掃討作戦 1 ユディトは人々に言った。「兄弟の皆さん、どうぞ聞いてください。あなたがたはこの首を取り、城壁の上の胸壁に掛けてください。 2 夜が明けて日が昇ると同時に、おのおの武器を取り、兵士は全員町の外に出てください。そして指揮官を前に立てて、今にもアッシリア人の前線目がけて平野に下って行くかのような素振りをしてください。しかし下ってはなりません。 3 すると彼らは武具を抱えて陣営に戻り、アッシリア軍の将軍たちを起こし、皆ホロフェルネスの天幕に駆けつけるはずです。ところがホロフェルネスの姿はそこになく、アッシリア軍は恐怖にかられて、あなたがたの前から逃げ出すでしょう。 4 あなたがたはイスラエル全域の住民と共にこれを追い、敗走する彼らを討ち滅ぼすのです。 5 しかし、行動にかかる前に、アンモン人アキオルをここへ呼んで首実検をさせ、これが、イスラエルをさげすみ、彼を送りつけて我々に殺させようとした張本人であることを確かめておきましょう。」 アンモン人アキオルの改宗 6 そこで人々はオジアの家からアキオルを呼び寄せた。彼はやって来て、そこに集まっていた者の一人の手にホロフェルネスの首があるのを見るなり、うつ伏せに倒れ、気を失ってしまった。 7 人々が助け起こすと、彼はユディトの足もとにひれ伏し、彼女の顔を仰いで言った。「ユダのすべての天幕の中で、また、すべての民の間で、あなたはたたえられますように。彼らはあなたの名を聞いただけで、震え上がるでしょう。 8 この数日間にあなたがなさったことをすべて聞かせてください。」そこでユディトは、出かけた日から今こうして話しているこの時まで自分が行ったことを残らず、皆の前でアキオルに話して聞かせた。 9 その話が終わると、人々は大喚声をあげ、喜びの声を町中に響かせた。 10 アキオルは、イスラエルの神が行われたすべてのことを見て、固く神を信じるようになった。彼は割礼を受けてイスラエルの一員に加えられ、今日に至っている。 震撼するアッシリア軍の敗走 11 さて、夜が明けるとすぐ、人々はホロフェルネスの首を城壁に掛け、全員武器を取って小隊ごとに山の斜面の上に出た。 12 アッシリア人たちは彼らを見ると、伝令を送って指揮官らに知らせ、指揮官らは将軍や部隊長など軍の全指導者のもとに駆けつけた。 13 そして一同はホロフェルネスの天幕にやって来て、彼の身辺を世話していた者に言った。「我らの主君を直ちにお起こしせよ。あの奴隷どもがわざわざ自滅しにここへ攻め下って来る。」 14 バゴアスは天幕の中に入り、仕切りの垂れ幕をたたいた。彼はホロフェルネスがユディトと共に寝ているものと思い込んでいた。 15 返事がないので、垂れ幕を押し分けて寝室に入ってみると、ホロフェルネスがしかばねとなって床に転がっており、しかもそれには首がついていなかった。 16 バゴアスは叫びをあげると、泣き、うめき、絶叫して、服を引き裂いた。 17 彼はユディトが泊まっていた天幕に行ってみて、そこに彼女がいないのを確かめると人々のところに駆け戻って来て、叫んだ。 18 「あの奴隷どもに謀られた。ネブカドネツァルの王家はたった一人のヘブライ女に恥辱を受けたのだ。見てください。ホロフェルネスは地に倒れ、しかもしかばねには首がありません。」 19 これを聞いてアッシリア軍の指導者たちは服を引き裂き、心は激しく動揺した。そして彼らの泣き叫ぶ声が陣営中に響き渡った。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JDT/14-dea114234a91df69771f58fc3c149a02.mp3?version_id=1819—
Monthly Archives: September 2018
ユディト記 15
