アンマ、入り口の両側の壁の幅はこちら側が五アンマ、あちら側も五アンマであった。拝殿の奥行きを測ると四十アンマ、その横幅は二十アンマであった。 3 内部に入って、次の入り口の脇柱の厚さを測ると二アンマ、その入り口自体の幅は六アンマ、入り口の両側の壁の幅はそれぞれ七アンマであった。 4 更に、拝殿の奥の面まで奥行きを測ると二十アンマ、その横幅も二十アンマであった。そして彼はわたしに、「ここが至聖所である」と言った。 5 彼が神殿の壁の厚さを測ると六アンマ、脇間の幅は四アンマで、神殿の周囲を囲んでいた。 6 脇間の上には脇間があって、三階建になっていた。各階に三十の脇間があった。神殿の壁には、周囲に突き出た所があって、脇間の支えになっていた。神殿の壁には、支えが差し込まれていないからである。 7 回廊となっている神殿の脇間は上にいくほど広くなっており、神殿は各階ごとに回廊がついている。しかも、階が上がるごとに広くなっている。地階から最上階へは中間の階を経て上っていく。 8 次にわたしは、神殿の周囲が一段と高く舗装されているのを見た。それは脇間の土台で、その高さはちょうど一竿、または六アンマであった。 9 脇間の外側の壁の厚さは五アンマであった。そして、空き地が神殿の脇間と、 10 神殿を取りまく周囲の部屋との間にあり、その横幅は二十アンマであった。 11 脇間の入り口については、一つが北へ、他の一つが南へ向いており、その間に空き地があった。この空き地は周囲にあって、その幅は五アンマであった。 12 神殿の西側にある神域に面した別殿は奥行き七十アンマ、建物の周囲の壁は厚さ五アンマ、建物の横幅は九十アンマであった。 13 神殿を測ると、奥行きは百アンマであり、神域と別殿の奥行きとその壁の厚さを合計すると百アンマであった。 14 神殿の正面は、神域に面する裏側と同じくその幅は百アンマであり、 15 神域に面し、その裏側にある別殿の横幅を測ると、その両側のテラスを含めて百アンマであった。奥の拝殿とその前の廊と、 16 敷居、明かり取りの格子窓、敷居の前の三方にある周りのテラスは、それぞれ周囲を板ではり巡らされていた。その床から窓まで、それから窓枠も板張りであった。 17 そして、入り口の上まで、また、神殿の内側と外側にも、更に周囲の壁にも内側と外側に、くまなく、 18 ケルビムとなつめやしの模様が刻まれていた。なつめやしは、ケルビムとケルビムの間にあった。ケルビムには二つの顔があって、 19 人間の顔はこちらのなつめやしに向き、獅子の顔はあちらのなつめやしに向いていた。それは神殿の周りにも刻まれていた。 20 床から入り口の鴨居の上まで、神殿の壁にはケルビムとなつめやしが刻まれていた。 21 拝殿の入り口には四つの側柱があった。聖所の前にあったのは、 22 木製の祭壇で、その高さは三アンマ、長さは二アンマであり、四隅には縁があった。その台と側面は木製であった。彼はわたしに、「これは主の前に置かれた聖卓である」と言った。 23 拝殿には、二つの扉があって、聖所にも 24 二つの扉があった。それぞれの扉は二つに折れるようになっていた。一つの扉は二枚となっており、他方の扉も二枚になっていた。 25 それらの拝殿の扉には、壁に刻まれているのと同じように、ケルビムとなつめやしが刻まれていた。廊の正面の外側には、木製の格子がついていた。 26 そして、明かり取りの格子窓と、なつめやしの模様が、廊の両側と神殿の脇間と差し掛け屋根にほどこされていた。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/EZK/41-48b2f1caf6e2757c579881e81bf36bda.mp3?version_id=1819—

エゼキエル書 42