1 兵営にいた者たちは事件を知って肝をつぶした。 2 恐怖と戦慄に襲われた彼らは、他の者には目もくれず、平地といわず山地といわず、いちもくさんに逃げ出した。 3 ベトリアの周囲の山に陣を敷いていた者たちも逃げ出した。そこで、イスラエル人は、全兵士が一斉に彼らに襲いかかった。 イスラエル人の追撃と勝利 4 オジアはベトメスタイム、コバイ、コラおよびイスラエル全土に使者を送って事件の経緯を知らせ、皆で敵に追い打ちをかけてこれを全滅させるようにと言わせた。 5 この指令を受けたイスラエル人は皆、心を一つにして敵に襲いかかり、コバまで追って彼らを討ち滅ぼした。敵の陣営に起こったことを伝え聞いて、エルサレムから、また山地の至るところから人々が駆けつけた。ギレアドとガリラヤの住民は側面から攻撃して敵に大きな打撃を与え、ダマスコとの境まで追って行った。 6 一方、ベトリアに残った住民たちは、アッシリア軍の陣営を襲って略奪し、多くの富を得た。 7 また追討から帰ったイスラエル人たちも残りをわが物とした。戦利品はおびただしく、山地や平野の村や里も多くのものを手に入れた。 ユディトへの公式謝意 8 大祭司ヨアキムと、エルサレムに住んでいたイスラエルの長老会議の議員たちは、主がイスラエルのために行われた恵みの業を目で確かめ、ユディトに会って喜びを述べようとやって来た。 9 ユディトのところへ来ると、彼らは皆心を一つにし、彼女を祝福して言った。「あなたはエルサレムの栄光、/イスラエルの大いなる誉れ、/我らの民の偉大なる誇り。 10 あなたはその手ですべてを成し遂げ、/イスラエルのためにすばらしい業を行い、/神はこれを喜ばれた。全能の主が、とこしえに/あなたを祝福されますように。」人々は皆、「そのとおりです」と答えた。 11 三十日間にわたって人々は総出で陣営から戦利品を奪い取り、その中からホロフェルネスの天幕とすべての銀の器、寝台と浴槽など家財一式をユディトに贈った。彼女はそれらを受け取るとらばの背に載せ、また荷車を用意してその上にも積み上げた。 エルサレムへの勝利の行進とユディトの賛歌 12 イスラエルの女たちは皆、ユディトを見ようと走って来て祝福の言葉をかけ、中には彼女を囲んで踊りだす者もあった。ユディトはテュルソスの枝を腕に抱えて、そこにいる女たちに配った。 13 ユディトも女たちも、オリーブの枝で冠を編んでかぶり、ユディトは踊るすべての女たちを率いて人々の先頭を進んだ。イスラエルの男たちも皆、武装したままで、冠をかぶり、賛歌をうたいつつ後に従った。 14 ユディトがイスラエルのすべての民の前でこの感謝の歌をうたい始めると、人々はこぞって声高らかにこの賛歌をうたった。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JDT/15-a61a78555258331ef603f471f2f607aa.mp3?version_id=1819—
ユディト記 16
1 ユディトは歌った。「タンバリンに合わせて神をたたえ、/シンバルに合わせて主に歌え。詩と賛美を主にささげ、/主をあがめて御名を呼び求めよ。 2 神よ、あなたは『戦をたたかう主』/攻め寄る者の手からわたしを救い出し、/御自分の陣営、御民の中に迎え入れてくださった。 3 かのアッシリア人は北の山から来た。幾万の軍勢を率いてやって来た。兵士の群れは川をせき止め、/軍馬は丘々を覆った。 4 彼は、わが国土を焼き払い、/若者を剣にかけて殺し、/乳飲み子を地にたたきつけ、/幼子を戦利品として分配し、/おとめを略奪する、と公言した。 5 しかし、全能の主は/女の腕をもって彼らを退けられた。 6 かの力ある者が倒れたのは/壮者によるのではない。タイタンが彼を打ったのでも、/巨人族が襲ったのでもない。メラリの娘ユディトが/その容姿の美しさによって彼の力を奪ったのだ。 7 苦境にあるイスラエルの民を栄光に導くため、/彼女はやもめの服を脱いだ。顔には香油を塗り、 8 髪を整えて髪飾りで押さえ、/亜麻布の衣をまとって彼の目を欺いた。 9 彼女のサンダルは彼の目を引き付け、/彼女の美しさは彼の魂をとりこにし、/短剣が彼の首を貫いた。 