1 それから、彼はわたしを北側の方の外庭に連れて行き、神域と別殿に対して北側にある部屋に入らせた。 2 その北側の正面の横幅は百アンマ、その奥行きは五十アンマであった。 3 内庭に向かい合って二十アンマのところに、また、外庭の敷石にも向かい合って、三段の階段状の建物があった。 4 それらの部屋の前には、幅十アンマの通路があり、内庭に沿って幅一アンマの道があった。部屋の入り口は北側にあった。 5 その最上階に並んでいる部屋は狭くなっていた。それは、テラスが建物の地階と中間の階より、より多くの場所をとっていたからである。 6 この建物は三段になっていた。そこには外庭にあるような柱がなかった。そのため、この建物は地面から地階、中間の階と順次に狭くなっていた。 7 また、外庭に通じる部屋に沿う外側には境壁があった。この長さは部屋に沿って五十アンマであった。 8 外庭に面した部屋の長さが五十アンマだからである。こうして、建物の全長は百アンマとなる。 9 これらの部屋の下の方には、東側からの入り口があって、外庭から入れるようになっていた。 10 そこから外庭の境壁が始まっていた。東側にも、神域と別殿とに沿って部屋があった。 11 その前には道があった。この部屋の形は北側の部屋と同じであり、横幅も奥行きも同じであった。また出口と、その配置、入り口もみな同じ形であった。 12 南側の部屋の入り口のうち、一つは道の角にあった。その道は丈夫な隔離壁に面しており、東から入るようになっていた。 13 彼はわたしに言った。「神域に面した北側の部屋と南側の部屋は、いずれも神聖な部屋である。この場所で、主に近づく祭司たちが最も神聖なものを食べる。またそこに、彼らは最も神聖なものを置く。それは穀物の献げ物、贖罪の献げ物、賠償の献げ物である。この場所が神聖だからである。 14 祭司たちが聖所に入ったときは、聖所からそのまま外庭へ出てはならない。務めの時に身に着けた衣服はそこに置く。なぜなら、それは神聖だからである。彼らは別の衣服に着替えて、民のいる所に近づかねばならない。」 15 彼が神殿内の測量を終わると、東に面している門からわたしを外へ連れ出し、そして、彼は周囲を測った。 16 彼が東側を測り竿で測ると、長さはその測り竿で五百アンマであった。 17 また、移動して北側を測り竿で測ると、長さは測り竿で五百アンマであった。次に転じて、 18 南側を測り竿で測ると、長さはその測り竿で五百アンマ。 19 彼が西側に転じて、測り竿で測ると、その長さはその測り竿で五百アンマであった。 20 彼は四方を測ったが、外壁は全体を囲んでおり、その長さは五百アンマ、幅も五百アンマであった。それは、聖なるものを俗なるものから区別するためであった。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/EZK/42-1dba34313f23ac827b970e07336c350f.mp3?version_id=1819—

エゼキエル書 43

主の顕現 1 それから、彼はわたしを東の方に向いている門に導いた。 2 見よ、イスラエルの神の栄光が、東の方から到来しつつあった。その音は大水のとどろきのようであり、大地はその栄光で輝いた。 3 わたしが見た幻は、このような幻であった。それは彼が町を滅ぼすために来たとき、わたしが見た幻と同じであった。その幻は、わたしがケバル川の河畔で見た幻と同じであった。わたしはひれ伏した。 4 主の栄光は、東の方に向いている門から神殿の中に入った。 5 霊はわたしを引き上げ、内庭に導いた。見よ、主の栄光が神殿を満たしていた。 6 わたしは神殿の中から語りかける声を聞いた。そのとき、かの人がわたしの傍らに立っていた。 7 彼はわたしに言った。「人の子よ、ここはわたしの王座のあるべき場所、わたしの足の裏を置くべき場所である。わたしは、ここで、イスラエルの子らの間にとこしえに住む。二度とイスラエルの家は、民も王たちも、淫行によって、あるいは王たちが死ぬとき、その死体によって、わが聖なる名を汚すことはない。 8 彼らがその敷居をわたしの敷居の脇に据え、彼らの門柱をわたしの門柱の傍らに立てたので、わたしと彼らとの間は、壁一つの隔りとなった。彼らは忌まわしいものを造って、わが聖なる名を汚したので、わたしは怒りをもって彼らを滅ぼした。 9 今、わたしのもとから、淫行と王たちの死体を遠ざけよ。そうすれば、わたしは彼らの間にとこしえに住む。 10 人の子よ、あなたはイスラエルの家にこの神殿を示しなさい。