10 ペルシア人は彼女の大胆さに震え、/メディア人も彼女の不敵さにおののいた。 11 そのとき、わが虐げられた民は喚声をあげた。わが無力な民が雄たけびをあげると/敵は慌てふためき、/大声をあげると、逃げ惑った。 12 若い母親の子らにさえ小突き回され、/逃亡奴隷の子らのように痛めつけられ、/わが神なる主の軍団の前に滅び去った。 13 わたしは神に向かって新しい賛歌をうたおう。主よ、あなたは偉大で栄光に輝き、/その力は驚嘆すべく、敗れることを知らない。 14 すべての被造物はあなたに従うべきもの。あなたが命じられると、それが生じ、/あなたが霊を送られると、/それが形づくられたから。だれも御声に逆らえる者はいない。 15 山は海とともにその根底から揺れ動き、/岩も御前では蝋のように熔ける。しかし、あなたを畏れる者に/あなたは慈しみを注がれる。 16 かぐわしい香りのためのどんないけにえも/あなたにとっては小さなこと、/焼き尽くす献げ物の脂肪さえも/すべて無に等しい。ただ、主を畏れるその人こそ、常に偉大である。 17 わが民に逆らって立つ国は不幸である。全能の主は、裁きの日に彼らを罰して/その体に火と蛆とを与え、/彼らは痛みのため、永遠に泣くことになる。」 18 一行はエルサレムに入ったとき、神を礼拝した。そして清めを済ませると、焼き尽くす献げ物と随意の献げ物と奉納物をささげた。 19 ユディトは、人々から贈られたホロフェルネスの家財一式を納め、彼女自身がホロフェルネスの寝室から持ち帰った天蓋の垂れ絹は、触れてはならぬものとして、神に奉納した。 20 人々は三か月間エルサレムにとどまり、神殿の前で喜び祝った。ユディトも一緒にとどまった。 結び――ユディトの祝福された晩年―― 21 その後、皆それぞれ先祖から受け継いだ地に帰った。ユディトもベトリアに帰り、自分の財産を立派に管理した。彼女の名声は時がたつにつれて世界中に広まった。 22 多くの男たちが彼女に思いを寄せたが、彼女は夫マナセが死んで民の一人として葬られて以来、その一生の間、だれ一人男に身を任せることはなかった。 23 彼女は夫の家を離れることなく多くの年月を重ね、百五歳の高齢となった。彼女は侍女を自由の身にした後、ベトリアで亡くなった。彼女は夫マナセの墓に葬られ、 24 イスラエルは七日間、彼女のため喪に服した。財産は、彼女が死ぬ前に、夫マナセの身寄りの者皆と自分の親族の身寄りの者に分け与えてあった。 25 ユディトが生きていた間、またその死後も長い間、イスラエル人を脅かす者はだれも現れなかった。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/JDT/16-f80175d1e005d1daea7c24181730ed65.mp3?version_id=1819—
マラキ書 1
1 託宣。マラキによってイスラエルに臨んだ主の言葉。 イスラエルとエドム 2 わたしはあなたたちを愛してきたと/主は言われる。しかし、あなたたちは言う/どのように愛を示してくださったのか、と。エサウはヤコブの兄ではないかと/主は言われる。しかし、わたしはヤコブを愛し 3 エサウを憎んだ。わたしは彼の山を荒廃させ/彼の嗣業を荒れ野のジャッカルのものとした。 4 たとえエドムが、我々は打ちのめされたが/廃虚を建て直す、と言っても/万軍の主はこう言われる/たとえ、彼らが建て直しても/わたしはそれを破壊する、と。人々はそれを悪の領域と呼び/とこしえに、主の怒りを受けた民と呼ぶ。 5 あなたたちは、自分の目で見/はっきりと言うべきである/主はイスラエルの境を越えて/大いなる方である、と。 正しい礼拝 6 子は父を、僕は主人を敬うものだ。しかし、わたしが父であるなら/わたしに対する尊敬はどこにあるのか。わたしが主人であるなら/わたしに対する畏れはどこにあるのかと/万軍の主はあなたたちに言われる。わたしの名を軽んずる祭司たちよ/あなたたちは言う/我々はどのようにして御名を軽んじましたか、と。 7 あなたたちは、わたしの祭壇に/汚れたパンをささげておきながら/我々はどのようにして/あなたを汚しましたか、と言う。しかも、あなたたちは/主の食卓は軽んじられてもよい、と言う。 8 あなたたちが目のつぶれた動物を/いけにえとしてささげても、悪ではないのか。足が傷ついたり、病気である動物をささげても/悪ではないのか。それを総督に献上してみよ。彼はあなたを喜び、受け入れるだろうかと/万軍の主は言われる。 9 今、神が恵みを与えられるよう/ひたすら神に赦しを願うがよい。これは、あなたたちが自ら行ったことだ。神はあなたたちの誰かを/受け入れてくださるだろうかと/万軍の主は言われる。 10 あなたたちのうち誰か、わが祭壇に/いたずらに火が点じられることがないよう/戸を閉じる者はいないのか。わたしはあなたたちを喜ぶことはできないと/万軍の主は言われる。わたしは献げ物をあなたたちの手から/受け入れはしない。 11 日の出る所から日の入る所まで、諸国の間でわが名はあがめられ、至るところでわが名のために香がたかれ、清い献げ物がささげられている。わが名は諸国の間であがめられているからだ、と万軍の主は言われる。 12 それなのに、あなたたちは主の食卓は汚されてもよい、その食卓の果実は食物として軽んじられてもよいと言って、御名を冒涜している。 13 また、なんと煩わしいことかと言って、わたしをさげすんでいる、と万軍の主は言われる。あなたたちが盗んできた動物、足の傷ついた動物、病気の動物などを献げ物として携えてきているのに、わたしはあなたたちの手からそれを快く受け入れうるだろうか、と主は言われる。 14 群れの中に傷のない雄の動物を持っており、それをささげると誓いながら、傷のあるものを主にささげる偽り者は呪われよ。わたしは大いなる王で、わたしの名は諸国の間で畏れられている、と万軍の主は言われる。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/MAL/1-22e41bdc9c7e7dad7034c22c26cfa574.mp3?version_id=1819—
マラキ書 2
祭司への警告 1 祭司たちよ、今あなたたちにこの命令が下される。 2 もし、あなたたちがこれを聞かず、心に留めず、わたしの名に栄光を帰さないなら、と万軍の主は言われる。わたしはあなたたちに呪いを送り、祝福を呪いに変える。いや既に呪いに変えてしまった。これを心に留める者があなたたちの間に一人もいなかったからだ。 3 見よ、わたしはあなたたちの子孫を脅かし/あなたたちの顔に汚物を浴びせる。それは祭りの犠牲の捨てられたものだ。あなたたちは、その上に投げ捨てられる。 4 そのとき、あなたたちは知るようになる。わたしがこの命令を下したのは/レビと結んだわが契約を/保つためであったことをと/万軍の主が言われた。 5 レビと結んだわが契約は命と平和のためであり/わたしはそれらを彼に与えた。それは畏れをもたらす契約であり/彼はわたしを畏れ、わが名のゆえにおののいた。 6 真理の教えが彼の口にあり/その唇に偽りは見いだされなかった。彼は平和と正しさのうちに、わたしと共に歩み/多くの人々を罪から立ち帰らせた。 7 祭司の唇は知識を守り/人々は彼の口から教えを求める。彼こそ万軍の主の使者である。 8 だが、あなたたちは道を踏みはずし/教えによって多くの人をつまずかせ/レビとの契約を破棄してしまったと/万軍の主は言われる。 9 わたしも、あなたたちを/民のすべてに軽んじられる価値なき者とした。あなたたちがわたしの道を守らず/人を偏り見つつ教えたからだ。 若いときの妻に対する背信 10 我々は皆、唯一の父を持っているではないか。我々を創造されたのは唯一の神ではないか。なぜ、兄弟が互いに裏切り/我々の先祖の契約を汚すのか。 11 ユダは裏切り/イスラエルとエルサレムでは/忌まわしいことが行われている。