それは彼らが自分の罪を恥じ、神殿のあるべき姿を測るためである。 11 もし彼らが行ってきたすべてのことを恥じたならば、神殿の計画と施設と出入り口、そのすべての計画とすべての掟、計画と律法をすべて彼らに知らせなさい。それを彼らの目の前で書き記し、そのすべての計画と掟に従って施工させなさい。 12 以下は山の頂の神殿に関する律法である。周囲を区切られたこの領域はすべて最も神聖である。見よ、これが神殿に関する律法である。 13 祭壇の大きさをアンマで示すと、次のとおりである。ただし、これは普通のアンマに一トファを加えたものである。祭壇の土台の周囲の溝は深さ一アンマ、幅一アンマで、溝の周囲の縁取りの高さは一ゼレトである。祭壇の台座は、次のようである。 14 地下の溝から下の段までの高さは二アンマ、その幅は一アンマで、中段から上段までの高さは四アンマ、その幅は一アンマである。 15 祭壇の炉の高さは四アンマで、炉の四隅には四つの角が出ている。 16 この炉は長さ十二アンマ、幅十二アンマの正方形である。 17 これを支える中段の四辺は長さ十四アンマ、幅十四アンマである。その周囲の縁は高さ二分の一アンマ、周りの溝の幅は一アンマである。祭壇の階段は東に向いている。」 18 彼はわたしに言った。「人の子よ、主なる神はこう言われる。以下は焼き尽くす献げ物をささげ、血を注ぐ祭壇を造る時の掟である。 19 ツァドクの子孫であるレビ人の祭司だけが、わたしに仕えるためにわたしに近づくことができる、と主なる神は言われる。あなたは彼らに贖罪の献げ物である若い雄牛を与えなさい。 20 あなたはその血を取って、祭壇の四つの角と土台の四隅と周囲の縁に注ぎ、それを清め贖いなさい。 21 あなたは、贖罪の献げ物の雄牛を取って、それを聖所の外の神殿の定められた場所で焼きなさい。 22 その翌日、あなたは無傷の雄山羊を贖罪の献げ物としてささげ、それによって、雄牛で清めたように、祭壇を清めなさい。 23 あなたは、清めを完了したのち、無傷の若い雄牛と、群れの中から選んだ無傷の雄羊をささげなさい。 24 あなたは、それらを主の前にささげ、祭司たちはその上に塩をまき、焼き尽くす献げ物として主にささげる。 25 あなたは、七日の間、毎日、贖罪の献げ物の雄山羊をささげ、また若い雄牛と群れの中から選んだ無傷の雄羊を選んでささげなさい。 26 七日の間、彼らは祭壇を贖い、清めて、奉献しなければならない。 27 これらの日が終わると、八日目以後、祭司たちはあなたたちの焼き尽くす献げ物と和解の献げ物を祭壇にささげる。そして、わたしはあなたたちを受け入れる」と主なる神は言われる。 […]

エゼキエル書 44

1 それから、彼はわたしを東に面した聖所の外の門の方へ連れ戻した。門は閉じられていた。 2 主はわたしに言われた。「この門は閉じられたままにしておく。開いてはならない。だれもここを通ってはならない。イスラエルの神、主がここから入られたからである。それゆえ、閉じられたままにしておく。 3 しかし君主だけは、ここに君主として座り、主の前で食物を食べてもよい。ただし門の廊から入り、またそこから出て行かなければならない。」 祭司の務め 4 それから、彼はわたしを北の門を通って神殿の前に連れて行った。わたしが見ると、主の栄光が主の神殿を満たしていた。わたしはひれ伏した。 5 主はわたしに言われた。「人の子よ、わたしがあなたに、主の神殿に関して語るすべてのこと、そのすべての掟とすべての律法に心を留め、自分の目で見、自分の耳で聞きなさい。特に、神殿に入ってよい者と、聖所から排除すべき者すべてに注意しなさい。 6 それから、反逆する者であるイスラエルの家に向かって言いなさい。主なる神はこう言われる。イスラエルの家よ、お前たちのすべての忌まわしい行いは既に十分である。 7 お前たちは心に割礼を受けず、体にも割礼を受けていない外国人を、わたしの聖所の中に引き入れてとどまらせ、彼らにわたしの食物として脂身と血をささげさせ、わたしの神殿を汚し、すべての忌まわしい行いによってわたしの契約を破った。 8 お前たちはわたしの聖所の務めを守らず、お前たちの代わりに外国人をわたしの聖所で務めを行う者にした。 