まことに、ユダは主が慈しんでおられる聖なるものを汚し、異教の神を信じる娘をめとっている。 12 主よ、このようなことを行う者を、家族もろともヤコブの天幕から絶ち滅ぼしてください。たとえ彼が万軍の主に献げ物をささげたとしても。 13 同様に、あなたたちはこんなことをしている。泣きながら、叫びながら/涙をもって主の祭壇を覆っている。もはや、献げ物が見向きもされず/あなたたちの手から受け入れられないからだ。 14 あなたたちは、なぜかと問うている。それは、主があなたとあなたの若いときの妻との証人となられたのに、あなたが妻を裏切ったからだ。彼女こそ、あなたの伴侶、あなたと契約をした妻である。 15 主は、霊と肉を持つひとつのものを造られたではないか。そのひとつのものが求めるのは、神の民の子孫ではないか。あなたたちは、自分の霊に気をつけるがよい。あなたの若いときの妻を裏切ってはならない。 16 わたしは離婚を憎むと/イスラエルの神、主は言われる。離婚する人は、不法でその上着を覆っていると/万軍の主は言われる。あなたたちは自分の霊に気をつけるがよい。あなたたちは裏切ってはならない。 審判の日の到来 17 あなたたちは、自分の語る言葉によって/主を疲れさせている。それなのに、あなたたちは言う/どのように疲れさせたのですか、と。あなたたちが/悪を行う者はすべて、主の目に良しとされるとか/主は彼らを喜ばれるとか/裁きの神はどこにおられるのか、などと/言うことによってである。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/MAL/2-b5255f79efb5c9387cf159aa9c8b9816.mp3?version_id=1819—
マラキ書 3
1 見よ、わたしは使者を送る。彼はわが前に道を備える。あなたたちが待望している主は/突如、その聖所に来られる。あなたたちが喜びとしている契約の使者/見よ、彼が来る、と万軍の主は言われる。 2 だが、彼の来る日に誰が身を支えうるか。彼の現れるとき、誰が耐えうるか。彼は精錬する者の火、洗う者の灰汁のようだ。 3 彼は精錬する者、銀を清める者として座し/レビの子らを清め/金や銀のように彼らの汚れを除く。彼らが主に献げ物を/正しくささげる者となるためである。 4 そのとき、ユダとエルサレムの献げ物は/遠い昔の日々に/過ぎ去った年月にそうであったように/主にとって好ましいものとなる。 5 裁きのために、わたしはあなたたちに近づき/直ちに告発する。呪術を行う者、姦淫する者、偽って誓う者/雇い人の賃金を不正に奪う者/寡婦、孤児、寄留者を苦しめる者/わたしを畏れぬ者らを、と万軍の主は言われる。 悔い改めの勧告 6 まことに、主であるわたしは変わることがない。あなたたちヤコブの子らにも終わりはない。 7 あなたたちは先祖の時代から/わたしの掟を離れ、それを守らなかった。立ち帰れ、わたしに。そうすれば、わたしもあなたたちに立ち帰ると/万軍の主は言われる。しかし、あなたたちは言う/どのように立ち帰ればよいのか、と。 8 人は神を偽りうるか。あなたたちはわたしを偽っていながら/どのようにあなたを偽っていますか、と言う。それは、十分の一の献げ物と/献納物においてである。 9 あなたたちは、甚だしく呪われる。あなたたちは民全体で、わたしを偽っている。 10 十分の一の献げ物をすべて倉に運び/わたしの家に食物があるようにせよ。これによって、わたしを試してみよと/万軍の主は言われる。必ず、わたしはあなたたちのために/天の窓を開き/祝福を限りなく注ぐであろう。 11 また、わたしはあなたたちのために/食い荒らすいなごを滅ぼして/あなたたちの土地の作物が荒らされず/畑のぶどうが不作とならぬようにすると/万軍の主は言われる。 12 諸国の民は皆、あなたたちを幸せな者と呼ぶ。あなたたちが喜びの国となるからだと/万軍の主は言われる。 