9 主なる神はこう言われる。心に割礼を受けず、体にも割礼を受けていないすべての外国人、すなわちイスラエルの子らの中に住んでいるすべての外国人は、わたしの聖所に入ってはならない。 10 レビ人は、イスラエルが迷ったとき、わたしから離れて偶像に従い迷ったので、その罪を負わねばならない。 11 彼らはわたしの聖所で奉仕するが、神殿のそれぞれの門に詰めて神殿の雑務を行う。彼らは、民のために焼き尽くす献げ物と会食の献げ物の動物を屠り、民の前で彼らに仕える。 12 彼らは民の偶像礼拝を助け、イスラエルの家のつまずきとし、罪を犯させたからである。それゆえ、わたしは手を上げて誓う、と主なる神は言われる。彼らは自分の罪を負わねばならない。 13 彼らは、祭司としてわたしに仕えるために近づくことはできない。また、最も神聖な、わたしの聖なるいかなるものにも触れることはできない。彼らは自分の犯した恥ずべきこと、忌まわしいことの責任を負わねばならない。 14 わたしは、彼らを神殿の雑務を行う者とし、神殿で行われるさまざまな仕事を与える。 15 イスラエルの子らが迷って、わたしから離れたとき、わたしの聖所の務めを守ったレビ人の祭司であるツァドクの子孫は、わたしに近づき仕えることができる。彼らはわたしの前に立って、脂肪と血をささげねばならない、と主なる神は言われる。 16 彼らはわたしの聖所に入ることができる。彼らはわたしの聖卓に近づいて、わたしに仕え、務めを行う。 17 彼らが内庭の門に入るときは、亜麻布の衣服を着なければならない。内庭の門と神殿で仕えるときは、羊毛のものを身に着けてはならない。 18 頭には亜麻布のターバンをかぶり、腰には亜麻布の短いズボンをはかねばならない。汗が出るようなものを着てはならない。 19 彼らが民のいる外庭に出て行くときは、務めを行うときに着用した衣服を脱ぎ、神聖な部屋に置き、別の衣服を着なければならない。彼らがその衣服で民に神聖さを移すことがないためである。 20 祭司は頭をそってはならない。また髪を伸ばしてはならない。頭髪はきちんと刈り込んでおかねばならない。 21 祭司はだれでも、内庭に入るとき、ぶどう酒を飲んでいてはならない。 22 彼らは、寡婦や離婚された女を妻にめとってはならない。イスラエルの家の血筋を引く処女をめとらねばならない。しかし、祭司の妻で寡婦になった者は、めとってもよい。 23 彼らは、わたしの民に聖と俗の区別を示し、また、汚れたものと清いものの区別を教えねばならない。 24 争いのあるときは、彼らが裁く者として臨み、わたしの裁きによって裁かねばならない。彼らは、わたしが定めたすべての祝祭日に、わたしの律法と掟を守らねばならない。また、わたしの安息日を聖別しなければならない。 25 祭司は、死人の出た家に入って自分の身を汚してはならない。ただし父、母、息子、娘、兄弟、および未婚の姉妹の場合は、身を汚してもよい。 26 祭司は、身を清めたのち、七日間、待たねばならない。 27 再び聖所で仕えるために、聖所の内庭に入る日には、贖罪の献げ物をささげねばならない、と主なる神は言われる。 […]

エゼキエル書 45

聖域 1 「あなたたちが、国を嗣業として割り当てるときは、土地の一部を聖なる献げ物として主にささげねばならない。その土地は、長さ二万五千アンマ、幅二万アンマであり、この領域は周囲全体にわたって聖なるものとなる。 2 このうち縦横五百アンマの正方形の区域を聖所の境内とし、その周囲に幅五十アンマの放牧地を設けねばならない。 3 あなたは、この地域から長さ二万五千アンマ、幅一万アンマを測り、そこに最も聖なる聖所を設けねばならない。 4 それは、この地の聖なる場所であって、神殿に仕える祭司たちのものとなる。彼らは主に仕えるために近づくことができる。それは、彼らの家を建てる場所であって、聖所の聖域でもある。 5 また、もう一つの長さ二万五千アンマ、幅一万アンマの地域は神殿に仕えるレビ人の所有となり、彼らの住む町となる。 6 あなたたちは、聖なる献げ物としてささげた献納地に沿って、幅五千アンマ、長さ二万五千アンマの区域を都の所有にしなければならない。