正しい者と神に逆らう者 13 あなたたちは、わたしに/ひどい言葉を語っている、と主は言われる。ところが、あなたたちは言う/どんなことをあなたに言いましたか、と。 14 あなたたちは言っている。「神に仕えることはむなしい。たとえ、その戒めを守っても/万軍の主の御前を/喪に服している人のように歩いても/何の益があろうか。 15 むしろ、我々は高慢な者を幸いと呼ぼう。彼らは悪事を行っても栄え/神を試みても罰を免れているからだ。」 16 そのとき、主を畏れ敬う者たちが互いに語り合った。主は耳を傾けて聞かれた。神の御前には、主を畏れ、その御名を思う者のために記録の書が書き記された。 17 わたしが備えているその日に/彼らはわたしにとって宝となると/万軍の主は言われる。人が自分に仕える子を憐れむように/わたしは彼らを憐れむ。 18 そのとき、あなたたちはもう一度/正しい人と神に逆らう人/神に仕える者と仕えない者との/区別を見るであろう。 主の日 19 見よ、その日が来る/炉のように燃える日が。高慢な者、悪を行う者は/すべてわらのようになる。到来するその日は、と万軍の主は言われる。彼らを燃え上がらせ、根も枝も残さない。 20 しかし、わが名を畏れ敬うあなたたちには/義の太陽が昇る。その翼にはいやす力がある。あなたたちは牛舎の子牛のように/躍り出て跳び回る。 21 わたしが備えているその日に/あなたたちは神に逆らう者を踏みつける。彼らは足の下で灰になる、と万軍の主は言われる。 22 わが僕モーセの教えを思い起こせ。わたしは彼に、全イスラエルのため/ホレブで掟と定めを命じておいた。 23 見よ、わたしは/大いなる恐るべき主の日が来る前に/預言者エリヤをあなたたちに遣わす。 24 彼は父の心を子に/子の心を父に向けさせる。わたしが来て、破滅をもって/この地を撃つことがないように。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/MAL/3-c854dde338532c14df1b9dddfcf09176.mp3?version_id=1819—
ゼカリヤ書 1
1 ダレイオスの第二年八月に、イドの孫でベレクヤの子である預言者ゼカリヤに主の言葉が臨んだ。 2 「主はあなたたちの先祖に向かって激しく怒られた。 3 あなたは彼らに言いなさい。万軍の主はこう言われる。わたしに立ち帰れ、と万軍の主は言われる。そうすれば、わたしもあなたたちのもとに/立ち帰る、と万軍の主は言われる。 4 あなたたちは先祖のようであってはならない。先の預言者たちは彼らに、『万軍の主はこう言われる。悪の道と悪い行いを離れて、立ち帰れ』と呼びかけた。しかし、彼らはわたしに聞き従わず、耳を傾けなかった、と主は言われる。 5 その先祖たちは、今どこにいるか。預言者たちは永遠に生きているだろうか。 6 だが、わたしが僕である預言者たちに/命じた言葉と掟は/先祖たちに届かなかったろうか。彼らは立ち帰って言った。『万軍の主は、わたしたちの歩んだ道と行った業に従って、わたしたちを扱おうと思い定められ、そのようにされた。』」 第一の幻 7 ダレイオスの第二年十一月、シェバトの月の二十四日に、イドの孫でベレクヤの子である預言者ゼカリヤに主の言葉が臨んだ。 8 「その夜、わたしは見た。ひとりの人が赤毛の馬に乗って、谷底のミルトスの林の中に立っているではないか。その後ろには、赤毛の馬、栗毛の馬、白い馬がいた。 9 わたしが、『わが主よ、これは何ですか』と尋ねると、ひとりの御使いがわたしに語りかけ、『それが何なのか、教えよう』と言った。 10 すると、ミルトスの林の中に立っている人が答えて、『これらは地上を巡回させるため、主がお遣わしになったものだ』と言った。 11 彼らはミルトスの林の中に立っている主の御使いに向かって答えた。『わたしたちは地上を巡回して来ました。地上の人々はすべて安らかに暮らしています。』 12 それに答えて、主の御使いは言った。『万軍の主よ、いつまでエルサレムとユダの町々を憐れんでくださらないのですか。あなたの怒りは七十年も続いています。』 13 わたしに語りかけた御使いに、主は優しい言葉、慰めの言葉をもって答えられた。 14 わたしに語りかけた御使いはわたしに言った。『呼びかけて言え、万軍の主はこう言われる。わたしはエルサレムとシオンに/激しい情熱を傾け 15 安穏にしている諸国の民に対して激しく怒る。わたしはわずかに怒っただけだが/彼らはそれに乗じて災いをもたらした。 16 それゆえ、主はこう言われる。わたしは憐れみをもってエルサレムに帰り/わが家をそこに建て直させると/万軍の主はこう言われる。エルサレムには、測り縄が張られる。 17 再び、呼びかけて言え。万軍の主はこう言われる。わたしの町々は再び恵みで溢れ/主はシオンを再び慰め/エルサレムを再び選ばれる。』」 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/ZEC/1-8b76f945892ed934c5f2e8b9025b9f96.mp3?version_id=1819—
ゼカリヤ書 2
第二の幻 1 わたしが目を留めて見ると、四本の角があるではないか。 2 わたしに語りかけた御使いに、「これは何ですか」と尋ねると、彼は、「それはユダ、イスラエル、エルサレムをちりぢりにした角である」と答えた。 3 更に主はわたしに四人の鉄工を示された。 4 「彼らは何をするために来るのですか」と尋ねると、「これらの角は、だれも頭を上げる者がないほどに、ユダをちりぢりにしたものである。また、これらの人々は、ユダをちりぢりにするために、ユダの地に角を振り上げ、彼らを震え上がらせた国々の角を切り倒すために来るのだ」と言われた。 第三の幻 5 わたしが目を留めて見ると、ひとりの人が測り縄を手にしているではないか。 6 「あなたはどこに行かれるのですか」と尋ねると、彼はわたしに、「エルサレムを測り、その幅と長さを調べるためです」と答えた。 7 わたしに語りかけた御使いが出て行くと、別の御使いが出て来て迎え、 8 彼に言った。「あの若者のもとに走り寄って告げよ。エルサレムは人と家畜に溢れ/城壁のない開かれた所となる。 9 わたし自身が町を囲む火の城壁となると/主は言われる。わたしはその中にあって栄光となる。 10 急いで、北の国から逃れよと/主は言われる。天の四方の風のように/かつて、わたしはお前たちを吹き散らしたと/主は言われる。 11 シオンよ、逃げ去れ/バビロンの娘となって住み着いた者よ。 12 栄光によってわたしを遣わされた、万軍の主が/あなたたちを略奪した国々に、こう言われる。あなたたちに触れる者は/わたしの目の瞳に触れる者だ。 13 わたしは彼らに向かって手を振り上げ/彼らが自分自身の僕に奪われるようにする。こうして、あなたたちは万軍の主がわたしを/遣わされたことを知るようになる。 14 娘シオンよ、声をあげて喜べ。わたしは来て/あなたのただ中に住まう、と主は言われる。 15 その日、多くの国々は主に帰依して/わたしの民となり/わたしはあなたのただ中に住まう。こうして、あなたは万軍の主がわたしを/あなたに遣わされたことを知るようになる。 16 主は聖なる地の領地として/ユダを譲り受け/エルサレムを再び選ばれる。 17 すべて肉なる者よ、主の御前に黙せ。主はその聖なる住まいから立ち上がられる。」 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/ZEC/2-4555c59f3ec9757044dc3c6769509b90.mp3?version_id=1819—
ゼカリヤ書 3