これは、イスラエルの家全体のものである。 7 君主の領地は、聖なる献納地と都の所有地の両側にあって、聖なる献納地と都の所有地に隣接し、西側は西の方に、東側は東の方に広がっている。その長さは一つの部族の割り当て地の西の境から東の境に及ぶ長さに相当する。 8 これは、君主がイスラエルにおいて所有する土地である。わたしが立てた君主たちは、もはやわが民を虐げない。彼らはその他の土地をイスラエルの家とその部族にゆだねる。」 9 主なる神はこう言われる。イスラエルの君主たちよ、もう十分だ。不法と強奪をやめよ。正義と恵みの業を行い/わが民を追い立てることをやめよと/主なる神は言われる。 祭りと献げ物 10 「あなたたちは、正確な天秤、正確なエファ升、正確なバト升を用いなさい。 11 そのエファ升とバト升は、同じ量の入れ物でなければならない。一バトは一ホメルの十分の一であり、一エファは一ホメルの十分の一である。その測定はホメルによる。 12 一シェケルは二十ゲラである。二十シェケル、二十五シェケル、十五シェケルの合計が一マネである。 13 あなたたちがささげるべき献げ物の割合は、次のとおりである。小麦については、一ホメルにつき六分の一エファ。大麦については、一ホメルにつき六分の一エファ。 14 油についての掟は――油はバト升を用いる――一コルから十分の一バト。十バトは一ホメルであり、同様に十バトは一コルである。 15 また、イスラエルの牧羊地から二百匹の群れにつき羊一匹である。これらのものを穀物の献げ物、焼き尽くす献げ物、和解の献げ物としてささげ、彼らの贖いとせよ、と主なる神は言われる。 16 国のすべての民はこれらの献げ物をイスラエルの君主にもたらさねばならない。 17 そして君主は、焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、ぶどう酒の献げ物を、巡礼の祭り、新月の祭り、安息日、およびイスラエルの家に定められたすべての祝日にささげねばならない。君主は、イスラエルの家の贖いのために、贖罪の献げ物、穀物の献げ物、焼き尽くす献げ物、和解の献げ物をささげねばならない。」 18 主なる神はこう言われる。「一月一日に、あなたは無傷の雄牛の子一頭を取って、聖所を清めねばならない。 19 祭司は贖罪のいけにえの血を取って、それを神殿の門柱と祭壇の台となっている段の四隅と、内庭の門柱に塗らねばならない。 20 また、その月の七日に、あなたは、誤って罪を犯した者、また知らないで罪を犯した者のために、同じようにして神殿を清めねばならない。 21 一月十四日に、あなたたちは、過越祭を七日の間祝い、酵母を入れないパンを食べねばならない。 22 君主はこの日、自分自身のため、また、国のすべての民のために、贖罪の献げ物の雄牛をささげねばならない。 23 その祭りの七日の間、焼き尽くす献げ物として、無傷の雄牛七頭と雄羊七匹を七日の間毎日、主にささげねばならない。また、贖罪の献げ物として、雄山羊を毎日ささげねばならない。 24 更に、穀物の献げ物を雄牛一頭について一エファ、雄羊一匹について一エファささげねばならない。一エファごとに油一ヒンを添えなさい。 25 七月十五日の祭りにも、同じように七日の間、贖罪の献げ物、焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物と油をささげねばならない。」 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/EZK/45-296853a117f45cfabf4c493efc481d9d.mp3?version_id=1819—

エゼキエル書 46

1 主なる神はこう言われる。「内庭の東向きの門は、仕事をする六日の間、閉じておかねばならない。安息日には門を開く。また、新月の日にも門を開かねばならない。 2 君主は外から門の廊を通って中に入り、祭司たちが焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげている間、門柱の傍らに立っていなければならない。そして、門の敷居の所で礼拝した後、出て行く。門は夕方まで閉じてはならない。 3 国の民は、安息日と新月に、門の入り口の所で主に向かって礼拝しなければならない。 4 君主が、安息日に主にささげる焼き尽くす献げ物は、無傷の小羊六匹と無傷の雄羊一匹である。 5 また、穀物の献げ物は、雄羊一匹について麦粉一エファ、小羊については、彼が望むだけの穀物の献げ物をささげる。また、麦粉一エファについて油一ヒンを添える。 6 新月の日にささげるものは、無傷の雄牛の子一頭、そして、小羊六匹、雄羊一匹である。これらも無傷でなければならない。 7 この雄牛一頭について一エファ、雄羊一匹についても一エファの穀物をささげねばならない。そして、小羊については、そのときに可能なだけの穀物をささげねばならない。麦粉一エファについては、油一ヒンを添える。 8 君主が入るときは、門の廊を通って入り、また、そこを通って出て行かねばならない。 9 しかし国の民が、定められた祝日に主の前に入るときは、北の門を通って礼拝に来た者は、南の門を通って出て行き、南の門を通って来た者は、北の門を通って出て行かねばならない。入って来た門を通って帰ってはならない。真向かいの門から出て行かねばならない。 10 君主は彼らの間にあって、彼らが入るときに入り、彼らが出るときに出て行かねばならない。 11 巡礼の祭りと定められた祝日とに、穀物の献げ物は、雄牛一頭について麦粉一エファ、雄羊一匹について麦粉一エファ、小羊については、彼が望むだけの穀物の献げ物をささげる。また、麦粉一エファについて、油一ヒンを添える。 12 また、君主が、随意の献げ物をささげるとき、それが焼き尽くす献げ物であれ、和解の献げ物であれ、随意に主にささげようとするときは、彼のために、東に面した門を開かねばならない。そして、彼は安息日に行うように焼き尽くす献げ物、または和解の献げ物をささげることができる。彼はささげ終わると出て行く。彼が出て行った後、門は閉じられる。 13 あなたは、朝ごとに無傷の一歳の小羊一匹を、日ごとの焼き尽くす献げ物として、主にささげねばならない。朝ごとに、それをささげねばならない。 14 あなたは、朝ごとにそれに添えて穀物の献げ物をささげねばならない。すなわち、朝ごとに上等の小麦粉六分の一エファと、それに振りかける油三分の一ヒンである。これは、主にささげる穀物の献げ物であり、変わることのない永遠の掟である。 15 朝ごとに、小羊一匹と穀物の献げ物と油をささげねばならない。これは、変わることのない朝ごとの焼き尽くす献げ物である。」 16 主なる神はこう言われる。「君主が、その子のだれかに嗣業を贈与するならば、それはその子の所有地となり、それは嗣業に含まれる。 17 君主が家臣のだれかに嗣業の一部を贈与すれば、それは解放の年まで彼のものとなる。しかしその後、君主に返さねばならない。君主の嗣業を所有できるのは、その子らだけである。 18 君主は民の嗣業を取り上げてはならない。彼らの所有地を奪ってはならない。自分の所有地は自分の子らに相続させねばならない。それは、わが民の一人でも、その所有地から追い立てられることがないためである。」 19 彼はまた、門の傍らにある入り口から、北に面した祭司の聖なる部屋にわたしを連れて行った。そこには西向きの隅に一つの場所があった。 20 彼はわたしに言った。「ここは、祭司たちが賠償の献げ物と贖罪の献げ物を煮、穀物の献げ物を焼くところである。これらのものを外庭に持ち出して、神聖さを民に移すことがないためである。」 21 彼はわたしを外庭に連れ出して、庭の四隅を回らせた。庭のそれぞれの隅には、また庭があった。 22 四隅の庭は、それぞれ囲まれた庭であり、長さ四十アンマ、幅三十アンマであった。四つの庭は同じ大きさで、四隅にあった。 23 四つとも、その周囲は石壁で囲まれており、また、石垣を巡らせた煮る場所が設けられていた。 24 彼はわたしに言った。「ここは、神殿に仕える者たちが、民のささげるいけにえを煮る場所である。」 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/EZK/46-42fc66878f7f0b0dde304777bc406780.mp3?version_id=1819—