第四の幻 1 主は、主の御使いの前に立つ大祭司ヨシュアと、その右に立って彼を訴えようとしているサタンをわたしに示された。 2 主の御使いはサタンに言った。「サタンよ、主はお前を責められる。エルサレムを選ばれた主はお前を責められる。ここにあるのは火の中から取り出された燃えさしではないか。」 3 ヨシュアは汚れた衣を着て、御使いの前に立っていた。 4 御使いは自分に仕えている者たちに向かって言った。「彼の汚れた衣を脱がせてやりなさい。」また、御使いはヨシュアに言った。「わたしはお前の罪を取り去った。晴れ着を着せてもらいなさい。」 5 また、御使いは言った。「この人の頭に清いかぶり物をかぶせなさい。」彼らはヨシュアの頭に清いかぶり物をかぶせ、晴れ着を着せた。主の御使いは立ち続けていた。 6 主の御使いはヨシュアに証言して言った。 7 「万軍の主はこう言われる。もしあなたがわたしの道を歩み/わたしの務めを守るなら/あなたはわたしの家を治め/わたしの庭を守る者となる。わたしはあなたがここで仕える者らの/間に歩むことを許す。 8 大祭司ヨシュアよ/あなたの前に座す同僚たちと共に聞け。あなたたちはしるしとなるべき人々である。わたしは、今や若枝であるわが僕を来させる。 9 ここに石がある。これはわたしがヨシュアの前に差し出すものだ。この一つの石に七つの目がある。わたしはそこに碑文を刻む、と万軍の主は言われる。そして、一日のうちにこの地の罪を取り除く。 10 その日には、と万軍の主は言われる。あなたたちは互いに呼びかけて/ぶどうといちじくの木陰に招き合う。」 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/ZEC/3-43058bd0beee9a9986e56efb6d7378b1.mp3?version_id=1819—
ゼカリヤ書 4
第五の幻 1 わたしに語りかけた御使いが戻って来て、わたしを起こした。わたしは眠りから揺り起こされた者のようであった。 2 彼はわたしに、「何を見ていたのか」と尋ねたので、わたしは答えた。「わたしが見ていたのは、すべてが金でできた燭台で、頭部には容器が置かれていました。その上に七つのともし火皿が付けられており、頭部に置かれているともし火皿には七つの管が付いていました。 3 その傍らに二本のオリーブの木があり、一つは容器の右に、一つは左に立っていました。」 4 わたしは言葉をついで、わたしに語りかけた御使いに言った。「主よ、これは何でしょうか。」 5 わたしに語りかけた御使いは答えて、「これが何か分からないのか」と言ったので、わたしが「主よ、分かりません」と言うと、 6 彼は答えて、わたしに言った。「これがゼルバベルに向けられた主の言葉である。武力によらず、権力によらず/ただわが霊によって、と万軍の主は言われる。 7 大いなる山よ、お前は何者か/ゼルバベルの前では平らにされる。彼が親石を取り出せば/見事、見事と叫びがあがる。」 8 また主の言葉がわたしに臨んだ。 9 「ゼルバベルの手がこの家の基を据えた。彼自身の手がそれを完成するであろう。こうして、あなたは万軍の主がわたしを/あなたたちに遣わされたことを知るようになる。 10 誰が初めのささやかな日をさげすむのか。ゼルバベルの手にある選び抜かれた石を見て/喜び祝うべきである。その七つのものは、地上をくまなく見回る主の御目である。」 11 わたしは言葉をついで御使いに尋ねた。「燭台の右と左にある、これら二本のオリーブの木は何ですか。」 12 わたしは重ねて彼に尋ねた。「その二本のオリーブの木の枝先は何ですか。それは二本の金の管によって、そこから油を注ぎ出しています。」 13 彼がわたしに、「これが何か分からないのか」と言ったので、わたしは「主よ、分かりません」と答えると、 14 彼は、「これは全地の主の御前に立つ、二人の油注がれた人たちである」と言った。 —https://cdn-youversionapi.global.ssl.fastly.net/audio-bible-youversionapi/531/32k/ZEC/4-6c0aae01b9f92f9cf5b1009190b3c7d5.mp3?version_id=1819—