エゼキエル書 47

命の水 1 彼はわたしを神殿の入り口に連れ戻した。すると見よ、水が神殿の敷居の下から湧き上がって、東の方へ流れていた。神殿の正面は東に向いていた。水は祭壇の南側から出て神殿の南壁の下を流れていた。 2 彼はわたしを北の門から外へ回らせ、東に向かう外の門に導いた。見よ、水は南壁から流れていた。 3 その人は、手に測り縄を持って東の方に出て行き、一千アンマを測り、わたしに水の中を渡らせると、水はくるぶしまであった。 4 更に一千アンマを測って、わたしに水を渡らせると、水は膝に達した。更に、一千アンマを測って、わたしに水を渡らせると、水は腰に達した。 5 更に彼が一千アンマを測ると、もはや渡ることのできない川になり、水は増えて、泳がなければ渡ることのできない川になった。 6 彼はわたしに、「人の子よ、見ましたか」と言って、わたしを川岸へ連れ戻した。 7 わたしが戻って来ると、川岸には、こちら側にもあちら側にも、非常に多くの木が生えていた。 8 彼はわたしに言った。「これらの水は東の地域へ流れ、アラバに下り、海、すなわち汚れた海に入って行く。すると、その水はきれいになる。 9 川が流れて行く所ではどこでも、群がるすべての生き物は生き返り、魚も非常に多くなる。この水が流れる所では、水がきれいになるからである。この川が流れる所では、すべてのものが生き返る。 10 漁師たちは岸辺に立ち、エン・ゲディからエン・エグライムに至るまで、網を広げて干す所とする。そこの魚は、いろいろな種類に増え、大海の魚のように非常に多くなる。 11 しかし、その沢と沼はきれいにならず、塩を取ることができる。 12 川のほとり、その岸には、こちら側にもあちら側にも、あらゆる果樹が大きくなり、葉は枯れず、果実は絶えることなく、月ごとに実をつける。水が聖所から流れ出るからである。その果実は食用となり、葉は薬用となる。」 嗣業の割り当て 13 主なる神はこう言われる。「あなたたちが、イスラエルの十二部族に土地を嗣業として割り当てるときの境界線は、次のとおりである。ヨセフの割り当て地は二倍である。 14 あなたたちは、土地を平等に割り当てねばならない。この土地は、わたしがあなたたちの先祖に与える、と手を上げて誓ったものである。この土地は、あなたたちに嗣業として割り当てられる。 15 以下が土地の境界線である。北の端は大海からヘトロンの方へ、レボ・ハマト、ツェダド、 16 ベロタ、シブライム――それはダマスコの国境とハマトの国境の間にある――を経て、ハウランの境界線に臨むハツァル・ティコンに及ぶ。 17 こうして、境界線は海から始まり、ダマスコの国境の北にあるハツァル・エノンに至る。ハマトの国境は更に北にある。これが北の端である。 18 東の端はハウランとダマスコの間を通り、更にギレアドとイスラエルの土地の間、つまりヨルダンを経て東の海に接する地域からタマルに及ぶ。これが東の端である。 19 南の端は、南の方に向かってタマルからカデシュのメリバの泉に至り、大海に注ぐ川に及ぶ。これが南方、南の端である。 20 西の端は大海で、レボ・ハマトに向かい合った地域に及んでいる。これが西の端である。 21 あなたたちは、この土地を自分たちイスラエルの各部族に分けねばならない。 22 この土地を、あなたたち自身とあなたたちの間に滞在し、あなたたちの間で子をもうけるにいたった外国人に、くじで嗣業として割り当てねばならない。彼らをイスラエルの子らの中で同じ資格のある者として扱わねばならない。あなたたちと共に彼らにも嗣業をくじでイスラエルの部族の間に割り当てねばならない。 23 外国人には、その滞在している部族の中で嗣業を与えねばならない」と主なる神は言われる。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/EZK/47-e4ce2d0cf983feb30574dcbd4ed5727c.mp3?version_id=1819—

エゼキエル書 48

1 部族の名は次のとおりである。「北の限界は、ヘトロンの道からレボ・ハマトを経てハツァル・エナンに至る。これがダマスコとの国境である。その北側にハマトがある。その東の端から海までがダン族のものである。これが一部族。 2 ダン族の境界線に沿って、東の端から西の端までがアシェル族のものである。これが一部族。 3 アシェル族の境界線に沿って、東の端から西の端までがナフタリ族のものである。これが一部族。 4 ナフタリ族の境界線に沿って、東の端から西の端までがマナセ族のものである。これが一部族。 5 マナセ族の境界線に沿って、東の端から西の端までがエフライム族のものである。これが一部族。 6 エフライム族の境界線に沿って、東の端から西の端までがルベン族のものである。これが一部族。 7 ルベン族の境界線に沿って、東の端から西の端までがユダ族のものである。これが一部族。 8 ユダ族の境界線に沿って、東の端から西の端までは、あなたたちがささげる献納地にしなければならない。その幅は二万五千アンマで、長さは東の端から西の端に及ぶ各部族の割り当て地の長さと同じである。その中央に聖所が置かれる。 9 あなたたちが主にささげる献納地は、長さ二万五千アンマ、幅は一万アンマである。 10 祭司のものである聖なる献納地の広さは、次のとおりである。北側の長さは二万五千アンマ、西側の幅は一万アンマ、東側の幅は一万アンマ、南側の長さは二万五千アンマである。その中央に主の聖所が置かれる。 11 この聖別された土地は祭司たち、つまりツァドクの子孫である祭司のものである。彼らはイスラエルの子らが迷ったとき、レビ人たちが迷ったように迷うことなく、わたしの務めを守った。 12 彼らの献納地は、国の献納地のなかで最も神聖であり、レビ人の領地に沿っている。 13 レビ人のものは祭司の領地に沿っており、長さ二万五千アンマ、幅一万アンマである。両者を合わせた全体の長さは二万五千アンマ、幅は二万アンマである。 14 その一部でも売却したり、交換したりしてはならない。この最良の土地を譲り渡してはならない。それは主に属する聖なるものだからである。 15 幅五千アンマ、長さ二万五千アンマの残りの土地は一般用であり、居住地として、また牧草地として都に属するものである。都はその中央に置かれる。 16 都の大きさは、次のとおりである。北側は四千五百アンマ、南側も四千五百アンマ、東側も四千五百アンマ、西側も四千五百アンマである。 17 都の牧草地は北へ二百五十アンマ、南へ二百五十アンマ、東へ二百五十アンマ、西へ二百五十アンマである。 18 都の両側に残された土地は聖なる献納地に沿い、長さは東へ一万アンマ、西へ一万アンマである。それは聖なる献納地に沿っている。この土地の産物は都で働く人々の食糧になる。 19 都で働く人々は、イスラエルの全部族から出た人々でありこの土地を耕す。 20 献納地は全体で二万五千アンマ四方である。あなたたちは聖なる献納地を都の所有地と合わせてささげねばならない。 21 聖なる献納地と都の所有地の両側にある残りの土地は、君主のものである。それは献納地の二万五千アンマの長さに沿っており、そこから東の境までである。西の方も二万五千アンマの長さに沿い、そこから西の境までである。それは部族の割り当て地に沿っており、君主のものである。その中央には神殿の聖所のある聖なる献納地がある。 22 君主の所有地は、レビ族の所有地と都の所有地の両側にあって、ユダ族の境界線とベニヤミン族の境界線の間にある。それは君主のものである。 23 また残りの部族については、東の端から西の端まで、先ずベニヤミン族のものである。これが一部族。 24 次に、ベニヤミン族の境界線に沿って、東の端から西の端まで、シメオン族のものである。これが一部族。 25 次に、シメオン族の境界線に沿って、東の端から西の端まで、イサカル族のものである。これが一部族。 26 次に、イサカル族の境界線に沿って、東の端から西の端まで、ゼブルン族のものである。これが一部族。 27 次に、ゼブルン族の境界線に沿って、東の端から西の端まで、ガド族のものである。これが一部族。 28 […]